3月21日より東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスにて上演される舞台『神様はじめました THE MUSICAL♪』。公演に先立ち、1月21日にファンを招いての制作発表会見が行われた。

(左から)八神蓮、寺島咲、高崎翔太、南圭介

メインキャストの4人、八神蓮・南圭介・高崎翔太・寺島咲のほか、脚本・演出の秦建日子(はた たけひこ)、音楽プロデューサーのSWEEPが登壇。キャスト陣は舞台衣装を着ての会見となった。
なんと今回は、同席するファンも撮影OKの制作発表とのことで、キャストも普段のマスコミ会見ではあり得ない熱気と盛り上がりに、トークもなめらか。スマボでは、そのトークの全文を掲載する。

同席したファンも撮影とあって会見はヒートアップ！

――最初にみなさんにご挨拶をお願いします。

秦建日子(以下、秦)　今回脚本演出をさせていただきます、秦建日子と申します。たくさんのファンが居る原作を預かって、そしてすでにたくさんのファンのいる素晴らしいキャストに集まっていただいたので、その期待に答えられるように精一杯頑張りたいと思います。
それと同時に「神様はじまめました」という原作を今は知らない、出演キャストのことを知らない、そういう方にもミュージカル見てもらって、非常におもしろかった、原作のファンにもなった、出演者のファンに成ったと言っていただけるようにがんばりたいと思います。

寺島咲(以下、寺島)　桃園奈々生を演じさていただきます寺島咲です。舞台は8年ぶりなんですけども、またいつか舞台をやってみたいと思っていたので、今回その願いがかなってすごく嬉しいです。こうして衣装を着て皆さんで集まるといよいよなんだなと実感しています。

八神蓮(以下、八神)　巴衛役をやらせていただきます八神蓮です。久しぶりのミュージカルということもあってすごく緊張しています。昨日も録画したアニメを見させていただいたんですけど、すごく素敵な作品で、あとツンデレです(笑)。
顔的にすごくツンデレが似合う顔なのかな？ と原作を見て思ったので、演じきりたいなと思いました(笑)。
男性も女性も見に来てくれる方がいらっしゃると思うんですけど、「キュン！」とさせたいなと思っています。是非来てください。

南圭介(以下、南)　地獄の堕天使こと鞍馬役の南圭介です。3月の公演に向けて今からすごくワクワクが止まらず、稽古も来月から始まるし精一杯がんばって、みなさまにいい作品を届けられたらいいなと思っています。

高崎翔太(以下、高崎)　僕、「神様はじめました」という作品をアニメで見させていただいたんですが、日常とファンタジーが混ざったような、すごく素敵で雰囲気のある作品だなと思ったんです。舞台でもそんな雰囲気を出していけたら嬉しいと思います。ミュージカルということで、歌もがんばりたいと思います！

SWEEP(以下、SWEEP)　音楽プロデュースを担当させていただきますSWEEPです。よろしくお願いします。こうやってミュージカルの音楽を作らせていただくのは初めてなんですけども、原作を読ませていただいたり、メインキャストのみなさんとお会いさせてもらって、いろいろ歌声とか聞かせてもらったりして、イメージを膨らましています。
原作の方のイメージとみなさんのキャラクターなんかもちょっと参考にしながら、雰囲気のある楽曲を作ってみましたので、非常に楽しみにしていただけたらいいなと思います。

　「耳が似合うのも、八神蓮くらいだな」と八神蓮(中央)のビジュアルを高崎翔太(左)が絶賛！

――今回演じる役柄について

寺島　私が演じる桃園奈々生という役は、父が蒸発してしまって住む家もなくなって途方に暮れているところに、謎の男に出会って神社の神様を任されてしまう女の子役なんです。
八神さん演じる妖狐である、神社にいる神使(しんし)の巴衛(ともえ)に恋心を抱いてしまうという役柄です。
原作を読ませていただいたんですけど、すごく前向きで、負けず嫌いで、真っ直ぐな女の子です。女子高生役なので元気に演じられたらいいなと思います。

