2019-8-24

8月24日、東京・ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて、映画『AI探偵』の完成披露試写会が開催されました。

今作は、アメリカ帰りのイケメン探偵がツンデレAI(人口知能)を相棒に、【なんちゃってIT長者ブラザーズ】や【AIと恋に落ちたクライアント】からの無茶ぶり依頼を、ネットを駆使して解決するコメディサスペンス。

主演には舞台『刀剣乱舞』、MANKAI STAGE『A3！』に出演する荒牧慶彦さん。共演には溝口琢矢さん、石原壮馬さん、大平峻也さん、滝口幸広さんといった舞台・テレビ・映画でジャンルを問わず活躍する豪華出演陣が名を連ねます。

また、AIの声には声優界の重鎮で、ブラッド・ピットの吹き替えでも有名な堀内賢雄さん。監督・脚本には、荒牧さんや溝口さんらが出演した『シュウカツ』シリーズを演出した千葉誠治さんが務めます。

【ストーリー】
鍵山公彦(かぎやまきみひこ)は探偵事務所を営んでいた父親の失踪を受け、留学先の米国より帰国。
父親を探すがその足取りは全く掴めない。
そして、父親の雇い主で、公彦のライバルである大手探偵社の跡継ぎ・志威志(こころざし・つよし)からの依頼を契約上断れず、ダレトク(？)な事件捜査を受ける羽目になってしまう……。
公彦は父親が残したと思われる謎のツンデレAIとともにネットを駆使し、事件を解決しようと乗り出すが、その先にはトンデモないアクシデントとAIのバッテリー切れ(？)が待ち受けていた？！

スマートボーイズでは、試写会後に行われた荒牧さん、溝口さん、石原さん、大平さん、千葉監督によるトークイベントのレポートをお届けします！

10月18日より、シネ・リーブル池袋ほかにて１週間限定上映！

5人がステージに登場すると、大平さんが「みなさん元気ですかー？」と呼びかけ、客席から「元気でーす！」という大きなレスポンスが。これに荒牧さんは「早速盛り上げてくれてありがとう」とニコニコ。
「映画を見終わったばかりのファンならお気づきかと思いますが～」と、登壇した4名の衣装について司会が触れると、荒牧さんが「そうなんです。私服です！」とすかさずジョークを飛ばします。(本当に私服だとしたら、大平さんのセーターにジャケット姿は、真夏の８月に着るのは過酷すぎ……笑)
劇中衣装での登壇だったため、「楽屋がちょっと暑くて。1人で汗かいてました」と話す大平さんに、隣に立つ溝口さんが「ここは涼しくてよかったですね」とジェントルマンな微笑みを浮かべていました。

癒やし系キレもの探偵・鍵山公彦役／荒牧慶彦さん

役柄についての話題になると、「ちゃらんぽらんな考えを持っている男なんですけど、頭が切れる一面もあります。探偵役なので説明セリフも多くて大変でした」と、自身が演じる鍵山公彦について語る荒牧さん。AIとの掛け合いシーンも多く、「このやりとりが難しかったな。スタッフさんが遠くから(AIのセリフを)しゃべってくださっていました」とのこと。AIと一緒に奮闘する荒牧さんを見ていた大平さんは、「AIとのお芝居をうまくやってるのを見て、この人はきっと役作りで家でAIと一緒に寝てるんだろうなって思いました(笑)。そのくらいナチュラルだったんで、勉強になりました」と笑いを交えて賞賛していました！

