- 2019-3-10
舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-が3月9日、東京・青山の日本青年館ホールにて開幕しました。
仮面ライダー初の演劇作品となる今作は、2013年10月より約1年間放送され、今なお圧倒的な人気を誇る「仮面ライダー鎧武/ガイム」に登場した仮面ライダー斬月を主役とする作品で、かつて巨大企業ユグドラシル・コーポレーションによるプロジェクト・アークの実験場があったトルキア共和国を舞台に、その地で異変が起きているとの情報を得た呉島貴虎が、約8年ぶりにトルキア共和国に足を踏み入れるところから物語が始まります。
TVシリーズから仮面ライダー斬月・呉島貴虎を演じる久保田悠来さんが主演を務め、萩谷慧悟さん、増子敦貴さん、宇野結也さん、小沼将太さん、原嶋元久さん、丘山晴己さん、大高洋夫さんなどといった、2.5次元ミュージカルを中心として活躍するフレッシュな有望株から、キャリア豊かなベテランまで、個性溢れるキャストが揃いました。
公演初日直前に、初日会見と公開ゲネプロが行われ、久保田悠来さん(呉島貴虎役)、萩谷慧悟さん(アイム役)、丘山晴己さん(鎮宮雅仁役)、演出・脚本の毛利亘宏さんが初日会見に登壇。開幕を迎えての意気込みや見どころを語ってくれました。
久保田 今回初めての仮面ライダーシリーズの演劇作品化ということで、平成最後のお祭りといいますか、平成仮面ライダーの締めくくりとして、演劇が出来るということを大変嬉しく思っています。是非歴史的瞬間を目の当たりにしてください。
萩谷 自分は平成仮面ライダーシリーズを幼少の頃ずっと見ていまして、おもちゃのベルトを買って変身ポーズをしていましたが、まさかお仕事としてやらせていただけるとは思ってなく、本当にフレッシュな気持ちで“頑張るぞ”って感じですね。頑張ります!
丘山 今回の舞台が、また新しい「仮面ライダー」の1つの形になるのではないかと思います。それと演劇化することで、とても革命的なものになったのではないかなと思っています。皆さんに楽しんでいただけるように、僕も精一杯頑張ります。
毛利 『仮面ライダー鎧武/ガイム』という作品には、テレビシリーズでも脚本家として参加しておりまして、それをホームグラウンドとも呼べる“演劇”というフィールドで作品に出来ることをとても光栄に思っています。
映像やキャラクター、それに仮面ライダーなど、色々な要素が演劇に詰め込まれていまして、誰も見たことがないような作品に仕上がっています。ぜひともご期待ください。
平成仮面ライダーシリーズ初の舞台化ということで、映像作品との違いや演出の工夫を聞かれ、久保田さんは「TVの撮影だと、角度を変えて撮ったりしますが、舞台はずっとアクションを続けなきゃいけないので、緊張感もありますし、それぞれの新しい熱量が出てくるんじゃないかなと思います」とコメントし、毛利さんも「アクションは売りだと思いますので、出来る限りライブならではの生々しいアクションにこだわって作ってきました。迫力が生で伝わるということに楽しんでいただければなと思っています」とアクションをアピール。
また、毛利さんへ「登壇者3人の魅力は?」との質問に、「久保田くんに関しては、貴虎が目の前にいるというか、“全編貴虎をご堪能下さい”というブレない座長で頼もしいです。萩谷くんはやっぱりキラッキラしていて、本編と舞台版を繋ぐ重要なキャラクターではあるので、本読みの段階から“この子で良かった”と確信がありました。丘山くんは初めて会うタイプの役者で、アプローチが面白いというか、ミステリアスかつ深みのある芝居をしていただいています」といずれも高評価。
さらに俳優として今回が心機一転の作品に臨む萩谷さんは「活動の幅をどんどん広げていきたいと思っていまして、いろいろなことを吸収して、ちょっとずつ自分が出来ることを増やしていきたい」と決意を表し、稽古中で萩谷さんから相談を受けたという久保田さんは「僕も彼で良かったと思います」と笑顔で答えました。
≪ゲネプロ画像≫
また今回の舞台では、TVシリーズでも登場しなかった新フォーム「仮面ライダー斬月 カチドキアームズ」が初お目見え! 果たして誰が変身しているのか? 是非劇場で目撃していください。
<あらすじ>
進む貧困と止まない紛争によって衰退の一途を辿ることとなったトルキア共和国。かつてそこは巨大企業ユグドラシル・コーポレーションによるプロジェクト・アークの実験場となっていた。すでに役目を終えたはずのその地で異変が起きているとの情報を得た呉島貴虎は、約 8 年ぶりにトルキア共和国に足を踏み入れるが、予期せぬ襲撃を受け、巨大な穴の底に広がる地下世界・アンダーグラウンドシティに落下してしまう。
トルキア共和国で最も危険な場所、アンダーグラウンドシティ。多くの少年、青年が生き残るための殺し合いが行われていた。そして、そこでは戦極ドライバーにロックシードを装着し、アーマードライダーに変身した者たちもいた。血の流れる殺し合いの場にボロボロの姿で倒れこんだ貴虎は、落下の衝撃で記憶喪失となり、自分の名前すら思い出せない状態になっていた。チーム“オレンジ・ライド”のリーダー、アイムによって助けられる貴虎。そんな中、突如現れる見知らぬアーマードライダー。
その驚異的なパワーにざわつくアイムたち。貴虎は朦朧とする記憶の中で、そのアーマードライダーが「斬月」であることを思い出していた。
アイムたちに協力を仰ぎ、失った記憶を取り戻す手掛かりであるアーマードライダー斬月をおびき出す計画を立てる貴虎。
だが同じ頃、貴虎の行動や抗争の様子を街中に仕掛けたカメラで監視し続ける男がいた。その男は、ある理由から貴虎に復讐を遂げようとしていた…。
舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-は、3月24日まで東京公演が上演され、3月28日より京都劇場にて京都公演が行われます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
©石森プロ・東映 ©舞台『仮面ライダー斬月』製作委員会
☆Information
舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-
≪日程・会場≫
【東京】2019年3月9日(土)~24日(日) 日本青年館ホール
【京都】2019年3月28日(木)~31日(日) 京都劇場
≪出演≫
久保田悠来
萩谷慧悟
原嶋元久
小沼将太
宇野結也
後藤 大
増子敦貴
千田京平
高橋奎仁
田淵累生
丘山晴己
大高洋夫
飯塚大夢 北川雄也 木村充希 拳多
鯉江至音 高橋広吏 夛田将秀 本間勇二ロイド
佐藤公介 中西 奨 福田慶晶 八巻紀一
原作:石ノ森章太郎 ※「ノ」は、1/4角の下揃え
脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)
シリーズ原案・監修:虚淵 玄(ニトロプラス)
脚本協力:鋼屋ジン(ニトロプラス)
音楽:山下康介
主催:東映 ニトロプラス ネルケプランニング
≪公式サイト≫
https://www.nelke.co.jp/stage/zangetsu/
≪公式Twitter≫
@stage_zangetsu
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