岸洋佑が全国47都道府県をフリーライブツアー!スタート記念SPインタビュー、ツアーテーマソング「スターマイン」に込められた想いとは?4/9は埼玉・浦和駅前で開催

  • 2022-4-8

シンガーソングライターで俳優としても活躍する岸洋佑さんが、全国47都道府県を約1年間かけて回るフリーライブツアー「47(よんなな) Life is an Adventure with Crew」を、4月2日の東京・渋谷ストリーム前 稲荷橋広場を皮切りにスタートしました。

岸さんは、2010年、EXILEボーカルオーディションで3万人から10人のファイナリストに選出されたことをきっかけに、シンガーソングライターとして活動を開始。2017年に『宇宙戦隊キュウレンジャー』にスティンガー/サソリオレンジとして出演し一躍注目を集め、2018年に日本コロムビアよりメジャーデビュー。最近では「MARGINAL#4」BIG BANG STAGE(2022年2月)、「テイルズ オブ アライズ オンラインシアター LIBERATORS -希望を託されし解放者たち-」(2022年3月)と立て続けに舞台に出演し、5月には「青山オペレッタ THE STAGE ~ファルチェ・インヴェルソ/逆さの三日月~」への出演が控えるなど、マルチな活動を展開しています。

ツアー初日には、岸さんが「師」と仰ぐアーティストのマシコタツロウさんも急遽参加。翌3日はあいにくの天候だったにも関わらず、2日間とも多くのファンが会場に駆けつけました。

スマートボーイズでは、ツアー二日目の第一部終了後、岸さんに独占&直撃インタビュー! 47都道府県フリーツアーを実施しようと思ったいきさつや、今回のツアーのために作ったテーマソング「スターマイン」への想いなどを語ってくれました。

岸洋佑さん

岸洋佑さん

――お忙しい中ありがとうございます。まずは 47都道府県フリーライブツアーをやろうと思ったいきさつから教えてください。

岸 新型コロナが流行り始めた2020年2月頃って、ちょうどツアー中だったんですけど、結局3月以降のライブが中止になったんです。とはいうものの、ライブはすぐに再開できるだろうと楽観視しながら自宅でできることをやっていましたが、コロナ禍の生活を強いられてから2年が経ち、その間に正直、音楽を辞めようと思ったこともあるほど、苦しい時期を過ごしていました。
それでも1年前に「やっぱり音楽がやりたい」と気付いた時に、お客さんたちのことを考えました。コロナ禍になってから生の音楽に触れていない分、ライブや舞台に行く回数は減っていると思うし、東京にライブや舞台を観に行くことが出来ない“地方”のお客さんってまだまだ多いと思うんです。
じゃあ、僕は何をするべきかを考えた結果「僕が行かなきゃ」と決めました。しかも5大都市ではなく、全国47都道府県へ。でもそれを実現するには膨大な準備が必要で、47都道府県ツアーを思いついてから約1年間、準備だけに時間を費やしました。

――1年も準備に時間をかけるには、相当な覚悟が必要ですね。

岸 コロナ禍になってから、きっと配信で僕の音楽をたくさん聴いてもらっていると思うけど、生と配信は大きく違うので、全国の人に「もう一度、生の音楽を聞いて欲しい」という想いが一番強いですね。

――2日からツアーがスタートしましたが、今の心境はいかがですか。

岸 素直に生の音楽を届けられることって、すごく嬉しいです。ただそれまでのツアーと大きく異なることがあって、今回は僕が個人事務所を立ち上げてから初めてのツアーなんですけど、僕自身でスポンサーさんやスタッフさんを集めるツアーも初めてということもあって、“責任感”が今までと全然違いますね。ツアーを成功させることはもちろんですし、「目の前にいる人たちや僕のことを知らなかった人に対しても、音楽を届けられるライブにしないといけない」と思いながら責任感を持って唄っています。

――今日のライブ前やライブ中でも、冷たい雨が降り続ける中、スタッフさんが1人1人にチラシを配っているのを見て、すごく温かくて手作り感のあるライブで素敵だなって感じました。さて今回のツアーでは47都道府県をキャンピングカーで回るということで、特設サイトやYouTubeを拝見しましたが、ラッピングがツアー仕様になっていて、メチャメチャかっこいいですね。

岸 今回、キャンピングカー製造・販売の「LACホールディングス」さんがスポンサードしてくださって、僕の顔が大々的に載っているキャンピングカーなんです。宣伝カーでありながら自分も乗って運転するって、きっと誰もやったことがないだろうなと思って(笑)。誰もやったことがないことを挑戦しようというテーマも設けているので、そういう意味では今回のツアーの見どころでもありますね。

