競技クイズを題材とした大人気コミック「ナナマル サンバツ」(杉基イクラ／kADOKAWA刊)を原作とする舞台『ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE』が、5月4日より東京・全労済ホール／スペース・ゼロにて上演されます。

部活系＜競技クイズ＞コミックの世界観をトリッキーな演出と群像コメディを得意とする劇団「ヨーロッパ企画」とのコラボレーションで魅せる本公演。主演は若手実力派の西井幸人さん、ヒロインは乃木坂46メンバーの鈴木絢音さん。そして人気と実力を兼ね備えた小澤亮太さん、 中村嘉惟人さん、石田 隼さん、横井翔二郎さんがクイズに青春を燃やす高校生役に挑みます。
さらに注目の演出は、「脚本無視のガチクイズ対決」。キャストたちがそれぞれのキャラクターを演じながら、筋書きなしのガチクイズバトルに挑戦します。超ライヴで行われる真剣勝負で、競技クイズの臨場感とスリルを舞台でも表現。毎ステージ、クイズ内容が変わり、何度見ても手に汗にぎる生バトルを体感できます！

【あらすじ】
文蔵高校の新入生、越山識は、読書好きで引っ込み思案な「本の虫」。彼はひょんなことから、クイズ研究会による＜新入生早押 しクイズ大会＞に参加させられてしまう。
クラスメイトの競技クイズ経験者・深見真理の圧倒的な早押しに 戸惑うばかりの識だったが、読書から得た知識と推理によって、 見事、難問に正解する。
はじめて体験した「正解する感動」が冷めやらぬなか、 持ち前の知識を見込まれ、真理から他校との合同クイズ大会に誘われる識。
そこで《競技クイズ》の熱く厳しい世界を目の当たりにした識は、 次第にクイズの魅力に惹かれていく……。

スマートボーイズでは、4月中旬、都内某所で行われている稽古場を取材。和気あいあいとした稽古の終了後、越山識を演じる主演の西井幸人さん、識の先輩で文蔵高校にクイズ研究会を立ち上げた笹島学人役の小澤亮太さん、識をライバル視する御来屋 千智役の中村嘉惟人さんにインタビュー！ 稽古場でのエピソードやクイズの面白さなどについて伺いました。

――稽古場を見させていただいて、クイズ大会のシーンではギャラリーからも声援が飛び交い、すごく楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

西井幸人（以下、西井）　稽古スタートしてすぐに、もう１週間以上は稽古してるんじゃないかってくらい和やかです。中村くんは、初日から誕生日のお祝いしてもらったね。

中村嘉惟人（以下、中村）　顔合わせと本読みの日が誕生日の前日だったので、お祝いしてもらいました！　ケーキをいただいたので、みんなでケーキ食べながら、ちょっとお話したりして。

西井　本読みの後、あんなに稽古場に長居するって珍しいですよね。

――すでにチームワークが出来上がりつつあるようですね。西井さんは本作の座長として、何か意識されていることはありますか？

西井　特にないかもしれないです。みんなと同じラインでやっていきたいなと思います。

中村　でも、常に真ん中に幸人くんがいるって感じしますよ。

西井　そう言っていただけるとうれしい！　人見知りはしないタイプなので、割とみんなと話してます。それが稽古場にいい効果を生んでいればと思うんですが。

小澤亮太（以下、小澤）　うん、すごく話しやすい。にっしー（西井さん）は色々考える人だから、「あ、そういうことも考えてるのか」という発見があるから、刺激を受けます。

――稽古場での印象的なエピソードはありますか？

西井　不思議なんですけど、諏訪さん（文蔵高校・井上大将役）と時々ずっと目が合う！「何？」「いや、何でもない」「……いや、だから何!?」って。お芝居中でもボクを見てることあって、「あれ、言ってないセリフがあるのかな」って、不安になるんですよ。

中村　ボクは諏訪さんと1シーンしか絡まないですけど、今日の稽古で同じことを思いました。「今、俺セリフ飛んでる!?」って。諏訪さん、自分のセリフじゃないよっていう顔して見てるから。

