2015-11-17

若く麗しきヴァンパイアたちの姿を描く舞台『TRUMP』が、いよいよ11月19日にZeppブルーシアター六本木にて、東京公演の開幕を迎えます。
この『TRUMP』は、作・演出を務め、今回は自らも出演する大阪演劇界の旗手・末満健一さんによる代表作で、2009年の初演から大阪の小劇場で繰り返し上演され、その度に人気を集めてきた注目作です。今回は、19歳の若き実力派の高杉真宙さん、早乙女友貴さんの2人がダブル主演をつとめます！

怪しくも美麗な世界観が表現されたビジュアルに、期待が高まります

高杉真宙さんは、映画『カルテット！』主演で注目ののち、『仮面ライダー鎧武』の呉島光実役で人気急上昇。昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯～銀のスプーン～』主演、ドラマ『表参道高校合唱部！』レギュラー出演など、ドラマ・映画でも活躍中。
そして早乙女友貴さんは、実兄・早乙女太一さんとともに劇団朱雀で幼いころから大衆演劇の世界でステージに立ち、劇団の解散後は、舞踊劇『THE SHINSENGUMI』や、劇団★新感線・いのうえ歌舞伎『蒼の乱』へ出演するなど、多くのジャンルへと活躍の場を広げています。

この舞台『TRUMP』は、物語の中で相対する2つのキャラクターを2人の俳優が交互に演じる独自のキャスティングシステムが大きな特徴の作品。今回の公演でも【TRUTH】バージョンと【REVERSE】バージョン、さらにキャストをシャッフルした【MARBLE】の3バージョンで上演されます。
【TRUTH】でソフィ役を演じた高杉真宙さんが、【REVERSE】ではウル役を演じるというように、強く関わり合う2つの役柄を、2人の俳優が交互に演じることで、作品に新たな深みを加えていく試みとなっています。

他にも、物語の幹となるクラウスとアレン役を陳内将さんと武田航平さん、鍵を握る萬里役に平田裕一郎さんと大塚宣幸さん、彼らのライバルに山本匠馬さんと田村良太さん。また、ティーチャー役には、劇団★新感線の吉田メタルさんと、演劇集団キャラメルボックスの岡田達也さんと、演劇界が誇る人気劇団から看板俳優の2人も共演します！
気になるストーリー、そして各バージョンでのキャスト配役は下記の通り。

【ストーリー】
舞台は、繭期(人間でいうところの思春期)を迎えた若き吸血種「ヴァンプ」たちを教育(矯正)するために設けられたギムナジウム(クラン)。
人間とヴァンプの混血(ダンピール)であるソフィは優秀だが、「汚らわしき者」として周囲から嫌悪されていた。
完全階級社会であるヴァンプ界にあって指折りの名家の生まれであるウルは、忌むべき存在であるソフィになぜか心惹かれていく。
そんな中、ウルはかつてのヴァンプが持っていた「不死の力」について研究を続けるうち、永遠に生き続けているとされる原初の吸血種「トランプ」の存在を知り、永遠の命を渇望するようになる。
一方、クランでは、常にアレンを探し求めているティーチャー・クラウスら、個性豊かな教師陣が、繭期のヴァンプたちを指導していた。日々、繭期のヴァンプたちの騒動が繰り返されるクランに、ある日、謎の転校生・萬里がやってきて…。
不死を失った吸血種の少年たちが、「生」を渇望し、永遠の命を持つトランプの不死伝説に翻弄されていく、儚くも美しいヴァンパイア・エンターテインメント。

【TRUTH】配役
ソフィ：高杉真宙
ウル：早乙女友貴
◇
ラファエロ：山本匠馬
アンジェリコ：田村良太
臥萬里：平田裕一郎
ピエトロ：大塚宣幸
◇
ジョルジュ：久保田創
モロー：森下亮
アンサンブル：植田順平、日南田顕久、傳川光留
◇
グスタフ：岡田達也
ミケランジェロ：吉田メタル
ダリ：末満健一
◇
アレン：武田航平
クラウス：陳内将

【REVERSE】
ソフィ：早乙女友貴
ウル：高杉真宙
◇
ラファエロ：田村良太
アンジェリコ：山本匠馬
臥萬里：大塚宣幸
ピエトロ：平田裕一郎
◇
ジョルジュ：森下亮
モロー：久保田創
アンサンブル：植田順平、日南田顕久、傳川光留
◇
グスタフ：吉田メタル
ミケランジェロ：岡田達也
ダリ：末満健一
◇
アレン：陳内将
クラウス：武田航平

もう1バージョンとなる【MARBLE】バージョンの配役は現在非公開で、稽古を通して本番時に決定されるとのこと。この異なる3パターンの配役で、物語がまた違った表情を見せる舞台『TRUMP』。
東京公演が2015年11月19日～29日にZeppブルーシアター六本木にて、続いて大阪公演が、追加公演の開催となった12月4日も含めて、2015年12月4日～6日までサンケイホールブリーゼにて上演です。チケットは好評発売中、公演キャストの配役スケジュールなど、詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。