転生した文豪たちが、侵蝕者と戦い文学作品を守るDMM GAMESが送る文豪転生シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト」の舞台化シリーズ第3弾となる、舞台「文豪とアルケミスト 綴り人ノ輪唱(カノン)」が、9月12日(土)より東京・品川プリンスホテル ステラボール、9月25日(金)より京都・京都劇場にて上演されます。

2019年2月にシリーズ第1弾「余計者ノ挽歌(エレジー)」、2020年1月に第2弾「異端者ノ円舞(ワルツ)」が上演されて人気を博し、本作が待望の3作目。
第1弾で主演を演じた太宰治役の平野良さんが再び太宰を演じ、新たに北原白秋役の佐藤永典さん、室生犀星役に椎名鯛造さん、初の舞台オリジナルキャラクターの館長役に吉田メタル(劇団☆新感線)が文劇に初参加します。

スマートボーイズでは、主演の平野良さんとシリーズ初登場の佐藤永典さんを直撃！ Part①から③までの3回に渡ってSPインタビューをお届けします。(※インタビューが行われたのは8月下旬)
Part①では、お互いの役柄についてや、初共演から12年目を迎える2人の印象の変化で話が盛り上がりました。

【Part①】
――まずはそれぞれが演じられるキャラクターについて教えてください。

平野　僕が演じる太宰治は、浮き沈みが激しい人物ですね。気持ちの浮き沈みをものすごいスピード……もう秒単位で繰り返す破天荒なキャラ。でも、それは文学に対するピュアさ故。そのピュアさが強さに変わっていくのが魅力的です。コミカルなキャラクターで共感していただける部分は多いと思います。

佐藤　僕は北原白秋を演じさせていただくんですけど、彼は才能に溢れていてたくさんの人々から才能や人格を認められている存在です。彼を慕う人も多くて、この作品の世界に限らず、本当にすごい人だと思います。

平野　太宰とは真逆の人格者ですね。

佐藤　でも、いろんな才能があるゆえの苦しみだったり、いろんなことを経験した上で人格者と言われるまでに至った方。もう、いろんなことを知りすぎてしまった人という感じです。

――劇中での太宰と北原の関係性は？

平野　 本来は生きていた時代が違うので、太宰と白秋が会うのは初めてです。 太宰治が尊敬している芥川龍之介先生の憧れの人なので、二世代上という時代背景。 初めてお会いする方だけど、日本を代表する詩人なので、太宰が知ってる北原作品も多いです。

――尊敬する芥川先生が憧れていた人物ということは、太宰にとっても北原白秋は神のような存在なんでしょうか？

平野　と思いきや、太宰にとっては芥川先生が神なので、 芥川先生以外は認めない(笑)。そんな芥川先生が白秋を崇拝してると聞いても、耳をふさいで信じないです(笑)。

――なるほど(笑)。平野さんが太宰を演じるのは2019年2月上演の「余計者ノ挽歌(エレジー)」以来、約1年半ぶりですが、前回と本作で太宰に変化はありますか？

平野　今作における太宰は、少し渋め。前は同じ無頼派の織田作之助(陳内将さん)と坂口安吾(小坂涼太郎さん)がいたので2人に甘える部分がありました。でも、今回は全部1人で完結しないといけないので、より深く悩みと向き合ってます。でも、ドタバタ人間なのは相変わらず！

――佐藤さんは今作が初参加となりますが、出演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか？

佐藤　原作のゲームをプレイしたことはなかったのですが、良くんが太宰を演じてるのは知ってて。自分たちが作った文学作品を侵蝕されて、自分たちの大事な志を守るという設定がおもしろいと思っていました。良くんとはデビューのときから一緒に舞台に立たせてもらっていて、それからも何度か共演させてもらってるんですよ。でも意外と、役同士が深く絡むキャラクターを演じたことがなくて。だから今回は、良くんとちゃんと絡むお芝居が楽しみであり、怖くもあります！(笑)

――佐藤さんのお話にも少し出てきましたが、人は2008年のミュージカル『テニスの王子様 The Treasure Match 四天宝寺 feat. 氷帝』(以下、テニミュ)で初共演。12年前と現在でお互いの印象や成長を感じることはありますか？

平野　12年!?　ウソだろ(笑)。そんなに経った？

佐藤　経ってますよ！(笑)　いま、出会って12年目！

平野　そっか～。いい意味で変わらないところもありますよ。さとちゃん、ちょっとアホなところがあったり(笑)。人見知りな部分は変わってない。でも、仕事に対する取り組み方や経験値はこの10数年で変わってる。さとちゃんがセリフをしゃべってるだけでグッときちゃう！

佐藤　ハハハハハッ！(笑)

平野　あ、ちゃんとしゃべれてる！　って(笑)。

佐藤　恐ろしい話、一言しかないセリフなのに、その一言を忘れたりしてることもあって(笑)。

平野　お芝居をロジカルに捉えながら、キャラクターを通して物語を聞かせていくさとちゃんと、しっかりお芝居するのは初めてなので感慨深いです。この10年で積み重ねてきたものが白秋に現れてるんだろうな。

