中川晃教・柿澤勇人主演、加藤和樹ら出演ミュージカル『フランケンシュタイン』製作発表詳細レポUP!

  • 2016-8-24

韓国発の大作ミュージカルが日本初上陸! 国内屈指のキャストが揃う、ミュージカル『フランケンシュタイン』が、2017年新春より日生劇場にて上演されます。大きな注目が集まる中、8月19日に中川晃教さん、柿澤勇人さん、加藤和樹さん、小西遼生さんらメインキャスト8名と、演出を務める板垣恭一さんが揃っての製作発表が開催されました。

華麗な衣装姿で登場、主演の中川さん&柿澤さんによる歌唱披露も!

華麗な衣装姿で登場、主演の中川さん&柿澤さんによる歌唱披露も!

(左から)演出・板垣恭一さん、相島一之さん、音月 桂さん、加藤和樹さん、中川晃教さん、柿澤勇人さん、小西遼生さん、濱田めぐみさん、鈴木壮麻さん

あの誰もが知っているゴシックロマンの名作を、大胆なストーリー解釈と、流麗にしてメロディアスな音楽でリマジネーションし、メインキャスト8名全員が1人2役を演じるというトリッキーな作劇も相まって、韓国で大ヒットを記録した大作ミュージカル『フランケンシュタイン』が、来る2017年にいよいよ日本初上陸! この日本版でも、メインキャスト全員が1幕と2幕で異なる2役を演じます。

人類の“生命創造”への飽くなき探求と、“愛と友情”をテーマに、壮大なスケールと溢れるスピード感で展開する衝撃のストーリーに、日本ミュージカル界最高のキャスト陣が集。
主演のビクター・フランケンシュタイン/ジャック役には中川晃教さんと柿澤勇人さん、そしてアンリ・ブュプレ/怪物役には加藤和樹さんと小西遼生さんがそれぞれWキャストで出演と、この顔合わせに早くも期待と注目が集まっています。

【ストーリー】
19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、2人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に今こそ自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。

【キャスト】
ビクター・フランケンシュタイン/ジャック:中川晃教、柿澤勇人(Wキャスト)
アンリ・デュプレ/怪物:加藤和樹、小西遼生(Wキャスト)
ジュリア/カトリーヌ:音月桂
ルンゲ/イゴール:鈴木壮麻
ステファン/フェルナンド:相島一之
エレン/エヴァ:濱田めぐみ
ほか
※各キャスト1幕/2幕の順に2役の役名を表記しています。

5,000名を超える応募から選ばれたオーディエンス200名が見守る中、舞台衣裳を身に纏ったメインキャストが一堂に会しての製作発表記者会見が開催。
中川晃教さん、柿澤勇人さん、加藤和樹さん、小西遼生さん、音月 桂さん、鈴木壮麻さん、相島一之さん、濱田めぐみさんのキャスト8名、そして今作で演出を務める板垣恭一さんが登場し、今作への意気込みを語りました。

中川さんと柿澤さんは科学者ビクター、加藤さんと小西さんはアンリの衣裳姿で登場!

中川さんと柿澤さんは科学者ビクター、加藤さんと小西さんはアンリの衣裳姿で登場!

まずは今作のオリジナル版脚本と、歌詞を手掛けたワン・ヨンボム氏から届いた「私の魂とも言えるこの作品、日本版『フランケンシュタイン』が皆さんに特別な感情をお届けできることを願って、上演を期待しています」とのメッセージが読み上げられ、演出の板垣恭一さんも「新解釈の『フランケンシュタイン』と位置付けた作品にします」とコメント。日本初上演となる今作で、どのようなステージが展開されるのか期待が高まります。

そして“生命創造”の研究に没頭する天才科学者のビクター役、人間同士を格闘させるギャンブル闘技場を営む悪党のジャック役を演じる中川晃教さんは、演じる役柄について「なぜ彼は倫理に反してまで、人を生き返らせようと思ったのか。一見異常なようでも、愛する仲間、アンリを甦らせたいという強い想いがあってのことで、この役を演じ、歌っていく上でそこに説得力を持ちたいと思います」と語ります。

