2/22千秋楽!舞台『ロマンス2015』でゲイ役熱演中の鈴木勝大&池岡亮介インタビュー!

  • 2015-2-22

現在、新宿 紀伊國屋ホールで3つの作品を順次上演中の”つかこうへいTRIPLE IMPACT”。
2月17日より開幕した『ロマンス2015』で主演を務めているのは、『特命戦隊ゴーバスターズ』レッドバスター/桜田ヒロム役でブレイクした鈴木勝大。
共演にはミュージカル『テニスの王子様』海堂薫 役の池岡亮介、『私のホストちゃん~血闘!福岡中洲編』の岡﨑大和ら若手のほか、『悪い芝居』主宰で作・演出・俳優としても活躍中の山崎 彬、北区AKT STAGE所属の杉山圭一といった実力派が脇を固める。
2月某日、取材に訪れた稽古場で、鈴木勝大と池岡亮介に話を聞いた。

鈴木勝大さん

鈴木勝大さん

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【鈴木勝大 インタビュー】

《稽古に入るとゲイ役ってことを意識せず、「好き」「嫌い」の感情だけで演じています》

――なんと今回は、イケメン俳優の鈴木勝大さんがゲイ役を演じるという衝撃的な舞台ですが、稽古をした感触はいかがですか?

鈴木 「何役を演じる」とか抜きにして、とにかく体力勝負の舞台だなっていうのが一番ですね! 全体を通して演じて、気持ちがノッた状態になると……セリフも長いし、ゲイの愛憎劇なので結構すごいセリフを怒鳴り合うシーンも多いんですけど、気持ちがMAXになって「わ~っ!」となっている間は、もう無心。
通し稽古が終わった後にフッと我に返ると、「こんなにしゃべったの、人生初じゃないかな?」っていうくらいの疲労感に襲われるんですけど、それがまた心地良かったりするんですね。

――ちなみに、ゲイの役作りはどのように?

鈴木 台本を読んでいる時は「男同士だから、怒りの感情や嫉妬心が男女の恋愛以上に大きいのかな?」と、何とな~く考えていたんですけど、実際に稽古場で動いてみると”ゲイ”ってことは意識せずに、単純に「好き」「嫌い」っていう感情だけで演じていましたね。
台本を読んで分かったつもりで、頭で理解しようとしちゃいけないだなって……。つかさんのお芝居って、実際に動いてみないと分からないことがホントに多いんですよ。自分が動いて初めて分かることや、相手役の池岡亮介のセリフを聞いて「あぁ」って感じることが本当に多いんです。

――その池岡亮介さんとは、2013年に上演された舞台『舞台 タンブリングvol.4』以来の共演ですね。

鈴木 はい。後半には二人っきりのシーンがあるんですけど、40分間何が起ころうとも舞台上で二人っきりで耐えないといけないんですよ。すごく怖いけど、相手が亮介っていうので安心感があるし、何より稽古をする度に、二人の間でどんどん芝居が膨らんで行くのが楽しいです。

――最後に、劇場にご来場くださる方々に向けて、メッセージをお願いします。

鈴木 約100分の上映時間、ずっと衝撃的なことが起きている舞台です。僕ら演者はもちろん、観客の方々もアドレナリン出っぱなしで、興奮したまま最後まで観られるはず。頭で考えるのではなく、感じに来てください!!

池岡亮介さん

池岡亮介さん

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【池岡亮介 インタビュー】

《緊張感をどれだけ楽しめるかは、実際に幕が開いてみないと分からない》

――池岡さんが”つかこうへい作品”に出演するのは今回が初めてですが、実際に稽古に参加して感じることなどはありますか?

池岡 面白いなと思ったのが、言葉のチョイス。「どういう発想でこの台詞が出て来たんだろう?」っていうのは、何度口に出していても毎回すごく思います。
あと、今回上演される『つかこうへいTRIPLE IMPACT』3作の中で、『いつも心に太陽を』は『ロマンス2015』の元となる作品なので台本も似ているんですけど、演出家や役者が違うとガラッと印象が変わるのは新鮮でした。
『いつも心に太陽を』の方は、セリフ回しも「早く、早く!」って感じでワーッと熱く見せるんですけど、『ロマンス2015』の方は、割とスローテンポでたっぷり見せる演出になっています。

――本番直前の心境は?

池岡 正直、幕が開くのが怖いです。特にストーリー後半の40~50分間は水も飲めない、逃げ場がない状態で、勝大くんとニ人っきりの芝居があるんです。その緊張感をどれだけ楽しめるかどうか、実際に幕が開いてみないと分からないですね。

――それでも「相手役が鈴木さんだから」という安心感はありますか?

池岡 安心感はすごくありますけど、彼のあの野性っぽさや爆発力に、僕がいかに立ち向かえるかが見どころのひとつになって来ると思うので、逆に相手が僕で申し訳ないなって思ったりも……(苦笑)。彼のあの勢いに圧倒されそうになるのを、いかに踏ん張れるか! 受け止めて、さらに上の立場からセリフを言いたいですね。

――では最後に、舞台を楽しみにしている観客の皆様にメッセージをお願いします。

池岡 若いキャストが集まって、中屋敷法仁さんの演出で、また新しい”味”のある2015年版の『ロマンス』をお見せしたいと思います。「つかこうへい作品だから」といって構えずに、気軽に楽しんでいただきたいし、初めてつかこうへい作品を観る若い世代の方たちにも、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいです。

つかこうへいTRIPLE IMPACT『ロマンス2015』は、2月22日まで、東京 新宿・紀伊國屋ホールで上演中。
どこまでも熱くクレバーに、見た目のカッコよさをかなぐり捨てて挑む彼らの本気に期待が高まる!!

☆Information

つかこうへいTRIPLE IMPACT『ロマンス2015』
日程:2月17日~2月22日
場所:紀伊國屋ホール
作:つかこうへい
構成演出:中屋敷法仁
出演:鈴木勝大 池岡亮介 杉山圭一 杉ありさ 寺内淳志 柳 喬之 山崎 彬 岡﨑大和 ほか飛び入りゲスト多数予定
【チケット料金】(全席指定税込み)
一般6,500円
学生券(高校生以下)4,500円 ※東京音協のみでのお取り扱い。当日学生証提示
【チケット取扱】
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【お問合せ】
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《公式サイト》
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