稲葉友、遠藤健慎の親に向け「あなたの息子さんは最高です!」5/27公開の映画『恋い焦れ歌え』先行上映が開催!2人の出演の決め手は「ユーモア」と「小3~4の女の子っぽさ」

  • 2022-5-13

映画『恋い焦れ歌え』の舞台挨拶付き先行上映が5月12日、東京・渋谷のシネクイントにて行われ、主演の稲葉 友さん、共演の遠藤健慎さん、ラップ監修のハハノシキュウさん、熊坂 出監督が登壇しました。

(左より)熊坂出監督、稲葉友さん、遠藤健慎さん、ハハノシキュウさん

(左より)熊坂出監督、稲葉友さん、遠藤健慎さん、ハハノシキュウさん

本作はNetflix映画部門1位を獲得した記録的BL実写映画『性の劇薬』のフューチャーコミックスと『百円の恋』『アンダードッグ』のスタジオブルーがタッグを組み、葛藤と再生、絶望と希望、憎悪と愛、生き抜く男たちに向き合った衝撃作で、順風満帆だったある日突然覆面の男に襲われ、身も心も凌辱された小学校臨時教員・桐谷仁が、再生に向けて葛藤するさまを描く物語。

覆面の男に襲われトラウマを抱えるという難しい役に挑んだ稲葉さんは、「脚本を見た段階で、エネルギーとパワーが満ち溢れていて、ここに自分がどれだけ飛び込めるかということを毎日考えていましたが、熊坂監督をはじめ、本当にたくさんの方々に怖がる自分を支えてもらいながら撮影に挑ませてもらって、今こうしてお客様が作品を観てくれて、とても感慨深いです」と今の心境を語りました。

主人公・桐谷仁役の稲葉友さん

主人公・桐谷仁役の稲葉友さん

1000人のオーディションを突破しKAI役を勝ち取った遠藤さんは、「オーディション会場では、僕と同じように争っている方たちもいて、すごい方たちばかりの中、僕は何で対抗できるだろうかと考えたら、昔からラップが大好きだったので、ラップだけは完璧にやって帰ろうと思ってオーディションに臨みました。役が決まった時は『はぁ~』って声が出たほどの安堵でした」とオーディション当時を振り返りました。

KAI役の遠藤健慎さん

KAI役の遠藤健慎さん

熊坂監督は、稲葉さんと遠藤さんをキャスティングした決め手を聞かれ、「稲葉さんは他作品の舞台挨拶をYouTubeで拝見していて、受け応えが面白くて、多分頭の良い方だろうなと思ったのと、僕が一番大事に思っている“ユーモア”のセンスがあるだろうと思ったのが第一の決め手でした。遠藤さんは、自由奔放で子供っぽい小学校3~4年生の女の子が5年生ごろになると急に大人びる印象があるという僕の主観があるんですけど、彼はいい意味で“小学校3~4年生の女の子”っぽさがあったのが決め手でした」とコメント。2人とも初耳だったようで、稲葉さんは「今喋ったところまで一切ユーモアが出ていなくてどうしよう」と臨機応変な返しで会場を和ませ、遠藤さんは「変な汗がかいてきました」と苦笑いで答えました。

監督だけでなく原作・脚本も担当した熊坂出監督

監督だけでなく原作・脚本も担当した熊坂出監督

また撮影時を振り返り、稲葉さんは「本当に現場の皆さんが支えて下さって、幸せだなと感じる時間が多くて、凌辱されるシーンも時間的には短かったですけど、だからこそ役にすごく必要で、時間をかけて撮影してくれましたし、全員が作品のために動いてくれました」とコメント。遠藤さんは「大変なシーンが多かったんですけど、ある日の夜にアライグマが撮影現場に現れたんです。メチャメチャ可愛くて、ポールから頑張って降りようとするのを見て、みんなが『ガンバレガンバレ』って声援をかけて、アライグマを通して団結力がある現場だなと思いました」と振り返ると、熊坂監督が「ちょうど映画『プリテンダーズ』に出て下さった見上愛さんが陣中見舞いに来てくださったんですけど、そのアライグマを追いかけて、どこか行っちゃったよね」とエピソードを披露。

