- 2019-9-3
舞台「サザエさん」が9月3日、東京・日本橋の明治座にて開幕しました! 本作では国民的人気アニメ「サザエさん」の10年後を舞台化。波平は会社を定年退職、マスオは部長に昇進、カツオは大学生、ワカメは服飾専門の専門学校生、タラオは高校受験を控える中学生という設定に。今作では「10年後のサザエさん」「タマがいなくなった」「磯野家の団欒」の3本立てで上演されます。
初日公演終了後に囲み会見が行われ、フグ田サザエ役の藤原紀香さん、フグ田マスオ役の葛山信吾さん、磯野フネ役の高橋恵子さん、磯野波平役の松平健さん、磯野カツオ役の荒牧慶彦さん、磯野ワカメ役の秋元真夏さん(乃木坂46)、フグ田タラオ役の大平峻也さん、タマ役の酒井敏也さんが登壇しました。
藤原さんは初日を終えた感想を聞かれ「演出家の田村(孝裕)先生からいろいろな指導に基づき、かなり細かく稽古を重ねてきました。お父さん、今日上手くいきましたよね」と松平さんへ問いかけるように話し、マスオ役の葛山さんは「声優さんの声が頭に残っているので、台本を読んでいるうちに、こういう感じかなというのが頭にありました。稽古を重ねて演出家さんと相談して、(マスオ役が)自分の体に浸透しているところです」と稽古中の苦労話を披露。
フネ役の高橋さんは「専業主婦で割烹着を着ているお母さんを演じることが出来てとても嬉しいです」とコメント。
一本毛のスタイルまで見事に再現されている波平を演じる松平さんは「昔の昭和時代にいた頑固おやじのようでいいですね」とご満悦。
カツオ役の荒牧さんは「『誰もが知っている家族の、誰も知らない10年後』というのがテーマということで、子供の10年と、大人の10年とは大きな違いがあって、子供の10年って人格も顔つきも変わるので、そこらへんは自由に考えていいものかなと思ってカツオを作らせてもらいました」と役作りについて語りました。
タラオを演じる大平さんは、「普段は2.5次元と言われている作品に出演することが多いですけれど、今回は日本人のほとんどが知っているであろうという作品ですので、イメージが根強くついているものでもあります。演出家さんの田村さんもおっしゃっていましたが、家族の中で成長する度合いが一番大きいのがタラちゃんなので、いい意味で期待を裏切っていけたらいいなと思います」と意気込みを語り、お母さん役が藤原さんという設定を聞かれ「メチャメチャ緊張しますよ! 最初にご挨拶させていただいた時に、緊張のまま『おはようございます』と挨拶したら、『サザエでございます!』って答えて下さって、きっとこれは素敵な家族に迎えてもらえると思いました」と顔合わせでの秘話を明かしました。
今作が初舞台となる秋元さんは「ワカメちゃんが大きくなったらどうなるかということを今も悩んでいたりしますが、演出家の田村さんから細かいところをアドバイスしていただいたり、共演者にも教えていただいて、本当に助けていただいています」と語り、タマ役の酒井さんは「葛山さんが飼っている猫の動画を見せていただいて勉強しました」と猫を演じる上での役作りを打ち明けました。
また、藤原さんは高校時代にサザエさんと深い(?)関係があったそうで「落語研究会に入っていたんですが、その時の名前が『親和亭かつお』だったんです。『サザエがいいわ!』って言ったのに、部長から『アンタはかつおキャラや』と言われて、高校時代はカツオでしたわ」と意外なエピソードを披露。これにはカツオ役の荒牧さんはもちろん、登壇者一同が驚いていました。
舞台「サザエさん」は9月17日まで東京公演が行われ、9月28日より博多座にて福岡公演が上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
明治座9月公演 舞台「サザエさん」
≪日程・会場≫
9月3日(火)~9月17日(火) 明治座
開演時間:11:00/16:00(公演日によって異なります)
原作:長谷川町子
脚本・演出:田村孝裕
≪出演≫
藤原紀香 葛山信吾
荒牧慶彦 秋元真夏(乃木坂46)/齊藤京子(日向坂46)<Wキャスト> 大平峻也 酒井敏也
高橋惠子 松平 健
≪チケット料金(税込)≫
S席(1・2階席) 12,500円
A席(3階席) 6,000円
≪公式サイト≫
http://www.sazaesan-stage.jp/