鈴木勝大の肉体美が踊る! 絶賛上演中の舞台『ロマンス2015』稽古場レポート

  • 2015-2-20

現在、新宿 紀伊國屋ホールで3つの作品を順次上演中の”つかこうへいTRIPLE IMPACT”。
『初級革命講座 飛龍伝』に続き、2月17日より開幕した『ロマンス2015』には、『特命戦隊ゴーバスターズ』レッドバスター/桜田ヒロム役を演じ、一躍人気となった鈴木勝大が主演! 稽古場での表情をお届けする。

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共演にはミュージカル『テニスの王子様』海堂薫 役の池岡亮介、ミュージカル『熱帯男子2』の柳 喬之、『私のホストちゃん~血闘!福岡中洲編』の岡﨑大和ら若手を中心に、『悪い芝居』主宰で作・演出・俳優としても活躍中の山崎 彬、北区AKT STAGE所属の杉山圭一といった実力派が脇を固める。

本作の演出を担当するのは、劇団”柿喰う客”全作品の演出を担当し、劇団以外にも脚本・構成、時に出演までこなす新進気鋭の演出家・中屋敷法仁氏。
2013年の『飛龍伝』に続き、2度目のつかこうへい作品を演出する中屋敷氏に、今回の演出プランを聞いてみると、「前回も思ったことなのですが、出演する役者の皆さんはつか作品が大好きで、稽古序盤は台本とにらみあって、つかさんと俳優さんだけでやり取りをしている感じなんです。演出を担当する僕としては、孤独を感じる瞬間ですね(笑)。でも逆に、僕は”お客様につかさんの作品を届けるため、今の時代に合わせてどのような見せ方がいいのか?”だけを集中して考えることができる。料理に例えるなら、素材(=演者)と食器(=演出)が変わるだけで、料理(=作品)の印象はずいぶん変わるだろうって感じです」との言葉が返って来た。

その活きのいい素材……もとい、フレッシュなキャスト陣はというと、和やかな空気が漂う稽古場で、それぞれストレッチを始めたり、腹ごしらえをしたり、黙々と準備中。
稽古開始時間になるとフロア中央に集合し、中屋敷氏も加わってウォーミングアップ代わりのミニゲームで声を出し、集中力を高めていく。

この日、公開されたのは、ひたすらに美しい水泳選手シゲル(鈴木)とシゲルを愛してやまない先生(杉山)の哀愁漂うシーンや、オリンピック代表の座をかけて闘う水泳選手たちの熱くるしくもコミカルなシーンの数々。
次第にヒートアップしていくなか、上着を脱ぎ、Tシャツをめくり上げて汗を拭くなど、本番さながらの熱の入った芝居をみせる主演の鈴木。ほかのキャストも、時にパンツ一丁で全力ダンスを披露するなど、文字通り体を張った熱演が目の前で次々と繰り広げられたのだった。

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つかこうへいTRIPLE IMPACT『ロマンス2015』は、2月22日まで、東京 新宿・紀伊國屋ホールで上演中。

また2月24日からは、”つかこうへいTRIPLE IMPACT”3作目で『ロマンス2015』の元となる戯曲『いつも心に太陽を』が上演され、柳下大と高橋龍輝が出演します。

☆Information

つかこうへいTRIPLE IMPACT『ロマンス2015』
日程:2月17日~2月22日
場所:紀伊國屋ホール
作:つかこうへい
構成演出:中屋敷法仁
出演:鈴木勝大 池岡亮介 杉山圭一 杉ありさ 寺内淳志 柳 喬之 山崎 彬 岡﨑大和 ほか飛び入りゲスト多数予定
【チケット料金】(全席指定税込み)
一般6,500円
学生券(高校生以下)4,500円 ※東京音協のみでのお取り扱い。当日学生証提示
【チケット取扱】
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