- 2016-5-10
2015年12月20日に第3回目となるファンミーティングを、東京・グリーンプラザ新宿 TOURIで行った山口大地さん。
過去2回のファンミーティングも参加希望者が殺到した人気イベントには、今回も多くのファンからの応募があり「1人でも多くの方に楽しんでいただける時間を共有したい」と急きょ第0部を開催!
その第0部では、なんとスマボ独占”2015年を振り返るインタビュー”の時間を設けていただきました!!
Part①では、インタビューの内容とファンの皆さんとの質疑応答を再現します。
【ドSな役の後にピュアな恋愛作品。なかなか優しい目が出来ず切り替えに苦労しました】
――2015年1月~2月は舞台の稽古などで忙しくされていて、皆さんの前に姿を現したのは3月14日に開催されたファンミーティングが最初でした。
山口 普段ファンの方と触れ合う機会がないので、ファンミーティングで直接顔を見て話をできるのは僕にとって貴重な時間。皆さんに暖かい声をかけていただいて、パワーをいただいて、すごくいい2015年のスタートが切れたと思います。
――4月には『Being at home with Claude クロードと一緒に』という過酷な舞台がありましたね。
山口 本当に過酷でした! 松田凌くんが主演で、僕と唐橋充さんは「刑事」と「速記者」の2つの役をスウィッチキャストで演じるという舞台だったのですが、泣いて、叫んで、怒って……しかも刑事役のセリフが小説1冊分くらいあるんですよ! 最初に台本を見たときに「人ってこんなに文章を覚えられるものなの?」「無理でしょ?」って思いました。友達には「これを1ヶ月で覚えられたら東大に受かるよ」って言われましたから(笑)。
――スウィッチキャストの唐橋さんと山口さんの年齢差が”熟練の刑事”と”若い血気盛んな刑事”という感じで、それもまた「いいな」と思いました。
山口 僕は大きな事件を任された若いエリート刑事が目の前の”人殺しの同性愛者”に敵意むき出しでバチバチにやり合うという役作りをしたんですけど、唐橋さんは厳しく追い詰めるだけじゃなく時に慈愛の表情を見せる、ダンディーで懐の深い刑事を演じられていたなと思います。スウィッチキャストで同じ役を演じるうえで唐橋さんのお芝居には刺激を受けたし勉強になりましたね。
――その後が朗読劇『私の頭の中の消しゴム7th letter』。バッチバチにやり合った作品の後にピュアな愛のお話って、切り替えが大変そう(笑)。
山口 『クロ~ド~』では”ドSな刑事”を全力で演じたので、『消しゴム』ではなかなか優しい目ができなくて、おっしゃる通り切り替えには非常に苦労しました(苦笑)。
初の朗読劇、イスに座った状態で声だけでどこまで伝えることができるのか、そして朗読劇特有のちょっとオーバーな表現は僕が今まで避けてきたところだったので最初は戸惑いがありましたが、この作品を通じて朗読劇の奥深さや魅力を再確認できました。
――ちょっと間が空いて、夏には『戦国BASARA vs Devil May Cry』(※以下、『BMC』)がありました。ついに抜きましたね、六爪!
山口 『BMC』の話になると絶対に六爪の話になりますよね(笑)。実は「六爪を抜いた後に1本ずつ納刀していく」っていう欲張ったことをやろうとしていたんですけど、よくよく考えたら「伊達政宗、ゲームでは6本いっぺんに納刀してたよね?」の一言でそのシーンはなくなってホッとしたという裏話があります。さすがにそれは無理(笑)!