岸さんと共に47都道府県をまわるキャンピングカー

岸さんと共に47都道府県をまわるキャンピングカー

――それと、YAMAHAさんが全ての機材を提供してくださるようで、さらにはコラボ企画も用意されているようですね。

岸 はい。コラボ企画は「TOUCH and TRY」というタイトルで、まだギターを弾いたことのない方向けに、初めてギターを持ってみようという内容です。今回YAMAHAさんからたくさんのギターを用意していただいていて、一人でも多くギターに興味を持ってもらおうという願いもあって実現することが出来ました。用意されたギターの中には、僕が普段使っているギターもあるので、会場に来てくれた方は、ぜひギターに触れて欲しいですね。

――ライブ第一部の最初に披露した曲は、今回のツアーのために作られたテーマソング「スターマイン」ですが、どんな想いで作られましたか。

岸 底抜けに明るい曲を作りたいと思いつつも、「この2年間の現実」も書きたかったので、冒頭の歌詞を「信じられないことが起こって世界から歓声が消えた」にしましたし、「皆さんが応援してくれることで歌を唄わなきゃとも思ったからこそ、一緒に花火を打ち上げるように拳を突き上げて唄おう」という思いも込めています。それにスターマインは「連射花火」という意味もあって、全国47都道府県でみんながこの曲を聴くことで、47のスターマインが出来たらいいなと思っています。というのは表向きのテーマで、実は裏テーマもあって、そもそも花火は「平和の象徴」という意味もあるんです。何故かというと、花火自体に火薬を使えるって幸せなことで、戦争をしていたらそこに火薬は使えないじゃないですか。僕らが今生活している同じ時間に、戦争をしている国や人が世の中に存在していることも気にはなっていて、だからこそ「今花火が上げられる世の中って幸せだよね。やっぱり平和でいこうよ」という意味も込めています。

――とても深いですね。「スターマイン」はテンションが上がる曲なので、まさかこういう裏テーマがあるとは思いませんでした。

岸 楽曲は僕の師匠でもあるマシコタツロウさんが作ってくれたのですが、僕の想いをきちんと伝えた上で完成させくださったので、本当に感謝ですね。

――そしてもう一曲の新曲「バカ」は、この日初めてお客さんの前で披露しましたね。

岸 「バカ」は自粛期間中に作った曲で、ふと自分の中でフラストレーションが溜まった時に30分ぐらいで書き上げました。自粛期間中に1人弾き語りでずっと唄っていく中で、今まで自分の曲にはなかったパワーをヒシヒシと感じたんです。会社以外のスタッフさんにも聴いてもらったら、「この曲いいね!」と言ってくれて、もしかしたら、僕と今まで僕の音楽を聴いたことのない人を繋げる“大きな架け橋”になるんじゃないかなと思ったので、ギタリストの山岸竜之介さんに楽曲アレンジをお願いしてもらって完成させました。いろいろな方に届いて欲しいと本気で願っている曲でもあります。

――それにしても「バカ」というタイトルはインパクトありますね。

岸 「岸洋佑/バカ」っていいじゃないですか(笑)。ヒーローや俳優をやらせていただいている人間が、シンガーソングライターとして「バカ」という曲を唄うって、何か引っかかりますよね。

――なるほど。曲だけじゃなくタイトルに関しても、岸さんの音楽を聴いたことのない人を繋げる“大きな架け橋”になりますね。さて、今回のツアーでは今日のような屋外イベントスペースをはじめ、様々な場所でライブを実施すると思いますが、こんなところでフリーライブをやってみたいという希望はありますか。

岸 ツアーが決まった当初から「大型商業施設でフリーライブをやりたい」と希望していて、僕のことを知ってくださっている方にも来て欲しいですし、「今初めて僕と会った」という人と繋がりたいんですよ。大型商業施設なら週末にたくさんのお客さんが買い物や遊びに来るので、そんな人たちに僕らがチラシを配って、わかりやすく言えば「文化祭」なノリになればいいなと思っています。各地で「うちでやって」という店舗があれば、是非呼んでいただきたいですし、とにかく今回は「たくさんの人に音楽を届ける」が最大限のテーマなので、そこはこだわっていきたいです。

