平野良が美青年に一目惚れ!? 文学作品の新説に挑んだ舞台『桜の森の満開の下』

  • 2012-7-24

7/13(金)~7/16(月)まで、東京・表参道スパイラルホールにて、平野良の主演舞台『桜の森の満開の下』の公演が行われた。

平野良

――残虐な山賊がある日峠で出会ったのは、今まで見たこともないような美しい青年であった――
……坂口安吾の原作では「美女」であった役を「青年」に置き換え、「人間」の「孤独」をより深く描いた新・文学劇。
今までの安吾作品では描いたことの無い形でのアプローチに挑戦したのは、“ダークファンタジー”や“文学世界”に定評のある演出・北澤秀人と脚本・ほさかよう。

標永久(しのぎ えのく)

数々の舞台で主演を務めてきた平野が、今回は「孤独」を抱える山賊役を静かな迫力で魅せる。
山賊を翻弄する青年役には、第19回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ファイナリストの標永久(しのぎ えのく)。初舞台ながら堂々とした佇まいと美しさ。

同じく初舞台となる雪中梨世の初々しさ、小林健一、澤田育子のコメディタッチなやり取り、そして元・タカラジェンヌの樹里咲穂の貫禄。様々な個性の色が新しい文学劇を彩っていた。

客席は桟敷席、椅子席と2種類に分かれており、中央のステージと桟敷席の周辺を囲った通路ラインをアクティングエリアとして、演者たちが客席間際を練り歩き、山賊が青年をおぶって駆けまわる。
舞台の世界に観客を引きこむような挑戦と工夫が随所に溢れ、役者の熱演と、衣裳の繊細な美を間近で目にすることが出来るのも見所の一つとなった。

☆Information

◆公演概要◆
■舞台『桜の森の満開の下』
日程:7/13(金)~7/16(月)
場所:表参道スパイラルホール
原作:坂口安吾/脚本:ほさかよう/演出:北澤秀人
出演:平野良、標永久、小林健一、澤田育子、雪中梨世、樹里咲穂

舞台『桜の森の満開の下』ブログ
http://ameblo.jp/sakuratosanzoku/

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