八神　僕が演じさせていただく巴衛はもともと妖狐で、その後ミカゲという人物に出会い、その下で神使として働いていたんですけども、20年間放ったらかしにされていてそのあとに奈々生とは出会うんです。
初めはというか…基本はツンツンなんですけども、日常のやりとりや、鞍馬との出会い、アクションシーンもありますし、SWEEPさんの曲を聞かせてもらったんですけど、歌も素晴らしいものを書いていただいたので、心の機微がうまく曲と歌詞に乗っているので是非みなさんに届けたいなと思っています。
あと、神使としての契約が「キス」なんですね。それがあるのかないのか(笑)。八神蓮自身としてはまだ、お芝居ではキスシーンってないんです。ほっぺたにはあるんですけど、神使の契約は口と口なので、それがあるのかないのかどうなのか、お楽しみに！(笑)

南　鞍馬(くらま)は「地獄の堕天使」と名前がついちゃうほどスーパーアイドル、スーパースターなビジュアル系なんですよ。またひとつ僕の中で新境地が今回の作品で開かれるような気がして、今からすごく楽しみにしています(笑)。
鞍馬は長く人間界に住んでいるので、衣装も一番人間らしい形でやっています。原作のマンガも読ませてもらいましたし、これから稽古や公演を重ねていく内に変わっていくかもしれないですけど、楽しい作品にしていきたいと思います。

高崎　僕が演じる瑞希(みずき)という役は白蛇の神使です。作品を見させていただいた第一印象は、チャーミングだなと思いました。でもチャーミングに無邪気に笑っている表情の他にも、すごく妖しくエロティックで蛇っぽい表情なんかもあったり、すぐ泣いちゃったり、すぐ怒ったり、いろんな表情がくるくる変わっていく役だとも思ってので、シーンごとで演じ分けられたらなと思います。
楽曲もすごくふわふわした感じの歌で、僕もふわふわした感じで歌えたらなと思い練習していきたいと思います(笑)。

南圭介は”スーパーアイドル”らしく振る舞いながら、トークは天然さを連発(笑)

――本日ご登壇されたみなさんはご自身のビジュアル写真をご覧になっていかがですか？

高崎　この髪の色が似合うのは、なかなかいないな！ と自負しております(笑)。
役の映像を見たんですけど、僕は他の作品でも外ハネ役が多いんですよ。写真を見たときにちょっと笑顔がひきつってますけど、いい写真だなと思いました(笑)。
他の方の写真を見てて、すごく役にそっくりだったので、4人並んだバランスがすごく素敵で、「耳が似合うのも、八神蓮くらいだな」と思いながら見ておりました(笑)。

八神　やっぱり、ビジュアル公開して、ツイッターとかブログとかに載せた時のお客様の反応がすごく良かったので、今日も久しぶりにまた銀色の髪になってみて、メイクさんにもすごく褒められたので、自信を持って演じられると思っています！

キャスト陣　(笑)

八神　ビジュアルを撮影した時から、またちょっと柄とか入って豪勢になったんです。マンガとともに色々変わっていくと思うので、それも楽しみにしていただきたいなと思います。

寺島　私、24歳なんですけれど高校生役ということで、制服がちょっと大丈夫かなって思ったんですけど…いわゆる”THE制服”という感じじゃなくて、色とか変わっているのでちょっとホッとしています(笑)。二次元が似合って良かったです。

南　(突然立ち上がり)あ！ 僕ここにいます！ 立ちましょうか？ (会見撮影がOKのため客席のファンに向かい)さっきからみなさん、身を乗り出していたので(笑)。
僕もこうやって原作ものをやっていくと、ビジュアル発表されるときにすごくドキドキするので、みなさんからの声は僕の中で安堵感に変わりました。
今回さらにアイメイクを濃くしまして、気合を入れてきました。これが慣れていってどんどんアイラインが濃くなっていくんじゃないかと不安なんですけど、楽しんでいきたいと思います。

初の舞台化ながら、早くもファンとキャストが濃密な空気を作り上げていた

――最後に意気込みとメッセージをお願いします。

寺島　ミュージカルは初めてなので、歌やダンスと新しい挑戦だらけですごくドキドキしてるんですけども、舞台っていう稽古から本番までガッツリとひとつの作品に集中できる、贅沢な時間を過ごせると思うと今から楽しみでいっぱいです。みんなで力を合わせてがんばりたいと思います。

八神　3月21日の本番に向けて、みんなで力を合わせて歌もダンスも殺陣も芝居も素敵なものにしていきたいなと思います。本当にアニメの方も1月から第二期が始まり、すごく勢いのある作品だと思うので、それに上手く乗っかっていきたいなと思います。

