2019-8-2

小説家フランツ・カフカに、人気俳優・鈴木拡樹さんが“変身”！？　YouTubeにて第1話(前編・後編)が無料配信中のコメディドラマ『カフカの東京絶望日記』より、新エピソード完成披露試写会が2019年8月2日にユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて開催されました。
フランツ・カフカ役の鈴木拡樹さん、企画・脚本のアサダアツシさんによる舞台挨拶では、2019年9月より地上波ドラマ化決定との特報も！　新たな監督＆新キャストの参加も発表されたトーク模様を、速報でお届けいたします。

(左から)TVドラマ版より加わる坂下雄一郎監督、フランツ・カフカ役の鈴木拡樹さん、企画・脚本のアサダアツシさん

『カフカの東京絶望日記』とは、「変身」「審判」などで知られる小説家フランツ・カフカが、なぜか現代の東京で生活しあらゆる事象に絶望するという摩訶不思議なコメディドラマ。「刀剣乱舞」シリーズ、アニメ・舞台「どろろ」などで活躍する人気俳優・鈴木拡樹さんがフランツ・カフカ役に体当たりで挑み、2019年4月よりYouTubeで第1話(前編・後編)の無料配信が開始されるや、コメディドラマ初主演となる鈴木さんのコミカルかつシュールな“絶望ぶり”が注目を集めています。

好評配信中の第1話、そしてこの日が初公開となった第2話の上映後に行われた舞台挨拶では、大歓声の中で主演・カフカ役の鈴木拡樹さん、企画・脚本を手掛けるアサダアツシさんが登場。まずは場内を見渡した鈴木さんから、大きなスクリーンでの上映に「想像以上に広い！　通常なら『アベンジャーズ』とか『スターウォーズ』を観る劇場じゃないかと思うんですが(笑)」と驚きつつ、「楽しんでいただけましたか？」と笑顔で挨拶します。

フランツ・カフカ役の鈴木拡樹さん

以前にも鈴木さんと仕事をしたという企画・脚本のアサダさんは、「初めてお仕事をした時の印象がすごく真面目な方で、出番じゃない時でもスマホもいじらず、ほかの方の演技を見て勉強していて。『またお仕事をしたいな』と思っていました」とコメント。そして“鈴木拡樹さん演じるフランツ・カフカが、現代の東京で絶望する”という摩訶不思議な設定の物語について、今作のプロデューサーや原案書籍「マンガで読む絶望名人カフカの人生論」との出会いもあり、「“じゃあ、カフカを誰がやるか”と考えた時に、『鈴木拡樹だったら間違いなくカフカ役ができるだろう』と熱く語りました！」と、自ら推薦したことを明かします。

まるで鈴木さんの大ファン！？　熱いトークを繰り広げたアサダアツシさん

その後もアサダさんから鈴木さんへの熱烈なラブコールの模様が語られる中、鈴木さんは「初耳なことがたくさんありました！　スマホをいじらないことが大事なんですね、僕は機械オンチなだけなんですけど(笑)」とテレ笑い。またカフカ役での出演に「まず外国人じゃないけど演じられることに驚きましたし、“現代の東京を舞台にする意味はどういうものになるんだろう”と思いましたが……。脚本を読んで僕が感じたのは、現代の東京にカフカが来たことによって、ご覧になる皆さんがとても共感しやすいな、と。とても秀逸な脚本で、楽しく演じられました」と言葉を続けます。

今作のカフカは小説家でありながらも、生活のためにパン屋でバイトをしている設定となっており、第2話ではカフカが子猫を抱えているシーンなども。脚本執筆について、アサダさんは「今作では“こういう話にしたい”と考えるのではなく、“鈴木さんに何をさせたいか”と考えて。“鈴木さんが猫を抱く”“鈴木さんがパンの匂いを嗅ぐ”など、思いついたものを付箋に書いて、部屋中に貼って考えました」と驚きのコメント！　この魅力的な組み合わせを描いたアサダさんに、客席の鈴木さんファンからは大きな拍手が贈られました。

新たに公開された劇中カットより

また舞台挨拶の中盤には、鈴木さんの合図によって“『カフカの東京絶望日記』が9月よりMBS「ドラマ特区」枠にて地上波放送決定！”という大ニュースも発表に！　鈴木さんは「みんなで『地上波にも挑戦できたらいいね』という話はしていたので、目標にしていたことが叶って嬉しいです！　時間帯もいいので、周りの方に勧めていただけたら。全く知らない方でも『何これ？』と思う内に、スーッと終わっていく作品です(笑)」と、喜びの声とともにアピールします。

鈴木さんにとって地上波ドラマ初主演となる今作では、連続ドラマ化にあたり、監督は加藤拓也さんに坂下雄一郎さんが加わった2名体制となり、キャストにも奥山かずささん、坂口涼太郎さん、岩谷翔吾さん、咲良菜緒さんが加わるとのこと。
ここからはドラマ後半でメガホンを握った坂下監督もゲスト登壇し、今作について「『すでに第１話がYouTubeに上がっています』と言われてビックリしました(笑)。前半の魅力をなるべく壊さないよう、絶望しながらもカフカが楽しそうにしていたらいいな、と思って作りました」と明かします。

坂下監督はドラマ後半エピソードから監督として参加

新キャストが演じる、クセが強いキャラクターにも注目です

すでに撮影は終了しているとのことで、鈴木さんは2人の監督による撮影を「坂下監督は撮る画をキッチリと決めていて、撮影がすごく早く終わるんです！　なのでスタッフもキャストも、笑顔がこぼれていました(笑)。対照的に加藤監督はワンシーンを6～7カットに分けて撮影されていたので、一緒の現場だけど違う雰囲気を感じられて。我々(キャスト)にとってもいい気分転換になりました」とコメント、ドラマ放送では監督による見せ方の違いにも注目です。

ドラマでの鈴木さん扮するカフカの絶望ぶりに、アサダさんは「最高だな、と！　カフカ役を演じられる人は他にもいるかもしれないけど、“美しく絶望する”のは鈴木さんしかできない。何なら、シナリオに『美しく絶望する』『麗しく絶望する』ってト書きを入れたいくらい(笑)」と絶賛！　さらにアサダさんは今後の展望について、「皆さんに応援していただき、ドラマに続いて、来年の夏ぐらいに劇場版ができたら……。タイトルは『カフカの東京絶望日記inハワイ』で！(笑)」と、まさかの東京を飛び出す宣言まで！？

アサダさんの言葉に、度々驚きの表情を見せていた鈴木さん

アサダさんの「アロハシャツに短パン姿の鈴木さんが見たい」という言葉に、客席も同意の拍手を重ねますが、鈴木さんは「うわ～、似合わないなあ(笑)」と苦笑い！　しかし「新たな目標ができましたね！」と意欲も見せ、最後は「『カフカの東京絶望日記』と言っていますが、“絶望”をテーマにしながらも、皆さんを明るくしたいという気持ちで作っています。一瞬でもいいので、皆さんの頬がゆるんでくれたら嬉しいです。地上波放送もよろしくお願いします！」とのコメントで締め括りました。

現代の東京を舞台に、果たしてカフカはどんな絶望に直面するのか！？　ドラマ『カフカの東京絶望日記』はMBS＜ドラマ特区＞枠で9 月12 日より、毎週木曜深夜0 時59 分～放送！　また第1話前・後編がYouTubeにて無料配信中です。ほかドラマに関する最新情報は、下記Informationから公式サイト、Twitterをご確認ください。
©「カフカの東京絶望日記」製作委員会・ＭＢＳ

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