IT企業相続希望のクライアント・三本頼家役／溝口琢矢さん

AIを愛する会社員・小林琢磨役／石原壮馬さん

頼家の弟・三本実朝役／大平峻也さん

監督・脚本・編集・プロデューサー／千葉誠治さん

AIに恋するサラリーマンを演じる石原さんは、「まるで人間の彼女かのように扱うという。普段、物に対して人間同様の愛を注ぐことってあんまりないじゃないですか。大事にすることはあっても。そういう役なだけですよ」と、自身が演じる役柄にお客さんが引いてないか不安気。
一方、兄弟役の溝口さん＆大平さんは、セリフのかけ合いについて事前に話し合いをしていたそうで、「基本的に(大平さんが)僕に合わせてくださったんですよ。わりとスムーズに進みましたよね！」と話す溝口さん。
と、ここで千葉監督から「タッキー(滝口幸広さん)の芝居を見て笑ってたよね」と、溝口さんらの現場の様子の暴露話が！
溝口さんが「滝口さんには言わないでくださいね？」と観客を口止めしつつ、荒牧さんが「タッキーさんがNG7回くらい出したんですよ」と告白。同じ部分で何度も噛んでしまう滝口さんに、現場では「タッキーさ～ん！」と笑いが起きていた模様。さらに滝口さんについて、溝口さんが「撮影時がちょうど令和になる直前で。タッキーさん、ずっと(年号発表の)会見を気にしてた(笑)」とエピソードを明かすと、荒牧さんも「俺も気にしてた！撮影場所の隣の部屋が、別の撮影チームで。そこで会見の様子をテレビを見ていて。俺はドア越しに、年号何になるんだろうって見てた(笑)」と、新元号の発表を見守っていた当時の様子を振り返りました。

初共演の荒牧さんに、初対面でいきなり接近するシーンを撮影して緊張したと語る石原さん。突然、溝口さんから「壮馬は連絡が遅い！」というクレームが。「じゃあ、(人工知能を駆使した)スマートスピーカーを使えば返信早くなるかな？」と石原さんが問いかけると、大平さんが「電話はできるけど、メールもできるんだっけ……。僕、家にあるんですけど。ただいまっていうと電気をつけてくれたり。行ってきますって言うと、消してくれる」と、ちゃっかり使いこなしていることを明かします。「へぇぇ～！！！」荒牧さんらは興味津々。ですが、大平さんが「この間、寝てたら、急にスマートスピーカーが反応して、よくわかりませんってしゃべったんですよ。テレビもついてないし。ホラーすぎて……」と夏らしい恐怖体験を語ると、「誰かいるんじゃない？」と怖がって大平さんと距離をとる３人でした(笑)。

また、本作のようなツンデレAIに振り回されたいと言う石原さんに、荒牧さんら３人からスマートスピーカーを誕生日プレゼントに贈ろうという案が。「作中でもありましたけど、将来的にAIとの恋愛って生まれてきそうな気がします。密な会話ができるようになったら。もしかしたらAIと結婚するっていうこともあるかもしれませんよ」と石原さんが語ると、「じゃあ、俺達が買ったAIと(笑)」と、溝口さんが石原さんにAIとの結婚を勧めて会場を沸かせました。

2019年4月に行われた撮影時を振り返り、笑い合う荒牧さん達

映画の内容にちなんで、司会から「探偵に頼みたいこと」を問われると、石原さんが「昔、実家で亀を飼ってたんですけど、2匹同時にいなくなった。脱走したのか、盗られたのかわからなくて。大きくなるまで育ててきたのに急にいなくなって……腹立ってます！」と、かわいいペットを失った悲しみと怒りを訴え、「８年くらい前の話で今更ですけど、探してほしい！」という切実(？)な依頼を持ちかけました。
続けて、大平さんは「探偵に荒牧くんの粗を探してもらいたいです。荒牧くんって、セリフ覚えも早くて完璧なイメージなので。今日は電車でお年寄りに席を譲らなかったとか(笑)。そういうのを聞いて、へっへっへ～って思いたい」と、荒牧さんの残念な部分を知りたがります。しかし、撮影を通して意外な一面を知ったようで、「僕、荒牧くんに会いたいと思ってて、仕事で共演したかったんです。クールな感じなのかなと思ってたんですけど、スマートスピーカーに「あいみょん、流して」って話しかけてるのを見て。クラシックとか聞いてるのかなと思ったから、あ、そういうの好きなんだな～って。そこから話しやすくなりましたね！」とニッコリ。「クール系にはよく見られますね」と荒牧さんも納得の様子。

最後に、荒牧さんのファンへ向けて「この作品は、近い未来、本当にこういう問題が起こりうるんじゃないかと思わせる、すごく面白い題材となっています。２回、３回とこの『AI探偵』を楽しんでいただけたらなと思います！」という挨拶で、イベントは締めくくられました。

映画『AI探偵』は、10月18日より東京のシネ・リーブル池袋、ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて１週間限定で公開されます。10月19日には舞台挨拶を予定。書斎Informationから公式サイトをチェックしてください。

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