- 2019-6-27
古典落語を若手実力者が演じ、落語で引き付け、声で聞かせ、演技力で魅了する人気シリーズ『ハンサム落語』の最新公演『ハンサム落語』2ndシーズンが7月20日より東京・赤坂RED/THEATERにて上演されます。
「二人一組」の掛け合いで行う独自のスタイルで、2013年に第一幕がスタート。昨年秋には節目となる第十幕が上演されました。
第11弾となる今作より新体制となり、タイトルも一新! さらにパワーアップした『ハンサム落語』に期待が高まるばかりです。
スマートボーイズでは、シリーズ初登場の深澤大河さんと3度目の「ハンサム落語」出演となる和合真一さんを直撃! 前後編の2回に渡ってSPインタビューをお届けします。後編のPART②では、お互いの印象や深澤さんから和合さんへの質問などで盛り上がりました。
――ところでお二方といえば、今年2~3月に舞台「文豪とアルケミスト 余計者ノ挽歌」で共演されたばかりではありますね。それぞれお互いどんな役者さんだと思っていますか。
和合 最初はめっちゃ人見知りで、逆にそれがストイックに見えちゃって、一点に集中するタイプだと思っていたのですが、意外と人懐っこいし、僕も人懐っこい子が大好きなので、「ご飯食べに行こう!」「飲みに行こう!」って何度も誘っているのにことごとく断られて……。
(一同笑)
深澤 それに関しては本当にごめんなさい……。
和合 共演中でしか接点がないじゃないですか。公演が終わったら違う現場になっちゃうから、今のうちにと思って一生懸命誘っているのに……。嫌われているかな? ぐらいの勢いだったもんね。
深澤 大好きですよ! 今度コーヒーおごりますから!! 言い訳に聞こえるかもしれませんが、いつもタイミングが合わなくて……。
――もしかしたら、深澤さんが和合さんのスケジュールを熟知していたんじゃないですか(笑)。深澤さんはいかがでしょうか。
深澤 表現が難しいんですが、和合さんはずっと和合さんなんですよ。稽古中や本番中だけじゃなくプライベートでもエンターテイメント性がある方で、ずっと楽しませてくれるんです。和合さんを見ていると自然と笑顔になって、癒しの役者さんだなって。それにどんなボケもちゃんと拾ってくれて、ボケが浅かったらより高いボケで返してくれるよき先輩です。
和合 きっと適当同士なんだよね。ちなみに血液型はB型?
深澤 B型です。和合さんもB型ですか?
和合 いやA型。
深澤 B型とA型って合わないんですよね。
和合 確かにAとBは合わないって言われているんですけど、今まで仲良かった人ってみんなB型です。多分Bに近いA型かなって、大雑把でかつ几帳面みたいな偏りのある性格だと思っています。
――是非とも和合さんと深澤さんの落語を聞いてみたいなと思うんですが、まだお話を伺っている時点では、組み合わせが決まっていないので、このインタビューが2人のコンビとして最後かもしれませんね。せっかくですので、深澤さんから経験者の和合さんに聞いてみたいことはありますか。
深澤 いつから緊張はなくなりましたか? 一番最初って絶対緊張するじゃないですか。
和合 いや、緊張はしなかったんです。ただ一番緊張したのは“レジェンド”と組んだ時でした。
(一同笑)
和合 第九幕ではレジェンドと組む回がなくて、レジェンドとレジェンドの掛け合いを聞いていたら、絶対太刀打ちできないって感じていたんですが、第十幕では“破壊神”平野良さんと組まされて、平野さんに振り回されて本当に何をしゃべったのか全然覚えていないんですけど、その振り回された感が面白かったそうで、ファンの方々から大好評だったと聞かされました。茶屋から次のシーンに行きたいのに、平野さんがずっと耳が聞こえないおじさんを演じられて、20分押しになったこともありました(笑)。
深澤 へぇ~、すごいですね。焦っている和合さんなんて想像もつきませんね。
――今回も平野さんが出演されるので、また「平野×和合」が実現するんじゃないでしょうか。
和合 お互いビジネスマンを経て役者になったから、価値観が合うみたいで、先日も平野さんのニコ生に出演させてもらいましたが、2人で人見知りについて語るという内容で、視聴者から“神回”って呼ばれていたそうです。この時期がハンサム落語の公演だったらイケる気がするけど、1~2か月先だったら無理だね(笑)。
――ほかに質問はありますか?