佐藤　良くんはテニミュ当時からキャリアが上のほうだったから、ある意味リーダー的な存在でしたよね。お芝居について、俺たちが知らないことを教えてくれたり。

平野　お芝居に関しては、いろいろチーム(四天宝寺※平野さんと佐藤さんが演じたキャラが所属する中学)の中でお話させてもらうことはあったね。

佐藤　ふだんのイメージはあんまり変わらない……。ただ、今回の稽古でも思いますけど、もともと良くんっていうジャンルがあるとしたら、それがさらに確立されてました！たぶん共演した方みんなが感じてると思います。今も稽古で段取り確認したり、やり取りをしている姿を見て、やっぱりすごいなと。

平野　今思い返すと、テニミュのときが24歳。あの時も最年長で、それからどの作品でもほぼ最年長。周りから「にいやん」って呼ばれて(笑)。でも今の24歳って年齢的には下の方じゃん。だから俺、損してるんだよね！　ずっと！(笑)

佐藤　(笑)。でも、その経験はほかの人できないから、やっぱりすごいです。

平野　ずっと奢り続けなきゃいけない……(笑)。

佐藤　そうだね(笑)。焼肉に連れて行ってもらったりしてた！

――では今の稽古場も平野さんを中心に活気付いてるんでしょうか？

平野　コロナ感染対策しながらの稽古でみんなマスクしてて、表情が半分隠れちゃうから今までと違ってくることも多いよね。でも、テーブル稽古じゃないですけど、物語の細かい部分について「ここがこうなら、そこはこうじゃない？」っていうディベートする時間があったり。稽古を進めなきゃいけないけど、その合間にじっくり話し合ってる感じですね。

(Part②へ続く)
舞台「文豪とアルケミスト 綴リ人ノ輪唱（カノン）」は、9月12日(土)~9月22日(火・祝)に東京・品川プリンスホテル ステラボール、2020年9月25日(金)~27日(日)に京都・京都劇場にて上演します。公演詳細はInformationより公式サイトをチェックしてください。

東京・京都、計8公演の生配信およびアーカイブ配信の実施も決定致しました！

＜東京公演＞
9/12（土）13:00、18:00
9/19（土）13:00、18:00
9/22（火・祝）12:30、17:00
配信サービス ：イープラス「Streaming+」
チケット価格 ：3,500円（税込）
発売開始 ：9月9日（水）10:00～
https://eplus.jp/bunal3-streaming/

※アーカイブ配信は生配信終了後3日以内のご視聴が可能です。
9/12(土)13:00、18:00公演 ：9/15(火)23:59まで視聴可能
9/19(土)13:00、18:00公演 ：9/22(火)23:59まで視聴可能
9/22(火・祝)12:30、17:00公演 ：9/25(金)23:59まで視聴可能

＜京都公演＞
対象公演 ：9/27（日）12:30、17:00
配信サービス ：DMM.com
配信方式 ：ライブ配信＋見逃しパック（再LIVE＆ディレイ配信）

【ライブ配信＋見逃しパック（再LIVE＆ディレイ配信）】
チケット価格 ：3,700円（税込）
発売開始 ：9月9日（水）10:00～
https://www.dmm.com/digital/stage/bunal3/

※再ライブ、ディレイの配信時間は特設ページをご確認ください。
※再ライブ、ディレイともにライブ配信と同様の映像となります。

カメラマン：石川浩章

☆Information

舞台「文豪とアルケミスト 綴リ人ノ輪唱（カノン）」

【公演日程】
東京公演：2020年9月12(土)~9月22日(火・祝)@品川プリンスホテル ステラボール
京都公演:2020年9月25日(金)~9月27日(日)@京都劇場

【料金】
指定席 15,000円(税込)
サイド指定席 14,000円(税込、東京のみ)
※サイド指定席は、一部舞台が見えづらい場合がございます。
※未就学児入場不可。 ※営利目的の転売禁止
※感染対策の一環として、前後左右1席空けた座席配置を予定しております。
※感染対策の一環として、プレイガイド等からお客様のお名前及びご連絡先を提供いただく場合がございます。
※公演中止など、主催者がやむを得ないと判断する場合以外の払い戻しはいたしません。
※会場での感染予防対策の詳細は、随時公演公式サイトにてご案内いたしますので、ご確認ください。

【出演】
太宰治:平野良、北原白秋:佐藤永典
萩原朔太郎:三津谷亮、室生犀星:椎名鯛造、中原中也:深澤大河、江戸川乱歩:和合真一、芥川龍之介:久保田秀敏
館長:吉田メタル

アンサンブル:佐藤優次、仲田祥司、町田尚規、多田滉、山口渓、田中慶、山内涼平、海本博章

【スタッフ】
原作:「文豪とアルケミスト」(DMM GAMES)
監修:DMM GAMES
世界観監修:イシイジロウ
脚本:なるせゆうせい(オフィスインベーダー)
演出:吉谷光太郎
音楽:坂本英城(ノイジークローク)・tak

《公式サイト》
http://bunal-butai.com/
《公式 Twitter》
@bunal_butai(https://twitter.com/bunal_butai)

© 2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会

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