“明日10/1開幕!”「PERSONA5 the Stage #2」主人公役・猪野広樹SPインタビュー《前編》役作りに原作ゲームをプレイ「僕の主人公はオラついてます!」

  • 2020-9-30

アトラスの大人気ジュブナイルRPG『ペルソナ5』の舞台化作品第2弾、「PERSONA5 the Stage #2」の公演情報が公開されました!
メインキャストは前作より続投し、第2弾からの新キャストとして新島真役に七木奏音さん、金城潤矢役に宮下雄也さん、佐倉惣治郎役に森山栄治さんらを迎えます。

原作は、現代日本を舞台に「ペルソナ能力」(=心のなかに眠る別人格が、伝来の神や悪魔の姿となって出現した特殊能力)に目覚めた高校生たちが仲間と協力し合いながら困難に立ち向かう姿を描く、アトラスの人気ジュブナイルRPG『ペルソナ』シリーズ。中でも『ペルソナ5』は、2016年に発売されて以降、アニメ化やコミカライズされるなど高い人気を誇っています。

自身に課せられた“更生”のため、そして悪しき欲望から人々を救うため――“心の怪盗”となった主人公は、腐った大人たちをどのように改心させるのか!? 謎とスリルあふれるストーリーが、爽快感たっぷりのバトル・アクション、友情を育み絆を作りながら成長していく少年少女の丁寧な心理描写と共に描かれます。

スマートボーイズでは、9月中旬の稽古真っ只中の主演・猪野広樹さんを直撃した合同取材&個別インタビューの模様をお届けいたします。

本作への意気込みから作品とリンクしたプライベートの一面までを前編・後編の2回に渡って配信!
前編では、2019年12月に上演された前作や役作りについてお話していただきました!

主人公役/猪野広樹さん

主人公役/猪野広樹さん

【猪野広樹さんSPインタビュー 前編】
<合同取材>
――まずは「PERSONA5 the Stage #2」開催に向けての思いをお伺いできればと思います。

猪野さん コロナ禍という中で、やっぱり世の中が平和だからこそ、エンタメはできるんだなと思いました。今まで千秋楽を当たり前のように迎えてましたけど、いつどこで舞台が出来なくなるかわからないことを考えると、千秋楽を迎える意味というのはすごいくデカいなって、改めて思いましたね。初舞台ぶりに千秋楽のデカさを感じます。お客さんも万全の体調で来ていただくという意味では、本当にこの11公演がもう本当に勝負。自分たちもそうですけど、お客さんもある意味、勝負だなと思っています!

――稽古場での感染予防対策はどんなふうに行われているんでしょうか?

猪野さん 本当に制作さんがすごく対策をしてくださっています。例えば、靴の裏の消毒をしてから(稽古場に)入ったり、稽古場内でもソーシャルディスタンスを保ってます。稽古中も基本的にマスクをしながらで、1時間に1回必ず休憩を入れて換気してます。あとは隣の人のとの間にパーテーションを挟んだり。個人的にはもちろん、家に帰ったらすぐ手洗い。で、その日着てた服もすぐに洗濯機に入れて洗ってます!

――前作では芝居に殺陣に歌やダンスといろんなことが詰め込まれていましたが、前作を振り返ってみていかがですか?

猪野さん 前作は「どうすんねん!? この舞台どうやって表現しますの?」って感じで始まって(笑)。演出の西森(英行)さんのプランに沿いつつ、自分たちのアイディアも取り入れてくださりました。ただ、他の舞台とは全然違うタスクが多いので、(慣れるのに)時間がかかりましたね。前作は基本的に出ずっぱりだったんで、熱中症になるんじゃないかなと思ってやってました(笑)。でも、前回でベースが出来上がったとしたら、安易な表現ですけど、今回はめちゃめちゃパワーアップしてますね。

――具体的にブラッシュアップしたと思う部分は?

猪野さん すごくダンサブルになったと思います。前回は日常パートのお芝居も多くて、パレスに入っても会話が多かったんですけど、今回はそれに加えて、リズミカルなダンスの要素が増えました。なので、目で楽しんでもらえる作品になってます! 稽古では毎日インプットする作業で、毎回忘れないようにするのが大変です。今は2幕の稽古中なんですけど、稽古終わりに「1幕のこれなんだっけ?」と、確認し合ってる状態です。

――主人公という役作りに関しては、前作からどのようなことを意識していますか?

猪野さん 主人公は、要は(ゲームの)プレイヤー。ある意味自由にやらせてもらえるんですけど、作品の雰囲気は大事にしてます。前回は主人公の葛藤から始まった部分があるので、そこに重点を置いていました。あとは意識したのは、パレスに入ったときと、日常パートの差を出すことですね。自分の願望を出せるのがパレスなので、日常では出さない一面を見せることは意識していました。

――今回の稽古で、主人公の感覚はすぐ思い出せたんでしょうか?

猪野さん ブランクはありました。でも、今作は主人公が中心の話ではなくて、(喜多川)祐介とか、(新島)真の話がベースなので、みんなのバランスを見ながら最後に主人を作るんですよ。そこが他の舞台と違うところですね。普通ならドンと主役がいて、みんなが囲む感じだと思いますけど。なので今はまだ、みんなのバランスを見て作る作業をしてるところです。

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――前回、「東京ゲームショウ2019」のイベントで、原作の主人公の声優を担当された福山潤さんとお会いしているかと思います。福山さんとのお話で役作りの参考になったことはありますか?