深澤 和合さんはどちらかというと“ボケ”ですか?
和合 “ボケ倒し”ですね。例えば僕が大喜利のMCを担当した時に「あいうえお作文」で磯貝龍乎くんが一生懸命考えたボケをボケでつぶすということがありまして、「わごちゃんのMCはボケ潰されるから嫌だ」って言っていましたね(笑)。
――ハンサム落語と言えば「大喜利」も名物となっていて、スタッフさんに聞いたところ、今回も「大喜利」があるということなので、せっかくならここで“生大喜利”をやってみましょうか?
深澤 えっ、ほんとですか!!
――では、経験者の和合さんがお題を考えて、未経験の深澤さんが回答を出してみましょう。本番で失敗するよりも今ここで失敗した方がいいと思いますよ(笑)。
深澤 (苦笑)
――これまでやったお題でも構いませんよ。
和合 そうですね。お題出しますよ! 「幾代餅」というお話がありまして、米屋の清三が、高嶺の花と言われている吉原の幾代太夫という女性の錦絵を見て恋をして、実際に会いに行くという物語ですが、その幾代太夫の横にある店で、いろんな人がざわめいている錦絵がありました。その錦絵には何が書いてあるでしょうか。
――本格的なお題ですね。
和合 本番でもこんな感じですよ。
深澤 全然物語が入ってこなかった……。
(一同笑)
和合 幾代太夫の横にある店にある錦絵を見てみんながざわざわしています。その絵には何が描いてあるでしょう?
深澤 何言っているんだ?
(一同笑)
和合 大喜利のお題はこういうのが急にふられるんです。
深澤 う~ん、「和合真一」。
和合 まぁまぁ、そういうことだよね。
(一同笑)
――ボケ倒しましたね。良い回答だったと思いますよ。本番前にプチ体験をされましたが感想はいかがでしたか。
深澤 先程楽しみと不安で一杯と言いましたが、今ので不安がマシマシになりました(苦笑)。
――無茶ぶりさせちゃって失礼いたしました(苦笑)。でもこの経験はきっと本番に活かされるはずです!! では最後にファンの方々へのメッセージをお願いします。
深澤 最初はすごく緊張すると思うのですが、先輩方の背中を見て、自分の持っている色を出せていけたらなと。そして来てくださるお客様に笑顔で帰っていただけるよう、なおかつ和合さんと一緒に出来ることを願いつつ、そして和合さんを困らせるくらいの持ち味を活かしたものを提供していけたらと思います。
和合 ありきたりですけど、ハンサム落語って続いているのには訳があり、たくさんの人が楽しんでくれて、平野さんや今までの出演者の方々のおかげでここまで満員御礼になるコンテンツに育つことが出来たと思っていて、落語で役者のパワーを発揮して、いい役者として、いろんな方に認知していただいて、そして次回のハンサム落語にも出演できるように、頑張っていこうと思います。
深澤 冒頭で媚びないって言ったのに、もう媚びているよ!!
(一同笑)
※深澤さんと和合さん一緒に出演する回は「7月20日14時~」「7月20日18時~」「7月23日19時~」「7月25日19時~」「7月27日14時~」「7月27日18時~」になります。
『ハンサム落語』2ndシーズンには、深澤さん&和合さんのほかにも、磯貝龍乎さん、河原田巧也さん、輝山立さん、寺山武志さん、林明寛さん、平野良さん、宮下雄也さん、横井翔二郎さん、米原幸佑さんが出演します。
公演は7月31日まで上演。キャスト別先行チケットが6月29日12時~7月3日までの期間、一般発売は7月6日よりそれぞれ発売されます。
詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
『ハンサム落語』2ndシーズン
日程:7月20日(土)~7月31日(水)
会場:赤坂RED/THEATER
演出・脚色:なるせゆうせい
出演:磯貝龍乎、河原田巧也、輝山立、寺山武志、林明寛、平野良、深澤大河、宮下雄也、横井翔二郎、米原幸佑、和合真一(50音順)
≪チケット情報≫
料金(全席指定・税込)
6,000円
●キャスト別先行
6月29日(土)12:00~7月3日(水)
※特典付き キャストビジュアル
●一般販売
7月6日(土)~
≪公式サイト≫
https://www.clie.asia/newhr/