小澤　あれは気になるよね。何なんでしょうね～。

――諏訪さんの癖なのでしょうか。真相が気になりますね。ところで、お三方が演じるキャラクターの役どころも教えていただけますか？

西井　ボクが演じる越山識は、周りの人に翻弄される役です。中学時代まで人とぶつかることを避けていた子だったのに、グイグイ話しかけてくる女の子や自分を引っ張ってくれる先輩、クイズを通して、自分でも知らなかった自分と出会います。最初はオドオドしてたのが、だんだん自らが発信源になり、クイズ研究会の同級生を引っ張っていくので、そこをナチュラルに演じられるようにできたらいいなと思います。

小澤　笹島学人は越山の先輩。セリフがかなり多いですが、クイズと会話劇で誰かが輝けるようなパスを送りたいですね。越山との引っ張り、引っ張られ、のかけ合いでお互いの良さを出せるシーンが作れたらと思います。最終的には、他のキャラクターの心を動かしていくのが目標ですね。

中村　識くんと同じ１年生ながらクイズの実力を持つ御来屋千智は、クールでカッコいいキャラです。ボクは今までこんなカッコいい役を演じたことがなかったので、どうしたら御来屋の良さが伝わるのか、識くんとのライバル感をどう出していこうか考えながら稽古に臨んでいます。

――確かに、稽古を見ていて、笹島のセリフ量が多いと感じました。

小澤　台本の約４割が俺のセリフなんですよ！ 今日の稽古でも、「俺ってこんなに忙しいんだ」ってビックリ。てんやわんやでした（笑）。

中村　稽古で間違えることで、ちゃんと覚えられることもありますよね。にしても、みなさん、セリフ覚え早いっすよね？

小澤　心配性なんだね。俺はマイペースでいこうかと思ってるよ。

中村　ボクはお2人よりセリフ量は多くないので、覚えるという部分では苦労してませんが……。

小澤　いやいや。おいしくて、いい役じゃないですか！ ものにしてください。

中村　ありがとうございます！

――ちなみに、セリフはどのように覚えてるのでしょうか？

西井　普段はしないですが、今回、松本清張の昭和史発掘に関するセリフは書いて覚えました。けっこう覚えられましたよ。

小澤　ベテランの方に書いて覚える人が多い印象だな。以前共演した方たちが、みんなノートに書いて来てて驚いたことがあるよ。俺も、なかなか覚えられなくて悶えたときにやる！

――本作は競技クイズがテーマということで、台本と一緒に、1000問に渡るクイズ問題集も渡されたそうですね。舞台本編でもガチのクイズバトルを行いますが、これをきっかけに覚えた豆知識などはありますか？

中村　ボクは頂いた問題集とスマホのアプリゲームで早押しクイズをやってます。けっこう覚えましたよ。例えばカードゲームのUNOは、イタリア語で“１”を表すんです。だから、ゲーム中に手持ちカードが１枚になったら、「ウノ」って言う……とか！

西井　ボクもさっき、オンライン対戦を初めてやりました。“パンを食べる際にミルクやコーヒーに浸す西洋人の習慣的な行為が由来と言われているバスケットボールのシュート名は？っていう問題で、答えはダンクシュートだったんですけど、そういえば、普段使ってる言葉の語源って意外と知らないなと。あと、竜のあごの下にある鱗が語源で人の怒りを買う言葉は、逆鱗（に触れる）っていう。

中村　（答えたかったような様子で）あ～！

小澤　問題文の最後の方までいけば、答えがわかる。出だしは難しいことを言ってるけど、ラストだけ見ると、「なんだこれか」ってなることもあるから。そこが早押しだとむずがゆいんですよね～。俺も早くセリフを全部覚えて、クイズを楽しみたいよ！　ここで得た知識を外で披露したい！ 超頭いい奴なところを見せたい！

