玉城裕規&中村龍介“最後の物語”、映画『メサイア外伝 ―極夜 Polar night―』完成披露レポート

  • 2017-6-7

過酷な戦いに身を置く男たちの絆を描いたストーリーが女性ファンの心をつかみ、連続TVドラマや舞台など広がり続ける『メサイア』シリーズ。2017年6月17日(土)に、シリーズ最新映画『メサイア外伝 ―極夜 Polar night―』が公開を迎えます。
この公開を前に、6月5日(月)には渋谷TOEI2にて完成披露上映会が開催され、今作でW出演を務める玉城裕規さん&中村龍介さん、ほかキャストから長江崚行さん、橋本真一さん、小谷嘉一さんが、監督を務める山口ヒロキさんと共に舞台挨拶へ登場しました。

(左から)山口ヒロキ監督、橋本真一さん、中村龍介さん、玉城裕規さん、長江崚行さん、小谷嘉一さん

(左から)山口ヒロキ監督、橋本真一さん、中村龍介さん、玉城裕規さん、長江崚行さん、小谷嘉一さん

高殿円さんによる小説「メサイア 警備局特別公安五係」を原作に、警察省警備庁・特別公安局外事五係に属するスパイ、通称“サクラ”を養成する機関である“チャーチ”の規律において、唯一のパートナーとして互いの危機を救うことが許されている存在“メサイア”を中心とした男たちの物語を描いてきた『メサイア』シリーズ。多くの舞台、映画作品のほか、2015年にはTVドラマも放送され、原作の設定や世界観は共有しつつも、新たな登場人物やストーリーが毎回生み出されてきました。

この『メサイア』シリーズの記念すべき第10作品目として、いよいよ6月17日より最新映画『メサイア外伝 ―極夜 Polar night―』が公開に。2013年に上演された舞台『メサイア ―銅ノ章―』から登場する実写オリジナルキャラクター2人に焦点を当てた今作ではW主演として、人には決して本心を見せず、飄々としている謎多き青年、周 康哉(あまね やすちか)役を玉城裕規さんが、そして周が唯一心を許せるたった一人のパートナー、三栖公俊(みす きみとし)役を中村龍介さんが熱演。かつて反政府組織「評議会」で数々のテロ行為に手を染めてきた三栖と周の“最後の物語”であり、「究極の平等」の実現へと向かう“始まりの物語”が描かれます。

この公開を前に行われた完成披露上映では、上映後の舞台挨拶へとキャストから玉城裕規さん、中村龍介さん、長江崚行さん、橋本真一さん、小谷嘉一さんが山口ヒロキ監督と共に登場。同じく今作キャストのボブ鈴木さんがMCを務め、映画の撮影秘話や公開を前にしての心境を語りました。

まずは玉城さんが「今作は撮影から公開までの期間が長かったので、この日を待っていました」と、そして中村さんは「待っていた分、公開を迎えるのが寂しいような気持ち」と完成披露を迎えた心境をコメント。また劇場のある建物には主演2人が並んだ大きな外看板が設置されており、舞台挨拶前日に看板前で記念撮影をしたという玉城さんが「一人で撮るのは恥ずかしいから、馬場良馬っていう先輩と一緒に撮ったんですけど(笑)」と話すと、中村さんが「Twitterでその写真見たけど、(馬場さんが)三栖っぽいポーズしてたでしょ(笑)」と話し、即席ペアでの記念撮影エピソードに会場は早くも笑いで包まれます。

周 康哉役の玉城裕規さん

周 康哉役の玉城裕規さん

三栖公俊役の中村龍介さん

三栖公俊役の中村龍介さん

同じく中村さんも劇場看板前での撮影をしたそうですが、「以前も劇場にポスターを観に来たんですけど、何人かファンの方が撮影していたので、その様子を遠巻きに見ていました(笑)。本人が一番撮りづらいという…でも、ありがたいですね!」と、主演映画ならではの大きなポスターや劇場看板に、照れながらも喜びのコメント。さらに「主演2人揃っての記念撮影は、今日チャレンジします!」と中村さんが宣言、その結果は玉城さん、中村さんのTwitterでご覧ください!

