- 2019-9-26
誰ガ為のアルケミスト 舞台版「聖石の追憶」~闇ヲ見つめる者~が、9月26日より東京・銀座博品館劇場にて開幕しました。
原作の『誰ガ為のアルケミスト』は、『人々の意志は、神々の石に翻弄される』7つの国家を舞台に個性豊かな7人の主人公が織り成す、壮大でドラマティックな物語で、全世界1000万DL突破する人気タクティクスRPG。今作は、今年6月に行われた初演公演の改訂版として上演。ゲーム原作作家陣が物語を更にグレードアップしてお届けします。
開幕初日直前に、囲み取材及び公開ゲネプロが行われ、主演の橘龍丸さん(クダンシュタイン役)、共演の柏木佑介さん(クウザ役)、花影香音さん(カノン役)、吉川友さん(カグラ役)、桃月なしこさん(ヤウラス役)、山口大地さん(バシーニ役)、中村誠治郎さん(ザイン役)、企画/プロデュースの今泉潤さんが囲み取材に登壇。開幕を目前に控えての意気込みや見どころ、さらには自身が演じる役の印象などを語りました。
橘 今回キャストがゴロっと変わりまして、再演というより、また新しい「タガステ」のスタートが切れるんじゃないかなと思っていますし、初演と違って、クダンシュタインの心情の在り方だったりというのを一度リセットして、今回やらせていただいたのもたくさんあります。バシーニが重要なポジションで大立ち回りしますし、殺陣も一新されて見どころもたくさん増えたと思います。
柏木 もともと原作のファンで、3年前からゲームをしているんですが、この作品に関わることがプレッシャーでした。僕の役は舞台が原作のキャラクターなので、ダンシュタインとどういう兄弟の関係を築けるのかというところが、一番見せていかなければいけないところだと思います。熱量込めてお届けするのが僕の仕事かなと思います。
花影 カノンという役は超元気っ子なので、その元気さ、人を明るくさせるエネルギーがとても素敵な子だと思います。私自身もカノンが大好きで、尊敬できる強い女性だなと思います。そこが一番の魅力です。
吉川 カグラもカノンと同様キャピキャピしている役ですが、いかんせん声が原作とは違う点が大丈夫かなと思いますが、このガラガラ声で演じる今作は認めていただけたらと思います(笑)。
桃月 ヤウラスは聖教騎士団の団長なので、強いですし気品もあって華麗なキャラですが、何一つ当てはまってなかったので、自分に自信がなくて、キャストの皆さんにも「自信持って」と言われて稽古をしていました。本番では自分に自信を持って胸を張って演じていきたいです。
山口 初演ではバシーニの立ち位置やストーリーをお客様にわかりやすくしていただいたんですが、今回はさらにわかりやすくドラマを提示することが出来て、クダンシュタインの青春物語が色濃くわかりやすく表現していますし、殺陣もかなりグレードアップしています。新キャストも一生懸命頑張って、初演を超えるような作品になっています。
中村 前回やっていた殺陣を活かしつつ、役に合ったドラマを大事にした殺陣に改良した感じではあります。クライマックスのシーンでも前回見られた方は「ここが変わったのか」とわかるくらい違いが出ています。メチャクチャ死ぬ気でみんなやってくれているので、それを少しでもお客様に伝わればいいなと思います。
今泉 再演ということで、同じものをやるのは、お客さん的にも僕ら的にも面白くないということで、“見え方”を変えたいなというのが一つありました。それと、山口くんが2人でタクシーに乗った際、「今泉さん! バシーニの役割はもっとないのですか!」と直談判されて、セリフが増えました(笑)。こうやって舞台は作られるんだなって思いましたが、それを見事に演じていただいていますので、その点も見どころです。
新キャストの柏木さんは、途中合流でわずか1週間しか稽古が出来なかったそうで、橘さんが「合流するまではアンサンブルさんを交えて稽古をつける話もあったんですが、柏木さんが来てからみっちりやった方がいいということになったところ、正解だったと思えるほど、初めて一緒にやらせてもらう感覚がなくて。安心して背中を預けて殺陣も出来るなって思えるくらい、安心したクウザを見せつけていただけたので、初演とは違った兄弟の絆を垣間見れて、お客さんも熱くなれるんじゃないかと思います」とコメントすると、柏木さんも「とにかく時間がなかったので、ずっと2人で稽古していたんです。なので、龍丸くんというより、クダンシュタインとクウザが仲を深め合った感覚はありました。おそらく、見れば全て伝わると思います」と手ごたえを感じた様子で語りました。