南　ファンのみなさんとご一緒の制作発表って、僕の中ではすごく珍しくって、さっきのフォトセッションの時も奥の方たちもすごいケータイで撮っていただいて、あの瞬間高ぶりましたね。注目されてる感じがすごく嬉しかったです。あ、南ここにいます！(立ち上がってカメラに応える)
3月の本番に向けて、すごく人気のある原作ですし、原作の世界観を壊さぬよう、そして僕らにしかできない「神様はじめました」を始められたらいいなと思います。このチームで全力で盛り上げていきたいと思います。本日はありがとうございました。

高崎　本日はありがとうございました。「神様はじめました」という原作も素晴らしいですし、ここにいるすばらしい役者陣もがんばって、たくさんあるアニメの実写化、舞台の中に一石を投じられたらと思います。全力でやっていきたいと思います。みなさまどうぞよろしくお願いします。

SWEEP　みなさんそれぞれが意気込みを語ってくれたと思うんですけど、僕がする仕事としては、音楽の各キャラクターソングを書くということで、非常にキャラクターに合ったものを書いたつもりでありますので、これからキャストのみなさんに歌ってもらうことになるわけなんで、全身全霊でみなさんの歌がドアを開くようにサポートしつつ、そのままミュージカルの成功につながればと思っています。
普段の仕事とは勝手が違うので、僕もこれからどういうことが起きるのかワクワクドキドキ、ちょっと不安にかられながら、毎日を楽しく過ごしておりますけれども、是非ミュージカルのほうが万事上手く行くように、音楽のほうでサポートしていければと思っているので、よろしくお願いします。

秦　本日はありがとうございます。たくさんの取材の方と、たくさんのファンの方に見に来ていただいて、今日この場に立つことができて、非常に気合いが入りました。
たくさんの人に愛されている原作と、たくさんの人に愛されているキャストが集まりましたので、その期待に答えられるように、全力でがんばりたいと思います。
そして「神様はじめました」は頭ひとつ抜けてるね、レベルが違うね、と言われるようにとにかく稽古中は一切妥協せず誠心誠意頑張りたいと思いますので、どうか最後まで応援の方よろしくお願いします。

人気原作の会見にファンも同席とあって、大いに盛り上がった制作発表。その勢いのまま、どういった演出で楽しませてくれるのか今から楽しみで仕方がない原作ファン、キャストファンも多いのではないだろうか？
作品はまだ、キャストはまだ知らないといった方、どちらも充分楽しめそうな熱気にあふれた会見だったので、ぜひ劇場まで足を運んで欲しい。

☆Information

『神様はじめました THE MUSICAL♪』
《公演スケジュール》
2015年3月21日～29日
21日13:00◆ / 18:00★
22日13:00◆
23日19:00★
24日13:00◆ / 19:00★
25日18:00◆
26日13:00★ / 19:00◆
27日19:00★
28日13:00★ / 18:00◆
29日18:00★
〈Wキャスト〉
★…八坂沙織 徳城慶太 仲原舞 岩﨑愛
◆…川上ジュリア 高岡裕貴 高宗歩未 金魚わかな
原作：鈴木ジュリエッタ（白泉社「花とゆめ」連載）
脚本・演出：秦建日子
《出演》
寺島咲 八神蓮 南圭介 高崎翔太
加藤真央 徳城慶太(HIROZ) 高岡裕貴 仲原舞 高宗歩未
岩﨑愛 金魚わかな 平山佳延 ・八坂沙織 川上ジュリア
会場：東京芸術劇場プレイハウス
《チケット料金》(税込)
・プレミアムシート…9,000円 ※サイン入り台本/B2ポスター/プレミアムチケット付
・S指定席…6,500円
・A指定席…5,500円
一般発売：1月24日10:00～
《チケット取り扱い》
●チケットぴあ
http://pia.jp/t/kamisama-m
TEL 0570-02-9999 (Pコード:441-338)
●ローソンチケット
http://l-tike.com/kamisama
TEL 0570-084-003 (Lコード:35926)
●イープラス
http://eplus.jp/kamisama
●カンフェティ
http://www.confetti-web.com
●アニメイトTV
http://www.animate.tv/event
《公式サイト》
http://www.kamisama-butai.com
(c)鈴木ジュリエッタ／白泉社・神様はじめました製作委員会2015

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