猪野さん お話を聞いて、これ使おう!と思ったのは、“むっつり”。潤さんは「この主人公はむっつりだ」とおっしゃってたので、(役作りの1つとして)頂いちゃいました。それで前回、むっつり部分を1ヶ所入れたんです。カモシダパレスに水着姿の(高巻)杏がいる場面で、杏を直視しないように、でも(こっそり横目で)見てる!みたいな(笑)。今回はどうしようかなぁと思ってて。今回は原作で、祐介が杏に「フルヌードを描きたい」と言うところがあるんですよ。来たか……と思ったんですけど、あえて興味ない(ように見せる)のが面白いかなって。一度水着の杏を見てるので、他の場面で出そうと思ってます(笑)。

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――猪野さんは原作のゲームもプレイされてるとのことですが、猪野さんが操作する主人公はどんなキャラクターですか? 自分で設定を作ってプレイされる方もいるようですが。

猪野さん 僕はずっと駅前の宝くじ売り場で宝くじを買ってる主人公でした(笑)。ゲーム内でバイトもできるんですよね。コンビニでバイトしているときに、いや、バイトは違うなと思って。あ、これはちょっと実際の自分に似てるかもしれない。僕、バイトをいっぱいしてたんですけど、なんか違うなと思ってました。それで本当に宝くじを毎日買ってたわけじゃなくて、(バイト以外に)他にやりたいことがあったからなんですけど。ゲームでは放課後にバイトができるんですよね。でも、それよりパレスに入りたいと思って、宝くじの当選結果を待つ間にパレスに入ってました。そのせいか、未だにラスボスが倒せません!

――そういったプレイ経験が、演じるにあたって参考になりました?

猪野さん 前回は特に参考になりましたね。自分がプレイしてて、俺だったらこう返すとかを考えたり。主人公のセリフに選択肢があって、何を選ぶか本気で考えたり。「どうしよう……ケンカ売るか?」みたいな。僕の作った主人公はけっこうオラついてます(笑)。

――猪野さん演じる主人公の名前を募集して、公演毎に名前が変わる経験をされていかがでしたか?

猪野さん 「俺、今日はこんな名前なんだ。へ~!」とは思いました(笑)。自分で自分の名前を言う場面はないので、僕は全然苦労しなかったです。でも、周りが苦労してました(笑)。だから、いたるところに“今日の主人公の名前”っていう貼り紙があるんですよ。楽屋の鏡前とか、上手と下手の舞台袖、楽屋裏通路とか。なので今回も、周りが大変だなと思います。前回、よくみんな忘れなかったなと思ってます(笑)。

――稽古中の名前はどうされてるんですか?

猪野さん 偉人の名前を勝手にお借りして、坂本龍馬のときもありました。猪野広樹のときもありました。あとは佐々木のヒデ様も出てるんで、佐々木の名前を使ったり。その日の名前を忘れたら、塩田康平くんとか勝手にヘンな名前で呼んでくれます。

――稽古場は和気あいあいとした雰囲気なんですね。

猪野さん そうですね。でも、本当にインプットするものが多くて、何かしゃべったら忘れそうなんです(汗)。話しかけられると、「待って待って!」って焦ってしまうこともあります……!

【SPインタビュー、後編に続く】

「PERSONA5 the Stage #2」は、神奈川・KT Zepp Yokohamaにて10月1日~4日まで上演。大阪公演は、10月17日~18日に大阪・サンケイホールブリーゼにて開催されます。公演詳細はInformationより公式サイトをチェックしてください。
ヘアメイク:福田純子(Nestation)
スタイリスト:吉田ナオキ
衣装協力: ACUOD by CHANU
©ATLUS ©SEGA ©SEGA/PERSONA5 the Stage Project

☆Information

「PERSONA5 the Stage #2」
原作:アトラス「ペルソナ5」
脚本・演出・舞台音楽作詞:西森英行
音楽:目黒将司 小西利樹(アトラス)
舞台音楽:喜多條敦志(アトラス)
公演日程:
【横浜】KT Zepp Yokohama 2020年10月1日(木)〜10月4日(日)
【大阪】サンケイホールブリーゼ 2020年10月17日(土)〜10月18日(日)

キャスト
主人公:猪野広樹

坂本竜司:塩田康平 高巻杏:御寺ゆき
喜多川祐介:小南光司 新島真:七木奏音

明智吾郎:佐々木喜英 新島冴:茉莉邑薫
三島由輝:糠信泰州 川上貞代:南沙羽
校長:山岸拓生

斑目一流斎:高松潤 金城潤矢:宮下雄也

佐倉惣治郎:森山栄治

モルガナ:大谷育江(声の出演)

アンサンブルキャスト:菅原健志 細川晃弘 坂本和基 榮桃太郎
御林杏夏 夏目卓実 山下朱梨 神谷春樹 轟大輝 山田隼人 塩見奈映

チケット
全席指定:14,000円(来場者特典付き)
※来場者特典は非売品となります。
※特典グッズは当日、劇場にてプレゼント致します。
チケットスケジュール

◎公式HPにて、感染症対策についての取り組みとお客様へのお願いを掲載しております。必ず内容をご確認の上ご来場ください。
その他、グッズ等に関する情報は近日中に発表いたします。

チケットに関するお問合せ ローソンチケット https://l-tike.com/contact/
公演に関するお問合せ DMM Stage MAIL:dmmstage-info@dmm.com

≪公式サイト≫
https://p5-the-stage.jp/
≪公式Twitter≫
@p5_the_stage

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