- 2019-11-8
約2年ぶりの再演となるライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~の東京公演が、11月8日よりTOKYO DOME CITY HALLにて開幕しました。
原作の「NARUTO-ナルト-」は、1999年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて15年間連載され、単行本の累計発行部数は全世界で2億5000万部を突破し、日本をはじめアジア各国、ヨーロッパ、アメリカなどでも熱狂的人気を誇っている作品。2015年から始まった舞台版では、緻密で斬新な演出とまるで漫画から飛び出してきたようなビジュアルで世界各地で旋風を巻き起こし、今作は2017年に上演したライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~の再演となります。10月25日に開幕し11月4日に大好評のうちに大阪公演を終えたカンパニーが、満を持してTOKYO DOME CITY HALLでの東京公演に臨みます。
東京での初日直前に初日会見及び公開ゲネプロが行われ、松岡広大さん(うずまきナルト役)、佐藤流司さん(うちはサスケ役)、伊藤優衣さん(春野サクラ役)、輝馬さん(ペイン役)、良知真次さん(うちはイタチ役)の5名が会見に登壇。開幕を直前に控えての心境や意気込み、さらには今作の見どころなどを語りました。
松岡 大阪公演では大変ご好評いただきまして、東京にこの作品を持って来られて非常に嬉しいです。見どころは一幕と二幕と毛色が違うと言いますか、一幕ではナルトの力のなさに落胆するストーリーで、サスケの復讐に向かってのストーリーになるので、そのコントラストが面白いと思います。最初にナルトを演じた時(2015年)の年齢が17歳で、年を重ねて芝居や殺陣などいろんなものが変化していく中で、自分とナルトの成長がリンクしていると思うので、その部分も見ていただきたいです。緊張は正直していますが、何よりも自分が楽しんでお客様が楽しんでいただけたらと思います。
佐藤 今回は再演となりますが、舞台装置や振付、さらにはアクションなども一新されまして、再演といえども全く新しい形の「暁の調べ」を見せられると思っております。今回のサスケは「喜怒哀楽」の“喜”と“楽”が抜け落ちて、“怒哀”の精神でやっていきます。初演よりもさらに感情移入しやすいようなアプローチにしましたので、そういったところを見て欲しいですし、蛇チームの4人が登場する全てのシーンが前回と全く違うアプローチでお芝居をさせていただいていますので、4人を是非見ていただければ幸いです。
良知 前回よりもパワーアップして、大阪公演に挑めました。そして今日から東京公演が始まりますけれども、初演をやって再演を迎えるまで一つ目標がありまして、初演では「松岡くん」「佐藤くん」と呼んでいたんですが、再演の時は「広大」「流司」って呼ぶと決めていて、稽古場に入った瞬間から下の名前で呼べるようになったように、いい感じで再演に挑めています。東京の後は中国公演も控えていますので、広大、流司の力を借りて力を合わせて、全キャスト全スタッフで力を合わせて頑張ります。
伊藤 前回から2年経って、それぞれいろいろな現場を踏んで、力をつけて今回集結して、パワーアップした作品になっていますので、是非楽しみにしていてください。今回のお話が4人で新生第七班の4人でお芝居が進んでいきますが、サイ役の定本さんが新メンバーとして新しい風を吹かせてくれています。サクラちゃんの気持ちの変化と成長が自分自身楽しんでいるので、そこを注目してください。
輝馬 劇場が変われば作品の質も変わると思っていますので、それは劇場に来て下さるお客様の反応を見ながら、楽しんで一生懸命頑張りたいと思います。ペインは「喜怒哀楽」の全てが抜け落ちてしまったというか、ある意味一周回ってしまったような人間なので、一周回った恐ろしさや狂気を出していきたいと思います。
各キャストが今作の見どころを語った後、良知さんから「あと、人のソロパートを取ったよね!?」と指摘された輝馬さん。「取ったわけじゃなくて、いただいたんですよ!」と否定(?)した輝馬さんに、良知さんが「最初の歌稽古をする時、最初のソロパートを歌いだそうとしたら、もう一人声が聞こえるんです。それが輝馬くんで、結局僕のパートを取り上げられたんです」と経緯を報道陣に説明。佐藤さんから「稽古初日から言っているよね」と突っ込まれるも、「これは、一生根に持ちますね」と悔しさを隠さない様子に会見は笑いに包まれ、カンパニーの仲の良さが伺えました。
最後に松岡さんから「アンサンブルと呼ばれているキャストもいますが、今回のカンパニーではアンサンブルはいなくて、本人役として役についていらっしゃる方もいまして、その方たちがいるおかげで、メインキャストとして舞台に立てると思っています。なので、目を凝らしながら一人一人のスキル、技術、芝居、踊り、アクロバットなどいろいろなものが複合的に詰まった素晴らしいエンターテイメントだと胸を張って言えます」と挨拶をして、初日会見は終了しました。
≪ゲネプロ画像≫
ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~は、11月10日までTOKYO DOME CITY HALLにて上演。その後、天王洲銀河劇場に場所を移して11月15日よりスタートし、12月6日より深セン、12月14日より上海でそれぞれ中国公演が行われます。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
©岸本斉史 スコット/集英社
©ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会 2019
☆Information
ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~
≪日程・会場≫
【東京】
2019年11月8日(金)~11月10日(日) TOKYO DOME CITY HALL
2019年11月15日(金)~12月1日(日) 天王洲 銀河劇場
【深セン】
2019年12月6日(金)~12月8日(日) 深セン保利劇院
【上海】
2019年12月14日(土)~12月22日(日) 虹橋芸術センター
原作:「NARUTO-ナルト-」岸本斉史(集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本・演出:児玉明子
音楽:和田俊輔
CAST:
うずまきナルト 松岡広大
うちはサスケ 佐藤流司
春野サクラ 伊藤優衣
はたけカカシ 君沢ユウキ
ヤマト 藤田 玲
サイ 定本楓馬
薬師カブト 岡田亮輔
綱手 大湖せしる
鬼灯水月 萩尾圭志
香燐 七木奏音
重吾 山口智也
ペイン 輝馬
干柿鬼鮫 林野健志
デイダラ 辻 諒
トビ 片山浩憲
白崎誠也 寒川祥吾 宮川 連 佐藤 丈 松林篤美 倉知あゆか
大蛇丸 悠未ひろ
うちはイタチ 良知真次
演奏:土屋玲子(二胡) 加古臨王(和太鼓)
公演イメージソング:FLOW「光追いかけて」(キューンミュージック)
協力:集英社(週刊『少年ジャンプ』編集部)
一般社団法人:日本2.5次元ミュージカル協会
≪公式サイト≫
http://naruto-stage.jp/
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