中川晃教とのチームに中河内雅貴は「白米」、伊礼彼方は「クール」と自信!ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』9/7開幕直前・囲み取材レポート

  • 2018-9-5

フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズの“真実の物語”が再び! 2016年の初演で大喝采を浴びたミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が、9月7日より東京・日比谷シアタークリエにて待望の再演を迎えます。
9月5日に開催された囲み取材では、中川晃教さん、中河内雅貴さん、伊礼彼方さん、海宝直人さん、矢崎広さん、福井晶一さん、spiさん、演出を務める藤田俊太郎さんが登場。開幕に向けての意気込みと、今作への自信を語りました。

 いよいよ9月7日より東京公演スタート、10月からは全国ツアー公演も! ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』開幕直前・囲み取材をレポート


いよいよ9月7日より東京公演スタート、10月からは全国ツアー公演も!
ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』開幕直前・囲み取材をレポート

2005年にブロードウェイで開幕し、トニー賞・最優秀ミュージカル賞、グラミー賞など全世界で57部門もの賞を総なめにした伝説的ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』。2014年にはクリント・イーストウッド監督による映画版も上映され、好評を博しました。
今作は、誰もが一度は耳にしたことのある名曲を多く生み出したフランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズの実話を基にしており、全米のみならず世界中でNo.1のスター歌手に登りつめた彼らの光と闇、そして青春をヒット曲と共にテンポよく描いていきます。

2016年夏には日比谷・シアタークリエにて日本人キャストによる日本公演の初演が行われ、ザ・フォー・シーズンズのメンバーであり、今作の音楽を担当するボブ・ゴーディオもその実力を認めた中川晃教さんが“天使の歌声”を持つフランキー・ヴァリを見事に表現。満員御礼となった日本初演は、主演の中川さん、演出の藤田さんがそれぞれ菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞等を受賞するなど、演劇界に大旋風を巻き起こました。

それから約2年を経て迎える待望の再演では、新たなメンバーも含めた最高峰のキャストが集結! 中川さん以外はWキャストとなる2チーム制に分かれ、初演より引き続き同役でチームを組む≪チームWHITE≫では中川さん、中河内雅貴さん、海宝直人さん、福井晶一さんが、そして新たに結成された≪チームBLUE≫では中川さん、伊礼彼方さん、矢崎広さん、spiさんが、その豊かな歌声とともにザ・フォー・シーズンズの面々を演じます。
ステージでは中川さんを中心とするチームWHITE、チームBLUEが生み出すハーモニーに、初演より引き続き、ザ・フォー・シーズンズを見出す音楽プロデューサーのボブ・クルーを演じる太田基裕さんにも注目です。

2016年の初演から引き続き、同じ組み合わせでの4人が揃ったチームWHITE

2016年の初演から引き続き、同じ組み合わせでの4人が揃ったチームWHITE

中川さん・矢崎さんに、伊礼さん・spiさんが加わり結成されたチームBLUE

中川さん・矢崎さんに、伊礼さん・spiさんが加わり結成されたチームBLUE

再演を前にしての囲み取材では、まずは中川さんより「再演をするにあたって、初演での経験がすごく力になっています。この作品の感動ポイントのひとつは、関わる全ての人たちがひとつになって生まれてくるものこそ真骨頂なんだということ。再演も熱い『ジャージー・ボーイズ』になっていますので、ぜひ多くの方々に観に来ていただきたいです」と今作への想いをコメント。さらに中川さんは、初演からの続投組であるチームWHITEについて「安定感があって、関係性も築けているので稽古場から楽しくやることができました。だけどこの2年間、それぞれのフィールドで確実に前に進んでいるメンバーなので、初演よりもいいモノにしようという向上心もあり、いい意味でピリッとした緊張感もあります」と紹介します。

そんなチームWHITEの面々から、中河内さんは「初演ではこの作品の難しさを痛感し、足を引っ張らないようにがむしゃらに頑張っていましたが、今回は余裕も持てるようになって……より研ぎ澄まされた、白米のようになっております! 白チームだけに(笑)」とギャグを交えてコメント。加えて「このチームは久々に会ってお仕事をしても、見えない絆と深い愛情で繋がっているのが感じられます。とてもやりやすいメンバーで、また共演できるのが嬉しいです」と笑顔で語ります。

チームWHITE・BLUE:フランキー・ヴァリ役の中川晃教さん

チームWHITE・BLUE:フランキー・ヴァリ役の中川晃教さん

チームWHITE:トミー・デヴィート役の中河内雅貴さん

チームWHITE:トミー・デヴィート役の中河内雅貴さん

同じくチームWHITEの海宝さんも「初演は食らいつくのに必死でしたが、昨日、一昨日と舞台稽古で同じセットに立ってみて、改めて『ここはこんな景色なんだ』と気付いたり、新しい発見もたくさんありました。そんなそれぞれの経験が自然とステージ上にも出て、また新しいものを受け取ってもらえるんじゃないかと思います」とコメント。

続く福井さんは「初演は、演出の藤田さんの頭で描かれているものがよく分からなくて(笑)。大変な思いをしたんですが、今回は一度作り上げたものがあるので、演出を僕らの中でも熟させることで、新たなものが見えてくるのではないかと思います。音楽ありきの作品なので、音楽にどれだけ寄り添って味方にできるか。その音楽と最高のハーモニーを皆さんにお届けできるか。そこを磨き上げて、いい音楽とドラマを作っていきたいです」と意気込みを語ります。

チームWHITE:ボブ・ゴーディオ役の海宝直人さん

チームWHITE:ボブ・ゴーディオ役の海宝直人さん

チームWHITE:ニック・マッシ役の福井晶一さん

チームWHITE:ニック・マッシ役の福井晶一さん

続いて、新生されたチームBLUEについて話題が向けられると、横から「言ってやれ、言ってやれ!」とけしかける新キャストの伊礼さんに、中川さんは「この通り、一筋縄ではいかない感じで(笑)」と返し、報道陣も大笑い。