――先程のライブでも、チラシを持って岸さんの歌を聴いている方も多くいらしていました。こういう地道な努力って大事だなと改めて感じました。

岸 僕も大事だと思っています。

――それとライブ中での撮影が動画も含めてOKなんですよね。まさにフリーなライブとなったんですが、撮影OKにしようと思った理由は何ですか。

岸 単純に「撮影NG」の意味がわからなくなったというのが本音ですね。キュウレンジャーの主題歌「LUCKYSTAR」に≪やらない理由とか探さずに≫という歌詞があって、やらない理由を探すのは簡単なんですけど、撮影NGの意味が何もわからなかったし、拡散してもらった方が嬉しいし、拡散してから家に帰ってもう一回聴いて、いいなと思ってもらいたいですし、そもそも歌のクオリティがどうだから撮影禁止と言ってしまったら、歌を唄っていないと思ったんです。だったらクオリティはどうであれ、全力で唄っている姿や想いを生で撮影してもらって、それぞれのSNSであげてもらうことが一番自然なんだろうなということで撮影OKにしました。

――ツアー初日に #岸洋佑47 で検索したら、早速ライブ中の写真や動画が続々とUPされていましたね。

岸 「0」が全く興味がない人、「1」がライブ会場へ行く人だとしたら、「0.2」の人も少なからずいて、そういう人が会場へ行く後押しをしてくれるのが、 #岸洋佑47 でUPされた写真や動画だと思うんです。

――今年は立て続けに舞台に出演されていて、舞台経由でファンになった方の中には、岸さんがシンガーソングライターだということを知らない方もいるかもしれませんね。

岸 そうですね。きっと知らない方は少なくないと思います。

――5月に出演の「青山オペレッタ THE STAGE ~ファルチェ・インヴェルソ/逆さの三日月~」で、初めて知る方もいると思います。そういう方に歌手活動をしていることを一人でも多くの方に知ってもらうためにも、SNSでの拡散は大事になっていきますね。

岸 僕も新たなファンを獲得するために、舞台3本へ立て続けに出演することにしました。歌手活動に集中するために舞台出演を断っていた時期もありましたが、コロナ禍になってから固定概念をぶっ壊そうと思ったのもありましたし、自分の可能性を自分で狭めるのはよくないとも思ったので、いろいろと挑戦しています。

――「MARGINAL#4」BIG BANG STAGE」のゲネプロ取材に行きましたが、風乃リツの子供っぽいキャラクターが可愛くてすごく良かったです。

岸 ありがとうございます。今回お芝居の仕事をしてわかったんですが、僕がお芝居に対してのこだわりがないので、演出の方から「こうして欲しい」というリクエストに対して、100%向き合える努力が出来て、僕自身欲がないことが功を奏するパターンが多かったですね。

――今後も舞台に出てみたいという希望はありますか。

岸 ミュージカルは今後もチャレンジしてみたいです。もちろん2.5次元のミュージカル作品もお声がかかれば全力で頑張りますが、たとえば「エリザベート」のような歌がメインのミュージカルには出てみたいですね。音楽をずっとやってきたからこそ、違う角度から出来るんじゃないかなと思っています。

――帝国劇場や日生劇場のようなところで岸さんが謳うシーン、是非観てみたいと思います。では最後にツアーのPRも兼ねて、メッセージをお願いします。

岸 これから47都道府県、主に商業施設を中心に回っていくと思いますので、「会場まで1時間ぐらいで行ける」という公演がありましたら、ぜひ来ていただきたいです。きっと47都道府県を全部回るツアーは今回が最後だと思います。僕もお客さんもお互い後悔しないように、行けるなと思った時は“行けない理由”を探さずに来ていただけたら嬉しいです。宜しくお願いします!

※インタビュー了

ツアー初日には、岸さんの師匠でもあるアーティストのマシコタツロウさん(右)も参戦!

ツアー初日には、岸さんの師匠でもあるアーティストのマシコタツロウさん(右)も参戦!

岸洋佑「47(よんなな) Life is an Adventure with Crew」の次回ライブは、4月9日埼玉県の浦和駅東口市民広場にて開催。ツアーの最新情報はInformationから「ツアー特設サイト」及び「岸洋佑公式Twitter」をチェックしてください。

☆Information

岸洋佑「47(よんなな) Life is an Adventure with Crew」

【スケジュール】
4月9日(土) 埼玉・浦和駅東口市民広場
①15:30~ ②16:30~ ③17:15~

【ツアー特設サイト】
https://www.kishiyosuke-47crew.com/

≪ツアー推奨ハッシュタグ≫
#岸洋佑47

【岸洋佑公式Twitter】
https://twitter.com/YosukeYou

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