- 2013-2-14
『轟轟戦隊ボウケンジャー』ボウケンブラック/伊能真墨役でブレイク。最近はネット界隈で初音ミクのコスプレが話題になったり、写真展をプロデュースしたりと、さらに先日は会社設立を発表して話題になった齊藤ヤスカさん。俳優業以外での注目が高まる中、舞台『Live in toRAIN No.A-h~愛すべき隣人/地底に閉じ込められた未来~』で主演俳優として新たな役者魂を魅せています。
2/9より新宿シアターモリエールで上演が始まった舞台本作には、主演のヤスカさんをはじめ、ドラマ『ごくせん』等多くのTVドラマやバラエティで活躍中の脇知弘さん、現在もレスラーとして活動をつづけるダンプ松本さんという、異色の組み合わせに加え、ジュノンボーイコンテスト出身の標永久さん、水谷百輔さん、村上耕平さんというイケメン俳優たちが脇を支えるというバラエティに富んだキャスト陣も見どころの一つ。気になるその内容は……
年齢、性別、職業も様々な20人がたまたま乗り合わせた地下鉄車内で、謎の事態が発生。その車内に閉じ込められた人々の恐怖、混乱、絶叫から物語は始まり、20人それぞれが歩んできた人生の、表と裏を描いていきます。
間もなく丸2年の月日が経とうとしている東北地方太平洋沖地震がもたらした悲劇、68年前に起きた広島、長崎への原子爆弾の投下などへの強い想いがこの作品のテーマの一つにもなっており、救出を待つ車内であからさまに描かれる人間模様は、時に目を覆いたくなるようなシーンも。
ですが、本作品で脚本を担当し、自身も出演してる濱田真和さんは「“重い”話ではなく、人を想う“想い”話を書下ろした」と話し、「3.11以降、忘れかけられている現実、復興に込めた想いを、お客様に届けられたらなと思っています。お客様が『忘れちゃいけないな』って思ってくれることを祈ってます!」と語ってくれました。
また、ヤスカさんも座長らしく、久々のシリアスなテーマの作品に全身全霊で挑み、しっかりと「愛」や「希望」を伝える形で熱演しています。お客様には「思い思いに何かを感じ、持ち帰ってもらえたら…」とコメントしてくれました。
公演は今週末の2/17(日)まで。ここ最近はコメディータッチな作品への出演が多かったヤスカさんの、一味違った魅力を感じに、ぜひ劇場へ足を運んでみてください!
☆Information
トウキョウ演劇倶楽部 プロデュース公演 Vol.1
「Live in toRAIN No.A-h」~愛すべき隣人/地底に閉じ込められた未来~
劇場:新宿シアターモリエールにて上演中
日程:2/9(土)~2/17(日)
出演:齋藤ヤスカ、脇 知弘、ダンプ松本、有澤 晴香、濱田 真和、標 永久、時田 愛梨、水谷 百輔、村上耕平、ほか
脚本:濱田 真和
演出:小林 拓生
製作著作:トウキョウ演劇倶楽部
チケット:全席指定 税込5,800円
※詳しくはhttp://www.tokyo-engeki.com/ticket.html