ミュージカル界が誇る歌声を持つ、ビクター&ジャック役の中川晃教さん

ミュージカル界が誇る歌声を持つ、ビクター&ジャック役の中川晃教さん

そして中川さんと同役でWキャストとなる柿澤勇人さんは、「実は中川さんの大ファンで、劇団四季の研究生時代は毎日のように中川さんの歌を聞いて“こんなに歌を自在に操れたら、なんて楽しいだろう”と憧れていました」とコメント。
さらに「先日、歌稽古でご一緒させていただいて、緊張でほとんど記憶がないんですが…その時、“がんばるぞ!”って下を向いたら社会の窓が全開でした(笑)」と、中川さんへの想いから失敗してしまったエピソードを明かします。

演技力での評価が高い柿澤勇人さんは、中川さんへの憧れも熱弁!

演技力での評価が高い柿澤勇人さんは、中川さんへの憧れも熱弁!

また6月に主演ミュージカルの上演中に足に怪我を負ったことに触れ、「大千穐楽まで役を全うすることができず、すごく悔しい経験をしました。たくさんの方に支えられ、今は手術を終えてかろうじて歩くことができるようになりました。1月の上演までには元気な姿になって、皆さんに舞台で恩返しがしたいと思います」とコメント、心配するファンにも回復を誓います。

そして非業な死を遂げるビクターの親友・アンリ役と、ビクターによって生み出された怪物の2役を演じる加藤和樹さんは、「出演が決まり、すぐに韓国までオリジナル版を観に行きましたが、言葉が分からなくても自然と感情が高ぶり、涙を流す自分がそこにいました。男が見ても惚れ込むほどの愛と友情の物語に、僕自身初めての感覚を味わったこの作品を、自分が演じられることに奮い立っています」と、今作への意気込みを力強く語ります。

韓国で自身が味わった感動を、新たに伝えたいと語った加藤和樹さん

韓国で自身が味わった感動を、新たに伝えたいと語った加藤和樹さん

同じく加藤さんとのWキャストの小西遼生さんも韓国へ観に行ったと話し、「韓国語がわららなくても身体から伝わるエネルギーや生命力があって、その正体はなんだろうと思っていましたが、皆さんのコメントを聞いて、生命を扱うこの作品を大切に演じるなら、生命力が強く浮き出てくるのは当然のことだといま改めて感じました」とコメント。また「2役を演じるエネルギーが真逆の力を生み出す、やりがいのある作品です」と話しました。

加藤さんとのWキャスト、その役作りの違いも楽しみな小西遼生さん

加藤さんとのWキャスト、その役作りの違いも楽しみな小西遼生さん

ビクターの婚約者・ジュリア役と、怪物に思いを寄せる闘技場の下女のカトリーヌ役を演じる音月 桂さんは、「宝塚では男役を務めてきて、まだ女性役は経験が少なくドレス姿もほぼ初めてなので、まずは女性らしい仕草を身に着けたいと思います」と笑顔でコメント。
またジュリアの父・ステファン役と闘技場に出入りする守銭奴・フェルナンド役を演じる相島一之さんは「皆さんほぼ初対面で、ミュージカルはコメディしか出演したことのない私ですが、今回はとってもかっこよく、美しいミュージカルです! さらに日生劇場での上演と初めて尽くしで、僕は30年以上も演劇をしてきて、今まで何をやっていたのでしょう(笑)」と緊張した様子ながらも、ユーモアたっぷりに会場を沸かせます。