中村　ハハハッ。確かにクイズやってると、少し頭が良くなった気がしません？

西井　うん。さっきの逆鱗ですら、周りの友だちより一歩リードしてると思ってるもん（笑）。

――みなさん、クイズの面白さにどっぷりハマってらっしゃいますね。

西井　演出の大歳（倫弘）さん達とクイズ大会を見に行ったんです。その時は、「なんでスポーツ観戦みたいに声を出して盛り上がってるんだろう？」って傍観しちゃっていました。でも、実際に稽古場でやってみたら、大盛り上がり！ こういうことねと、やってみて分かりました。

小澤　この面白さがまだ世間に広まってないから、この作品を通して伝えられたらいいよね。

中村　正直、競技クイズという名前だけ聞いたら「ん？」ってなりますもんね。

小澤　固い感じがするかも。

中村　でも、実際は誰でも楽しめる遊びです！

――そんなクイズの魅力を知っている方、まだ知らない方も含め、この舞台を楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。

西井　クイズのシーンでは、お客さん自身も分かる問題が出てきたら、「あ、知ってる！」となって面白いと思います。人間ドラマも描かれていて、個人個人が熱くなり、ぶつかり合い、やり場のない感情を笹島先輩が汲んでくれたり……。そういった部分で、ホッコリできる舞台でもあるので、楽しみにしていてください！

小澤　クイズが舞台の新しいジャンルになり得ると思います。クイズに対するハラハラドキドキ感、みんなが成長していく姿に心を動かしてもらえるように頑張るので、見に来てください！

中村　クイズの面白さや作品自体の面白さ、臨場感と熱量を伝えるために、もっともっと稽古してレベルを高めていきます。あと、ガチバトルもあるので、何度見に来ても楽しんでいただけるようになってます！ ぜひ足を運んできてくれたらうれしいです。

「ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE」は、2018年5月4日～5月9日に東京・全労済ホール／スペース・ゼロにて上演。全5公演の終了後に、キャストと共に日替わりで豪華ゲストが参加するアフタートークの開催も決定しています。詳しい公演情報は、Informationより公式サイトをご確認ください。

☆Information

■タイトル： ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE
■公演期間： 2018年5月4日（金・祝）～5月9日（水）
■公演会場： 東京・全労済ホール／スペース・ゼロ
■原作： 『ナナマル サンバツ』 杉基イクラ （『ヤングエース（KADOKAWA刊）』連載中） ■出演： 西井幸人／鈴木絢音（乃木坂46）／小澤亮太／中村嘉惟人／石田隼／横井翔二郎／ 加藤里保菜／石田剛太・諏訪雅・土佐和成（ヨーロッパ企画） 吉田尚記（ニッポン放送）・帆世雄一 ※Wキャスト
■脚本・演出： 大歳倫弘（ヨーロッパ企画）
■企画・製作：「ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE」製作委員会

◎チケット情報
料金：ナナサンシート 8,800円（税込）
一般席 7,800円（税込）
※「ナナサンシート」は特典グッズ付のお席となります。一般席との、座席位置などの優劣はございません。
★ナナサンシート特典★
① 『ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE』キービジュアル仕様A4クリアファイル
② クイズ付き！文蔵高校新入生歓迎チラシ風デザイン仕様A4クリアファイル
※上記2枚組
チケット一般発売中：3月10日（土）10:00～
ぴあ http://w.pia.jp/t/7o3x-stage/
東京音協オンライン http://t-onkyo.co.jp/
スペース・ゼロ チケットデスク http://www.spacezero.co.jp/
e+（イープラス） http://eplus.jp/7o3x-stage/
ローソンチケット http://l-tike.com/7o3x-stage/
カンフェティ http://confetti-web.com/7o3x-stage/

≪公式サイト≫http://7o3x-stage.jp/
≪公式Twitter≫ @7o3x_stage

• Tweet

• ナナマルサンバツTHEQUIZSTAGE, 中村嘉惟人, 小澤亮太, 横井翔二郎, 石田隼, 西井幸人