2012-11-25

東京・吉祥寺前進座劇場にて、永山たかし主演の舞台版『殿といっしょ』が公演中。原作は大羽快による人気4コマ漫画。

織田信長役永山たかし

ドラマCD化やアニメ化を経て、ついに待望の舞台化となる。“ボケ”の殿と“ツッコミ”の部下たちによる戦国ギャグ漫画で、信長が放火マニアだったり、秀吉(藤吉郎)がお笑い大好きだったりと、設定からギャグ要素満載。同じく漫画原作の舞台『弱虫ペダル』の脚本も記憶に新しいなるせゆうせいが、脚本･演出を担当することでも注目を集めている。

木下藤吉郎(豊臣秀吉)役林明寛

気になる男性キャストたちが多数出演することも魅力だ。名だたる戦国武将には、放火マニアの信長役で主演する永山をはじめ、“猿”というあだ名そのものにキャッキャと笑い回る木下藤吉郎役に林明寛。周りに振り回されて苦悩する明智光秀に前内孝文。さまざまにコレクションした眼帯に愛を注ぐ伊達政宗に宮崎秋人。ほかにも、気が小さいゆえに八方美人に立ち回ろうと必死な浅井長政を紅葉美緒が、武田信玄を妙に愛する上杉謙信を浅倉一男が演じるなど、多数のキャストがきらびやかな衣装をまとって舞台を駆け巡り、踊り、笑わせてくれる。

明智光秀役前内孝文

公開直前のゲネプロを終えて行われたマスコミ会見には、永山ほか主要キャストが集合。永山は「皆さんが持っているイメージとはちがって、放火マニアという設定で、いつも白目をむいているという信長を演じます。今回はどこまでそこに近づけるか、また織田信長という“暴君”を、どれだけ暴君じゃなく“愛おしい人”にできるかと研究して演じます」と役どころと意気込みを語った。

さらに「僕は“信長様”を演じてみたいけど、永山さんは藤吉郎役はやりたくないんですよね？」と林が問うと、「絶対イヤ！(笑) こんなにアドリブだらけで難しい役どころはないですよ！」と林をねぎらう場面も。愛すべき信長と、その信長に尊敬の眼差しを持った藤吉郎をそのまま思わせる2人に、本番への期待が高まる。

公演は29(木)まで。

☆Information

舞台版『殿といっしょ』
日程:11/21(水)～29(木)※全13公演
場所:吉祥寺前進座劇場
出演:永山たかし、林明寛、前内孝文、市道真央、片岡あづさ、末野卓磨、浅倉一男、紅葉美緒、西村ミツアキ、松雪オラキオ、真佐夫、畠山智妃、舞風りら(特別出演)
《チケット》
価格:￥5,800
一般販売取扱:イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット
舞台版『殿といっしょ』公式サイト
http://tono-butai.com/