殺陣も見どころの一つで、山口さんが「闇を抱えてるキャラクターがいて、その闇のシーンだと殺陣の雰囲気が全く変わってくるんですよ。音響さんも演出を考えていて、闇で戦っているシーンは見どころです」と注目ポイントを提示。
また初演をご覧になった方への見どころについて、橘さんが「バシーニがいろいろな動きをしてくれているので、作品としての深みも増えましたし、聖教騎士団の面々も前と違って僕を励ますというか、一致団結して一歩上に上がっていく姿勢がちょこちょこ変わっているので、ドラマ性が増したところも注目して欲しいです」とアピールすると、中村さんも「日替わりシーンもグレードアップしていて、モンゼイン役の伊勢大貴くんが脚本を書いているんですが、前回メチャメチャ好評だっただけに、みんなで毎日悩んでいます」と見どころをセレクトしてくれました。
最後に橘さんから「再演とは言いつつも、新しいタガステを皆さんにお届けできると思います。劇場に来て、我々の熱い魂や命燃やしている姿を見て、興奮していただいて、いろいろなものを皆さんと一緒に共有出来たらと思います」と挨拶して、囲み取材は終了しました。
≪ゲネプロ画像≫
≪あらすじ≫
バベルの塔を臨む大地・バベル大陸にて――
絶対正義の名のもとに、大陸の平和を守る為に戦う「聖教騎士団」。突出した「錬金術」の才を持つ聖教騎士団の中でも、一際秀でた力を持つ、魔槍の黒騎士「クダンシュタイン」。彼は任務で駆けつけた地で、かつての友「クウザ」と再会する――同じ過去を共有し、違った現在を生き、そしてまだ見ぬ未来の為に力や信念をぶつけ合うクダンシュタインとクウザ。――その二人の戦いを、静かに見つめる「バシーニ」。
――バシーニには、何もなかった。“強さ”とは絶対的なものであり、聖教騎士団員が危険視する闇の力ですら、その揺るぎない頂に立つ為の手段でしかない。バシーニはそう教えられ、それを信じて生きてきた。疑いようもなかったはずの価値観は、聖教騎士団の面々と関わる内に、徐々に揺らぎ始める。「…いつからだろう、こんな想いを抱えるようになったのは」「『強さ』とは、なんだ?」「誰かと共にあることは、弱さだと教えられてきた」
バシーニの内に渦巻く苦悩とは無関係に、義兄弟による宿命の戦いは、徐々に決着の瞬間へと近づいていく。知らない価値観、理解できない信念。けれどバシーニは、それを切り捨てることなく目を凝らす。「…僕は、この想いの行く末を見届けたい」「それがたとえ、どんな結末であろうとも」
これは、闇を知り、闇に生き、闇を見つめる者の、孤独の先に出会いし、もう一つの物語――。
誰ガ為のアルケミスト 舞台版「聖石の追憶」~闇ヲ見つめる者~は、9月29日まで上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
©誰ガ為のアルケミスト 舞台版「聖石の追憶」製作委員会
☆Information
誰ガ為のアルケミスト 舞台版「聖石の追憶」~闇ヲ見つめる者~
公演日程/場所:2019年9月26日(木)~29日(日)全6公演 銀座 博品館劇場
原作:今泉潤/FgG『誰ガ為のアルケミスト』
主催:Amane/gumi
脚色・演出:宮城陽亮
脚本:谷口健太郎/深浦佑太
制作:ファイズマンクリエイティブ/レジェンドステージ
企画・プロデュース:今泉潤
出演
クダンシュタイン:橘龍丸
クウザ:柏木佑介 カノン:花影香音
カグラ:吉川友 オーティマ:松本ひなた
モンゼイン:伊勢大貴・セーダ:花奈澪
オライオン:永田彬 ヤウラス:桃月なしこ チハヤ:仙石みなみ
バシーニ:山口大地
ザイン:中村誠治郎
【チケット情報】
・舞台版「聖石の追憶」ドラマCD/サイン複製メッセージ付キャストブロマイド 9,800円(税込・全席指定)
・一般チケット 7,800円(税込・全席指定)
≪公式サイト≫
https://tagatame-stage.jp
≪公式Twitter≫
@tagatame_stage
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