また前作舞台『メサイア ―暁乃刻―』より新入生として加わったサクラ候補生を演じている御池万夜役の長江崚行さんは「映画で新たに明かされる設定もあり、舞台を観に来てくださった方も“そういう意味だったんだ!”と感じられる部分があると思うので、舞台のDVDとも合わせてまた楽しんでいただけたら」とコメント。同じく前作舞台から登場した新サクラ候補生・小暮 洵役の橋本真一さんと長江さんは、映画撮影の方が前作舞台公演より先だったということもあり「そのつながりをどう折り合っていくか、撮影期間は悩みました」と役作りの苦労についても明かします。

御池万夜役の長江崚行さん

御池万夜役の長江崚行さん

小暮 洵役の橋本真一さん

小暮 洵役の橋本真一さん

橋本さんも「今作は舞台『暁乃刻』で描かれる期間の中での出来事という時系列だったので、新人3人(長江さん、橋本さん、柚木小太郎役の山沖勇輝さん)はどう演じるか悩んでよく話し合いました。完成した本編を見たら、ちゃんと繋がっていたので良かったです」とコメント。そんな長江さん、橋本さんのエピソードに、「『メサイア』ではずっとヒロインとして頑張ってきた(笑)」と自称する常連キャラクターの黒子役・小谷嘉一さんは「“メサイアあるある”なんですけど、台本が来てから初めて自分がこういうキャラクターなんだ、って知ることがよくあるんですよ(笑)」と話します。

黒子(百瀬多々良)役の小谷嘉一さん

黒子(百瀬多々良)役の小谷嘉一さん

また舞台挨拶中、山口監督がこの日着用している服は今作の劇中衣装を手掛ける伊藤摩美さんがプレゼントしたものと聞き、中村さんも「僕も今回の劇中衣装を1着、伊藤さんからいただいたんですよ」と明かすと、それを知らなかった玉城さんは「えっ、えっ、えっ、えっ? なんでもらえるの?」とうらやましげな表情で声をあげ、客席に伊藤さんがいるのではないかと姿を探してキョロキョロ(笑)。ほかキャストからは難しい長セリフが多い今作ならではの撮影NGエピソードが明かされるなど、作品のクールな世界観とは対照的に、楽しい雰囲気でトークは進みます。

玉城さんと中村さんが演じる周と三栖は、今作が『メサイア』シリーズ最後の出演になるだろうとのこと。2人について、山口監督は「登場1作目では敵のテロリストの一員でしかなかったのに、映画、ドラマ、舞台とシリーズを経て2人の力でキャラクターが成長してくれた。僕自身が何かを加えるというより、“2人の最後で、そして始まり”というテーマのまま描けるようにと心がけました」と語り、中村さんも「撮影現場でも、監督は“違うと思うところはどんどん変えてみて”と自分たちのやり方を優先してくれました」と話すなど、監督と玉城さん、中村さんの信頼関係を感じさせます。

中村さんと玉城さんは、舞台挨拶中も息の合った掛け合いで会場を沸かせます

中村さんと玉城さんは、舞台挨拶中も息の合った掛け合いで会場を沸かせます

舞台挨拶の最後には、玉城さんが「『メサイア』はすごく思い入れのある作品で、これまでたくさんのシリーズ作に関わってきたけど、僕たちはこれがたぶん最後の出演になると思います。できるだけたくさんの方に観ていただきたいです」と語り、中村さんも「これからも続いていく『メサイア』シリーズを、僕たちと一緒に応援してあげてください」とコメント。また「ぜひ何度も観てほしい」と挨拶した長江さんのアイディアから、玉城さん&中村さんが「何回も観に来てくれるかなー?」と客席に呼びかけ、会場いっぱいに「いいともー!」の声が響く中で舞台挨拶は終了となりました。

映画『メサイア外伝 ―極夜 Polar night―』は、2017年6月17日(土)より全国順次ロードショー。続いて、井澤勇貴さん、杉江大志さんらが出演するシリーズ最新舞台『メサイア ―悠久乃刻―』は2017年8月より東京・大阪2都市での上演となっています。それぞれ詳細は、Informationより公式サイトをご確認ください。
©MESSIAH PROJECT

☆Information

【映画情報】
映画『メサイア外伝 ―極夜 Polar night―』
2017年6月17日(土)より全国順次ロードショー
【次回舞台公演】
舞台『メサイア ―悠久乃刻―』
東京:2017年8月31日(木)~9月10日(日) 天王洲銀河劇場
大阪:2017年9月22日(金)~9月24日(日) サンケイホールブリーゼ
《オフィシャルサイト》
http://messiah-project.com

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