2019-11-7

舞台『魔術士オーフェンはぐれ旅-牙の塔編-』が11月7日より、東京・品川の六行会ホールにて開幕しました。

原作は、1994年の第一巻が刊行以降、様々なシリーズが発表され、累計1,200万部を突破した秋田禎信さんによるライトノベル『魔術士オーフェン』。今年8月には新宿村LIVEにて舞台化され、今回が第二弾公演。原作ファンの間でも人気の高い「新装版3」収録の「我が過去を消せ暗殺者」「我が塔に来たれ後継者」を軸に描かれます。

初日開幕直前に舞台挨拶及び公開ゲネプロが行われ、主人公・オーフェン役の松本慎也さんをはじめ、天音みほさん(クリーオウ役)、奥井那我人さん(マジク役)、西尾来人さん(ボルカン役)、中村悠希さん(ドーチン役)、花奈澪さん(アザリー役)、末野卓磨さん(ウォール・カーレン役)が舞台挨拶に登壇。公演に向けての意気込みや今作の見どころなどを語りました。

(左前列より)天音みほさん、松本慎也さん、奥井那我人さん
(左後列より)花奈澪さん、中村悠希さん、西尾来人さん、末野卓磨さん

松本　本当にこの日を心待ちにしていましたし、前回よりさらにバージョンアップしたオーフェンの作品を皆様にお届けできることを確信しています。見どころは、クリーオウとアザリーとレティシャという3人の女性に翻弄されるオーフェンを見ていただきたいですし、キッランシェロとウォール・カーレンという大きな壁を乗り越えていく成長の物語でもあるので、そこも是非注目してください。性別年齢問わず誰が見ても楽しんでいただける上質なエンターテイメント作品になっていますので、原作を知っている方も、知らない方も、前回をご覧になっていない方もいろんな工夫で楽しんでいただけるようになっています。

天音　今回は前回の公演よりもいろいろな挑戦をさせていただいていますので、前回来られた方はもちろん、初めて来られる方にも楽しんでいただける作品になっていて、照明や映像も大迫力で凄いです。最後までオーフェンの世界を届けられたらと思います。今回は前回よりも勇敢でオーフェンのために頑張るストーリーになっています。あとは何と言ってもクリーオウに懐く「レキ」が登場するところも注目して欲しいです。

奥井　やはり稽古以上のものをお届けできるように、この取材が終わった後に美味しいものを食べて、仮眠をとって、自分の好きな曲を聴いて、そして声出しをして万全の状態で初日を迎えたいです。見どころは上演時間2時間10分全てだと思っています。注目して欲しいシーンは、成長したマジクの姿をたくさんの方に見て欲しいです。前回は出なかったマジックが今回は出るようになり、本当に気持ち良くて最高の気分です！

西尾　前回からボルカン役をやらせていただいて、今回はダークテイストの中の箸休め的なポジションとして出演していますので、前回よりもコミカルに頑張って、全力で務めさせていただきます。役柄が自分と似ているところがあって、どこか足りない部分を悠希くんがカバーしてくださいまして、普段の関係性も役の方に出ていたら、そこも見どころかと思いますし、殺陣のシーンも盛りだくさんなので、一回も見逃さないで欲しいです。

中村　前回に引き続きドーチンとして舞台上に立てて嬉しく思います。演出の松多壱岱さんをはじめ皆さんとこの熱い作品を作ることが出来て、それをたくさんのお客さんに楽しんでもらえたらなと思います。今回のボルカン＆ドーチンの2人は、主軸と別ルートで動いていまして、主軸の勢いをいい意味でぶっ壊すつもりで頑張っていきます。

花奈　2回目ということで、今回はオーフェンさんと話すシーンが多いんですが、謎の安心感があるというか、舞台上でリラックスして言葉を交わせていただいていて、とても素敵な先輩と共演出来てとても光栄です。チャイルドマン教室としては、フォルテ(小栗諒さん)とアザリーが前回よりもたくさんアクションをしているので、是非注目してください。今回“魔術士オーフェン”というより“暗殺士オーフェン”並みに魔術と同じくらい血みどろの対決がたくさんあるので、そこを是非注目してください。

末野　オーフェンという作品が25周年ということで、企画が始まって8月からスタートした作品を再び関わることが出来て嬉しく思います。僕が周りに「オーフェンに出るんだ」と言った時に、同世代からよく見ていたと声をたくさん聞きました。そういう方たちがそれをきっかけに、「思い出したいな」ということで、この舞台に足を運んで欲しいですし、来年1月からアニメがスタートしますので、その時にこの舞台を見たことをまた思い出してもらいたいなと思います。それと、昔見ていた人たちがウォール・カーレンのことを全く覚えていないようなので、この舞台で覚えていただきたいです。

【ゲネプロ画像】