(左から)ベテランながら緊張をみせた相島一之さんと、ドレス姿が美しい音月 桂さん

(左から)ベテランながら緊張をみせた相島一之さんと、ドレス姿が美しい音月 桂さん

そしてビクターの執事・ルンゲ役と、ピエロ姿の闘技場の召使い・イゴール役を演じる鈴木壮麻さんは「1幕と2幕で違う役を演じるなんて、幕間の楽屋は一体どんな壮絶な光景になるんでしょうか(笑)。日本中をワクワクさせる、ミステリアスなこの作品をお楽しみに」とにこやかに語り、ビクターを見守る姉・エレン役と、夫のジャックを尻にしき怪物を手名づける闘技場の女主人・エヴァ役を演じる濱田めぐみさんは「弟・ビクターの成長を歌い上げるシーンがあるんですが、彼が神の領域に触れてしまい、精神も環境もすべてが崩れていく様を客観的に見守りながらも、どう見せるかを大切にしたいです」と役作りについて語りました。

(左から)語り口も優雅な濱田めぐみさんと、お茶目な姿も見せた鈴木壮麻さん

(左から)語り口も優雅な濱田めぐみさんと、お茶目な姿も見せた鈴木壮麻さん

1人2役の仕掛けに日本初演と、多くのポイントを持つ今作にコメントが尽きないキャスト陣。中でもひときわ熱弁を続けた中川さんは、コメントを終える度に「しゃべりすぎちゃったね、ごめんね!」と謝り、柿澤さんからも「ちょっと長い(笑)」とツッコミが飛ぶなど、会見は終始和やかなムードで進行。
また質疑応答では、テレビ番組のレポーターとして潜入していたお笑い芸人の桜 稲垣早希さんから加藤さんと小西さんへ、“超イケメンの2人が演じる怪物役、どんな怪物ぶりを期待したら?”と質問が飛び、「すごいハードルを上げられた」と苦笑しつつ、加藤さんと小西さんが顔を見合わせる一幕も。

この質問へ、加藤さんは「怪物だけど、作りだされた最初は何もわからない赤ちゃんと同じ。そこから色んなことを経験していく中で、見た目の異形さに“怪物”と呼ばれてしまうだけで、中身は純粋なのかもしれない。外見でいえば、韓国版ではムキムキボディだったので僕も鍛えなきゃいけないかも(笑)」と回答。
そして小西さんは「ビクターとつながりが深い役なので、怪物の姿を通してビクターの心を表現できるような役にしたいです。外見は…エヴァンゲリオンに負けないような、強くてかっこいい怪物になれば(笑)」と話し、稲垣さんの持ちネタ・エヴァンゲリオン物まねにもかけたコメントで会場を沸かせました。

会見終盤では、中川さんと柿澤さんが今作を象徴する一曲としてビクターの劇中歌『偉大なる生命創造の歴史が始まる』を歌唱披露! Wキャストのため、2人で一緒にこの曲を歌うのはここだけという特別版に。その力強くのびやかな歌声に、見守るオーディションエンスだけではなく、ステージ脇から見つめていたほかキャストからも拍手喝采となりました。この歌唱披露の模様は、YouTubeの東宝チャンネルにて映像を見ることができます。

中川さんと柿澤さんが、本番では実現しない2人揃っての歌声を披露!

中川さんと柿澤さんが、本番では実現しない2人揃っての歌声を披露!

ミュージカル『フランケンシュタイン』は、日生劇場にて2017年1月8日(日)~1月29日(月)まで上演、続いて2017年2月に大阪、福岡、愛知公演が上演となります。日生劇場公演のチケットは9月10日より一般発売がスタート。ほか、公演に関する最新情報はInformationから公式サイトをご確認ください。2017年新春、新たな名作が“創造”される…ミュージカル界屈指のキャストが揃う、このステージをお見逃しなく!

☆Information

ミュージカル『フランケンシュタイン』
2017年1月8日(日)~29日(月) 東京・日生劇場
2017年2月2日(木)~5日(日) 大阪・梅田芸術劇場 メインホール
2017年2月10日(金)~12日(日) 福岡・キャナルシティ
2017年2月17日(金)~18日(土) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
《公式サイト》
http://www.tohostage.com/frankenstein/

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