2016-5-22

2005年公開の映画『仮面ライダー THE FIRST』と、その2年後に公開の続編『仮面ライダー THE NEXT』のBlu-ray化が決定。ボーナスディスク新規映像特典の座談会収録が、5月16日東京・大泉の東映東京撮影所にて行われ、本郷猛／仮面ライダー1号役の黄川田将也さん、一文字隼人／仮面ライダー2号役の高野八誠さん、風見志郎／仮面ライダーV3役の加藤和樹さん、さらには『仮面ライダー THE NEXT』で監督を務めた田崎竜太さん、アクション監督の横山誠さんが囲み会見に出席しました。

(左より)横山誠アクション監督、高野八誠さん、黄川田将也さん、加藤和樹さん、田崎竜太監督

原作者・石ノ森章太郎氏の漫画版をベースに、“改造人間”仮面ライダー1号と2号のドラマを描いた『仮面ライダー THE FIRST』と、その続編で仮面ライダーV3が登場し仮面ライダー誕生当初において重要要素だった“怪奇性”が強調された『仮面ライダー THE NEXT』。大人のための仮面ライダー2作品が高画質のBlu-rayで蘇ります。

サイクロン1号＆サイクロン2号＆ハリケーンのライダーマシンとの夢の6ショット！

黄川田さん＆サイクロン1号

高野さん＆サイクロン2号

加藤さん＆ハリケーン

2007年の『仮面ライダー THE NEXT』公開以来約10年ぶりの再会について、「みんなと集まった時、「もう10年なの？」というくらい、10年前のもの作りを一緒にやっていた時の空気になれたというのが不思議に思えたし、うれしかったです」と喜びを噛み締めでいた黄川田さん。
撮影中で印象に残ったのは“アクション”だと語った上で「アクションは苦手だと思いこんで撮影に入っていたので、「FIRST」も「NEXT」も毎回ドキドキで、ただただ一生懸命やるしかないと。その中でも横山さんが冒険してくれたことや監督が信じてくれたこととかが嬉しくて、そのシーンを見るたびに10年前へタイムスリップする感じです」と当時を振り返りました。

ライダースーツの大変さを身振り手振りで説明する黄川田さん

高野さんは「撮影の思い出は、基本的に全部ですが、キャストスタッフがこのために集まって実験的なことをやったりとか、苦労しながら本気のモノが詰まっていて、自分のシーンの中では、2号が吐血するシーンだったり、「FIRST」なら主題歌の「レッツゴー!! ライダーキック」が流れるシーンとかを見て欲しいです」とオススメポイントをチョイス。
さらに「『NEXTは“PG-12”作品で、当時見られなかった方もいると思うので、改めて見られる年齢になってから作品を見るというのもいいんじゃないかなと。是非家族で見て下さい」とPR。

「普通のドラマ撮影とは違って、仮面ライダーの撮影は独特の気分だった」と語る高野さん

加藤さんは「久しぶりですが、そんなに久々な感じもしないし、でも皆さんお変わりないですし、この作品に出会えて良かったなと思いますし、劇場やDVDでご覧になった方も、もう一度この作品を見てみようとって思えるような感覚に自分もなれました。TVシリーズの「仮面ライダーカブト」もやらせていただいた中で、この作品はライダースーツをこの世で一着の自分のサイズで作って、そのスーツでアクションができたことは僕としては嬉しかったし印象に乗っていますね。「FIRST」を戦い抜いた2人と共演できたことも一番印象深いです」とコメント。
また、久々に東映撮影所へ来た感想については、「遠いなぁって」と笑いを提供しつつも、「母校に帰ってくる感じと似ているなって思いました。感慨深いものがあります」と語りました。

加藤さんは「きれいな画面でクリアな細かい部分を見て欲しい」とアピール

今作では、3人がスーツを着用しマスクオフ姿で演じている点が見どころの一つ。これについて黄川田さんは「ちょっと動きづらいところがあるんですが、余計な動きが一切出来なかったところが物理的に助かっていて、『ここで止まんなさいよ』とスーツに言われているような感じでした」と構えを交えて語り、加藤さんは「僕たちのスタイルで作られたスーツなので、仮にもし“続き”があるとしたら、体をつくらなきゃって思います(笑)」と、次回作に意欲満々？

そして高野さんは「スーツよりもマスクをつけるのがタイトで、顎をつける位置がちゃんとハマらなかったりしたのが、今回ならではの悩みでした」と振り返るも、「あと(仮面ライダー2号のスーツアクター)マーク武蔵さんの“後ろ髪”と俺の後ろ髪が違うからそこを見て欲しいです」と余計な一言に、他の4人から「そこは見ちゃダメだよ！」と一斉に突っ込まれる場面も(笑)。会見は終始和やかな雰囲気で行わ、そのトークの盛り上がりからも、特典映像への期待が高まりました。