2015-5-26

5月10日に渋谷の映画館・シネクイントにて、昨年12月に上演された超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』の出演キャストによる「BREAK OUT 祭2015～超歌劇『幕末Rock』シネクイントスペシャルイベント」が開催されました。

左から、お登勢役:山岸拓生さん、近藤勇役:友常勇気さん、沖田総司役:佐々木喜英さん、高杉晋作役:太田基裕さん、坂本龍馬役:良知真次さん、桂小五郎役:矢田悠祐さん、土方歳三役:輝馬さん、徳川慶喜役:Kimeruさん、井伊直弼役:小谷嘉一さん

『幕末Rock』とは、幕末の志士(ロッカー)たちがRockの力で新しい時代を創る大人気作で、音楽ゲームの発売に続いて、TOKYO-MX他にてTVアニメが放送。そして昨年12月には、観客参加型のライブ要素を取り入れたステージ・超歌劇(ウルトラミュージカル)『幕末Rock』が上演。本格Rockの楽曲の数々と圧巻の雷舞(ライブ)演出を、若手実力派俳優たちがミュージカルで表現し、大きな話題に！　今年4月8日には、DVDもリリースされました。

今回のイベントには、超歌劇『幕末Rock』に出演した坂本龍馬役の良知真次さん、高杉晋作役の太田基裕さん、桂小五郎役の矢田悠祐さん、土方歳三役の輝馬さん、沖田総司役の佐々木喜英さん、近藤勇役の友常勇気さん、徳川慶喜役のKimeruさんのキャスト7名が登場。夜10時を目前にしたイベント開始にも関わらず、満席となった客席を通り抜けて現れた7名のキャストに、場内からは大歓声が上がります。

9名揃って、再演への気合いを込めた69(ロック)ポーズ！

それぞれが自己紹介をし、まずはスペシャルムービーの上映へ。キャスト陣は最前列に座って観客と一緒に映像を観賞、昨年12月の超歌劇『幕末Rock』ステージ映像のダイジェスト映像では、雷舞(ライブ)シーンでキャストの衣装の上半身が脱げる“パージ”の瞬間が流れるたびに客席からは黄色い声、そしてキャストからも「フー！」と声が上がります。

映像後の公演時を振り返ってのトークでは、佐々木さんが「舞台でパージがあるってことを知った日から、みんな無言で腹筋してたよね！」と明かすも、良知さんが「でもだいたいみんな3日坊主で終っちゃって」と苦笑い。
その傍らで、「僕はずっと筋トレしていました」と話す友常さん。ですが、実は友常さんにはパージシーンがなく、「脱ぐ必要ない人が一番トレーニングしてた！(笑)」とKimeruさんからツッコミが入り、客席に笑いが起こります。

また、良知さんは「僕は稽古期間にほとんど参加ができなかったんですが、もっくん(太田さん)と矢田ちゃんが僕の家に来て、3人での練習に付き合ってくれてたんですよ」と裏話を明かします。

劇中、ペガサス型のゴンドラに乗ってステージへ降臨する佐々木さんは、良知さんから「ヒデくんはペガサスが超似合う！　あのペガサスにこの舞台の製作費の9割がかかっています」と言われ、客席は大爆笑に。
同じくロケットに乗るシーンがある良知さんは「ペガサスが登場するって聞いて、僕もロケット作ってくださいってお願いしたんです。そしたらペガサスの裏側にロケットが作られたので、舞台裏では一度ペガサスを乗り越えないと舞台に出られなかったんですよ(笑)」と話して笑わせてくれます。

“ひさびさに再会して、公演時と印象が変わった人は？”との質問では、Kimeruさんが「矢田ちゃんの肌が黒くなった！」と回答。矢田さんは「さっき楽屋でみんなに言われて“そんなに？”って不安になったけど、黒くなってないですよ！」と否定しますが、Kimeruさんが「タイのアイドルみたいだよ」と言い出し、周りの仲間たちからも「タイドルだ！」と言われてしまう場面も(笑)。

さらに公演中のハプニングトークでも、Kimeruさんが「やっぱりパージじゃない？」と即答。一瞬のうちに上半身の服がはだけるこの演出で、矢田さんは「服は脱げたのにファーだけ残っちゃって、上半身裸にファーだけ巻いてる人になっちゃいました」と苦笑い。
また、友常さんが「勢い余って輝馬を客席にふっとばしてしまって(笑)」と話すと、投げ飛ばされた側の輝馬さんも「僕は別の日に、客席にマイクも吹っ飛ばしちゃって。客席に降りてマイクを取りに行きました」とコメント。
それを良知さんは「いきなり客席にいるから、アドリブかと思って、“あいつ今日アドリブ入れてる！　俺もアドリブやってやろ！”って気合い入れてたよ(笑)」と振り返りました。

“それぞれの一番かっこいい見どころシーンは？”との質問では、佐々木さんは「サプラーイズ！」と劇中の沖田の名セリフを再現し、客席からは“キャー!!”と割れんばかりの大歓声！　矢田さんは「ドラムのスティック回しです」と回答、周りのキャストも「本番までにすごく上手くなったよね！」と納得の反応でした。

イベント最後の挨拶では、良知さんが客席へ向けて「幕末を生きた人たちが持っていた“魂”を伝えるものこそが、ミュージカルにするならRockなんだと思います！　素晴らしい楽曲を僕たちが努力してステージで伝えて、お客さんとも作り上げたライブの姿を、DVDでも観ていただいて…。もっと応援していただけたら再演のお知らせもできるのかな？と思いますが、まだそれができないのは、みなさんの応援が足りないからです。もっともっと応援してくださったら、奇跡が起こる日が来るかもしれません！」とコメントします。

そしてキャスト陣が笑顔で退場し、イベントは終了のはず…が、本日のイベントには参加していないはずのお登勢役・山岸拓生さんからのアナウンスとともにスクリーンに映し出されたのは、“超☆超歌劇（Cho☆ULTRA MUSICAL)『幕末Rock』として今夏再演決定＆初の大阪公演も開催！”というビッグニュース！
客席から割れるような大絶叫が起こる中、サプライズゲストとして山岸さん＆井伊直弼役の小谷嘉一さんが、先ほどまでの登壇キャスト7名と一緒にステージへと登場します。

そして先ほどの挨拶コメントを受け、「みなさんの応援の声、思ったよりすぐに届きましたね～」と笑ってみせた良知さん。なんと、この初演に出演していた主要キャスト9名全員の続投に、演出・脚本も引き続いて吉谷光太郎さんが担当、“超”の文字が1つ増えた新タイトルにふさわしく、新曲＆新演出を盛り込みパワーアップしているとの嬉しい発表がされました。

超☆超歌劇『幕末Rock』の大阪公演は8月8～9日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、そして東京公演は8月13～16日にZeppブルーシアター六本木と、規模もスケールアップしてそれぞれ上演されます！
なおチケット発売などの詳細は、公式サイト＆ツイッターにて随時発表とのこと。Infomationよりリンク先をご確認ください。

この夏、東京と大阪で“超Rock”するぜよ！！

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