そんな中、初演ではチームREDとして出演していた矢崎さんは「僕にとっては、2年前の初演があったからこそ今回の方が緊張感を感じていて、その気持ちがあるがゆえに気張り過ぎてしまうこともあり……そういう時に、助けてくれたのが伊礼さんとspiさんです。チームが代わって、人も代わると生まれるものもまた違ってくる、それが如実に出るのが『ジャージー・ボーイズ』という作品。WHITEともREDとも違うまた新しいチームが出来上がっていて、どんな風にお客様に観ていただけるか、僕も楽しみです」と、新たな仲間について語ります。

チームBLUE:ボブ・ゴーディオ役の矢崎広さん

チームBLUE:ボブ・ゴーディオ役の矢崎広さん

そして新キャストとなる伊礼さんは、「初演を観て、『トミーをやりたいな』と。客観的に観て面白い作品ほど、中に入ると責任重大でエネルギーも必要なんですが、もっと周りが見えていなきゃいけないんだなと今実感しています。中河内が『初演はがむしゃらだった』と言ったように、今は俺たちががむしゃらで、彼ら(チームWHITE)は高みから俺たちを見下ろしていることでしょう(笑)。BLUEにはBLUEのカラーがあり、とてもクールで、スタイリッシュに出来上がっていると思います」と、ジョークも交えながら軽快にコメント。

また伊礼さんは、劇中のトラブルメーカーであるトミー・デヴィート役に演じるにあたり「彼(中川さん)が2年前に獲った賞を僕も獲りたいなと。でも、僕はトミー役なので『最低男優賞』で!」と飛ばしますが、場内の反応に中川さんから「ウケなかったね」と言われ、「関西ならウケるのに、関東はイマイチだな~。拠点を移すか」とぼやく場面も(笑)。

チームBLUE(新キャスト):トミー・デヴィート役の伊礼彼方さん

チームBLUE(新キャスト):トミー・デヴィート役の伊礼彼方さん

チームBLUE(新キャスト):ニック・マッシ役のspiさん

チームBLUE(新キャスト):ニック・マッシ役のspiさん

そんな伊礼さんのトークに続き、同じく新キャストのspiさんは「伊礼さんのおかげか(笑)、毎日楽しく、必死に食らいつきながらやっています。この愛情や楽しさが、お客様にも伝わればいいなと思います」と真っ直ぐにコメント。チームBLUEが新たに生み出す、ザ・フォー・シーズンズとしての4人のハーモニーに期待が高まります。

そして初演の評判から期待も高まる再演について、演出の藤田さんは「(初演での)多くの受賞は嬉しいことですが、その評価に甘えるつもりは全くありません!」と力強いコメント。また2チームのキャストに対しても、チームWHITEについては「まとまりのWHITEは、いつの間にかまとまりを飛び越えて荒くれ者になりました。それぞれの個性が、光り輝く白米のように粒立っています」と、一方のチームBLUEについては「新しい風を伊礼さんとspiさんの2人が持ち込んでくれて、見ての通り……(雰囲気が)日本じゃないです!(笑)」と、その個性の広がりを表現します。

演出の藤田俊太郎さん

演出の藤田俊太郎さん

このチームBLUEの面々について、さらに藤田さんは「まるで違う国からやってきたようなスケール感の2人に、アッキーさんは“アッキーさん”という国から生まれた方で、それくらい身体能力も歌唱力も、アーティストとして突出しています。そこに誇り高き東北・山形出身の矢崎くんがいることで、この4人が集まっての新たなハーモニーが生まれました」と紹介。そして、ほかキャラクターにも強力な俳優陣が揃った今作を「控えめに見ても、世界中の劇場のどこに持って行っても恥ずかしくない作品を作りました!」と誇らしげに語ってくれました。

取材の最後は、中川さんが「ミュージカルは今、本当に熱くなってきています! ここに集まっている皆さんも、幅広いフィールドからこの作品に集まっています。ミュージカルがなぜ、こんなにも熱いのか。それはきっと、劇場に来て体感していただけたらわかっていただけるはず。音楽、芝居、そして何よりもライブ感。劇場でしか味わうことのない醍醐味が、ここまで熱くさせているのだと思います。私たちもさらにミュージカルが盛り上がっていくように頑張っていきたいですし、ミュージカルをご覧になったことのない方にも感動していただける作品になっていますので、ぜひ劇場にお越しください」と、熱意の溢れる言葉で締め括りました。

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』は、日比谷シアタークリエにて9月7日より開幕。10月3日までの東京公演に続き、10月8日~11月11日にかけては秋田・岩手・愛知・大阪・福岡を巡る全国ツアー公演、さらに名古屋での追加公演、神奈川での凱旋公演が行われます。Wキャストの出演スケジュールやチケット情報ほか、公演に関する詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

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☆Information

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』
演出:藤田俊太郎
脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
音楽:ボブ・ゴーディオ
詞:ボブ・クルー
出演:中川晃教、中河内雅貴/伊礼彼方(Wキャスト)、海宝直人/矢崎広(Wキャスト)、福井晶一/spi(Wキャスト)
太田基裕、阿部裕、畠中洋/綿引さやか、小此木まり、まりゑ、遠藤瑠美子、大音智海、白石拓也、山野靖博、石川新太
【公演期間】
2018年9月7日(金)~10月3日(水) 日比谷シアタークリエ(東京)
2018年10月8日(月・祝)~11月11日(日) 全国ツアー
≪公式サイト≫
https://www.tohostage.com/jersey/

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