2018-8-20

8月18日に開幕した歌劇「明治東亰恋伽～月虹の婚約者～」大阪公演が8月19日、大盛況のうち千穐楽を迎え、8月25日からは東京・北千住のシアター1010にて東京公演が上演されます。

「明治東亰恋伽」は、「明治」を舞台にしたスマホ向け恋愛シミュレーションゲームで、2016年に歌劇「明治東亰恋伽～朧月の黒き猫～」が上演。チケットが完売するなど大好評を博しました。

待望の第2弾では、荒木宏文さん演じる森鴎外と、鈴木桃子さん演じる高校生の綾月芽衣との恋愛模様を中心に描かれます。

スマートボーイズでは、大阪公演のオフィシャル画像およびオフィシャルレポートをお届けします。

森鴎外役の荒木宏文さん

(左)横山大観役の橘龍丸さん
(右)菱田春草役の橋本祥平さん

(中央)藤田五郎役の吉岡佑さん
(右)小泉八雲役の汐崎アイルさん

オープニングでは、白を基調とした美術にレインボー色のライトが照らされるなか、鴎外や芽衣のほか、橋本祥平さん演じる菱田春草、遊馬晃祐さん演じる川上音二郎、北川尚弥さん演じる泉鏡花、吉岡佑さん演じる藤田五郎、汐崎アイルさん演じる小泉八雲、橘龍丸さん演じる横山大観ら出演者が全員で踊るスピード感溢れるダンスが、まさに圧巻の一言。出演者を森の木々に見立てて、道を彷徨いながらも二人が出逢う場面では、これから始まる鴎外と芽衣の『運命の恋』を予感させる華やかな演出に、胸がドキドキすること間違いありません。

華やかなオープニングシーン

また、前作でも大好評だった鴎外の日課となっている『行水』シーンがパワーアップして登場。舞台上を裸で動き回る鴎外をアンサンブルキャストが洗濯物で隠すのだが、状況を楽しんでいる鴎外は舞台を自由に行ったり、来たり。その度に洗濯物の奥からチラチラと見える、鴎外の裸に観客からも黄色い悲鳴があがっていました。

前作でも好評だった「行水」シーンはさらにパワーアップ！

さらに、お座敷常盤では、音二郎が見事な女形、音奴となり座敷を盛り上げますが、このシーンでは音奴が指名した二人の日替わり対決を見ることができ、初日は春草と大観の画家コンビが「あっち向いてほい」で対決。二人の白熱した戦いに客席からは大歓声があがりました。なお勝利者はソロで楽曲を歌うことができ、春草との勝負を制した大観が、力強く伸びやかな歌声を披露。

遊馬晃祐さん演じる川上音二郎が女役となり盛り上げる「日替わり対決シーン」も必見！

そして、明治で過ごせるのが約1カ月後の満月の夜までという限られた時間しかない状況で、互いに惹かれあいながらもすれ違ってしまう鴎外と芽衣という中、自分の本当の気持ちに気付いた鴎外が芽衣に思いを伝える長台詞シーンは号泣必至。『人を好きになること』『自分らしく生きること』を観客に投げかける、涙なしでは観ることのできない王道のラブストーリーとなっています。