今作でラップ監修を務めるラッパーのハハノシキュウさんは「僕にとっての大きな仕事は、僕がラップ監修を担当することで、『ラップってこんなもんじゃねぇ』とケチをつける“ヒップホップ警察”からみんなを守ると思っています。2人の練習風景を見させていただきましたが、全員が目隠しされている状態だったので、その目隠しを取ってあげようと、僕がソムリエとして、この映画にあったテイストを導くために具体的なラッパーを動画を見せたりしました。実際に映像を観たら、伝えたかったところが全部伝わっていた形になっていたというのが僕の印象でした」とラップ監修の役割とかけた思いを語りつつ、そのラップの出来栄えを評価しました。

ラップ監修のハハノシキュウさん

ラップ監修のハハノシキュウさん

最後の挨拶で遠藤さんがこの日来場していたという親に向けて「心配しないでください! 息子は東京で頑張ってやっています」と力強く語ると、稲葉さんからも「健慎くんの親御さんがいらっしゃっているのであれば、『あなたの息子さんは最高です!』と伝えたいです」と太鼓判を押していました。

稲葉さん、遠藤さん、ハハノシキュウさんが揃った貴重なショット

稲葉さん、遠藤さん、ハハノシキュウさんが揃った貴重なショット

【STORY】
清廉潔白な小学校臨時教員・桐谷仁(稲葉 友)。正規教員の道も開かれ順調な彼の人生は、ある夜、深い闇へと突き落とされる。

覆面の男に襲われ身も心も凌辱された仁。
激しいトラウマを抱えながらも、収入格差のある妻・仁美(さとうほなみ)との結婚生活、そして国語教師としての自分のキャリアのため“変わらぬ日常”を送っていた矢先、謎の青年KAI(遠藤健慎)が現れ、再び彼の日常は狂い出す。

「覚えてる? 俺のこと」

仁の心の傷を容赦なくえぐり、それをラップで表現するよう執拗に挑発するKAIは一体何者なのか?
川崎の工業地帯の片隅にあるシェルターへと誘われた仁は、そこで暮らす人々と触れ合いながら、自らの再生をかけて立ち上がる。

社会からはみ出し、心に傷を持つ者たちが生きるための葛藤と戦い、その先にある“真実の愛”とは……

映画『恋い焦れ歌え』は5月27日よりシネクイントほか全国で順次ロードショー。最新情報はInformationから公式サイトをチェックしてください。

©2021「恋い焦れ歌え」製作委員会

☆Information

映画『恋い焦れ歌え』

5月27日よりシネクイントほか全国で順次ロードショー

【出演】
稲葉友
遠藤健慎 さとうほなみ 高橋里恩
松永拓野 水澤紳吾 瓜生和成 中村まこと 黒沢あすか 小久保寿人

【スタッフ】
原作・監督・脚本:熊坂出
ラップ監修:ハハノシキュウ
音楽:Yuri Shibuichi
劇中音楽:熊谷ヤスマサ
撮影:南 幸男(J.S.C)
製作総指揮:石黒健太(フューチャーコミックス)
エグゼクティブプロデューサー:相良洋一(フューチャーコミックス)
プロデューサー:平体雄二、宮田幸太郎(スタジオブルー)
アソシエイトプロデューサー:沢田国大、有賀彩乃(フューチャーコミックス)
コミカライズ:miso「恋い焦れ歌え~R.I.P.~」(ボーイズファン)

製作:フューチャーコミックス、スタジオブルー

配給:フューチャーコミックス

≪公式サイト≫
https://koi-uta.com/

≪公式Twitter≫
https://twitter.com/koikogareutae

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