――次に出演したのはミュージカル『仮面ティーチャー~SILVER MASK~』。
山口 『仮面ティーチャー』は初めてのミュージカル作品。若い男の子たちがいっぱい出演している男子校みたいな雰囲気の現場だったので、『BMC』終わりで遅れて稽古に参加した僕は「仲良くなれるかな?」と心配だったんですけど、教師役のキャストの皆さんを通じて生徒役の皆さんとも仲良くなれました。
――蘆立(あしだて)教頭は、冒頭から「校長~、校長~」ってペコペコしていたのが、ラストのあの変貌! すごかったです。
山口 俗にいう”カメレオン俳優”が僕の目指すところでもあるので、役者としてふり幅のある演じがいのある役に挑戦させていただけたことに感謝しています。
――そして2015年最後の舞台が『コーネリア』。演出家・西田大輔さんが新しく立ち上げた”ディスグーニー”というカンパニーの旗揚げ公演、3作品同時上演の中の1つでした。
山口 ディスグーニーの船出に立ち会えて光栄でした。この3作品に出演されたキャストの皆さんは、西田さんがこれまで時間をかけて出会ってきた大切な仲間たちで、その中に自分も入っていることがうれしくて……終演後、西田さんから「大地、お前は俺にはまったよ」と言われて、今後も西田さんが演出される舞台に出演したいと思いましたね。
――……という感じで2015年の山口大地さんの出演舞台をザッとおさらいしたところで、せっかくなので会場の皆さんからも質問を受け付けたいと思います。山口さんに聞いてみたいことがある方、挙手どうぞ!
◆大地さんの演技がすごく好きなのですが、役作りで気を付けていたり、意識していることって何ですか?
山口 ”2.5次元舞台”は原作ファンや登場するキャラクターを愛している人が多いし、演出家や共演者のアドバイスなどたくさんの意見があるけれど、それを全て取り入れることはできない。自分の中で「このキャラクターはこういう存在」という1本筋が通ったブレない芯を作ったうえで、参考になる意見を取り入れた役作りを心がけています。
“オリジナル作品”は台本を読んだ時のファーストインプレッションを大事にします。あと作品全体で自身が演じる役の”立ち位置”を理解したうえで、出過ぎず、引っ込み過ぎず、ほかのキャラクターとのバランスや作品の世界観を崩さないキャラクターになるようにイメージ膨らませていくようにしています。
◆『仮面ティーチャー』でお札をバーっと投げるシーンがありましたが、もしかして”現ナマ(=現金)”ですか?
山口 現ナマなわけない!(爆笑) 現ナマだったら終わった後にみんなポケットに入れちゃうでしょ!
◆大地くんは役によって声が変わるなと思っているのですが、「こういうキャラクターだからこういう声を出そう」と思ってやっているんですか? それとも役になりきった時に自然とその声になるんですか?
山口 すごくステキな質問! ん~、でもどっちなんだろう? 台本を最初に読んだ時に、まず自分の中でキャラクターのイメージができ上がるんですけど、そこで声の高いキャラクターか低いキャラクターか、可愛いキャラクターか怖いキャラクターか、それとも優しいキャラクターか悪役かっていう対極な部分をいくつか作るかな。年齢が自分より年下なら声を高く愛嬌のある口調にして……。あと大声を出した時に地声に戻るなら舞台で最後までもたないので使えない。でも最後までその状態でいられるのであれば「これは使えるな」っていうのを基準に声を探っていきます。演じるうえで”声”はものすごく重要な要素だと思います。
~Part②に続く~
(取材・文/近藤明子)
次回、山口大地さん出演作は、6月9日よりZeppブルーシアター六本木で上演される舞台『Sin of Sleeping Snow』。
現在、チケットはイープラス、カンフェティ、ローソンチケット、チケットぴあの先行申し込みが、5月11日23:59まで受付中。
一般発売(先着順)は、5月21日12:00より申し込みがスタートします!
各プレイガイドの申し込みURLなど、詳細はInfomationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
ディスグーニーPresents第三弾公演
舞台『Sin of Sleeping Snow』
日程:6月9日~6月12日
場所:Zeppブルーシアター六本木
作・演出・プロデュース:西田大輔
音楽:南ゆに
出演: 鈴木拡樹 安西慎太郎 新垣里沙 谷口賢志 山口大地 窪寺昭/SHOGO(175R) ほか
《公式サイト》
http://disgoonie.jp/stage/vol3/
《公式Twitter》
@disgoonie
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