『仮面ライダーエグゼイド』でメインライターとしてテレビ本編全45話、劇場版、Vシネマなどを1人で書き上げるなど、脚本家として活躍する高橋悠也さんと東映による新たなプロジェクト「TXT(テキスト)」が始動。その第一弾となる完全オリジナルの演劇作品、TXT vol.1「SLANG」が、6月20日に東京・よみうり大手町ホールにて開幕しました。

本作は、そう遠くない現代、誰もが個人チャンネルを持ち、睡眠時に見る夢を世界中に配信できる世界の中、日夜、ユーザーに様々なジャンルの夢を公開する『夢人(ユメジン)』たちの物語を描きます。

主演は、ミュージカル『刀剣乱舞』で人気を博し、数々の舞台に出演、デビュー以来目覚ましい成長を遂げる有澤樟太郎さん。今作が舞台初主演作品となります。さらに、乃木坂46の井上小百合さんをはじめ、和田琢磨さん、北村諒さん、赤澤燈さん、岩永徹也さん、谷口賢志さんらといった豪華キャストが集結。

ゲネプロ前に行われた初日会見には、キャスト陣７名と作・演出の高橋悠也さんが登壇。意気込意みや見どころについて語っていただきました。

「僕自身、初主演ということで、稽古場では強力なスタッフ陣と素晴らしいキャスト陣と一から作るつもりでやってきました。その熱意と作品のテーマ『言葉』がみなさんに届くといいなと思ってます！ みんな2役演じますが、もう1つの役が現実世界での自分達。2役を演じるにあたり、新しい一面が見られるんじゃないかなと思います。僕も稽古の様子を見ていて、燈くんこんな一面あったんだ！とか思うことがあったので、そういう部分が伝わると嬉しいです」

「この作品は言葉を大事にしている作品なので、SNSが多様化してるこの時代に、この作品をやることにすごく意味があると思っています。若い子達にたくさん見てほしいです。言葉でぶつかるシーンがあるので、そこに注目してほしいです。 “言葉で人を殺すこともできる”という印象的なワードがあって、見てくれる方の心にも残ったらいいなと思います」

「千秋楽までこの舞台をどんどん成長させて、より多くの方にこの世界観を知っていただけるように頑張ります。いろんな場面でラップのようにセリフをかけ合う所があります。客観的に他の方のお芝居を見ているのが楽しいですし、どんどん成長していく可能性があるシーンがいっぱいあります。ラップバトルのような、技術と技術、気持ちと気持ちのぶつかり合いをお客様に感じ取っていただけたらと思います」

「オリジナルで一から作ることが刺激的で、早くお客様にこの作品を届けたいなという気持ちでいっぱいです。2つの世界のコントラストや、人と人との関係性がおもしろい部分が多々あるので、そこを見てほしいです。個人的には燈とのコンビも楽しみにしていただければと思います」

「世界観がかなり独特な作品だと思います。見ての通り、衣装もカラフルでここまで作りこまれた衣装はあまりないんじゃないかなと。この世界観を見どころとして、みなさんに見ていただきたいです。僕は樟太郎とこれが3回目の共演ですが、今まで見たことがない、もがいてる姿や役と向き合っている姿を稽古場から見てきました。僕と北村諒のコンビは最初の稽古から成長したようで成長していない（笑）。稽古一発目の勢いのまま、劇場に来てしまったのではないかという感覚です。最初のフィーリングを大事に演じていきたいと思います」

「今回は高橋さんと2度目のお仕事ができるということで、1回目の『仮面ライダーエグゼイド』で檀 黎斗(だん くろと)という役を演じましたが、黎斗のように好きになってもらえるキャラクターを生みだせたらいいなと思っています。ネタバレになるので詳しくは言わないですが、あのシーンをお客さんが見たときにどう思うのか。悲鳴が上がるんじゃないかなとドキドキしていて、その声を聞くのが楽しみです（笑）」

「今年、役者生活20周年の年で、様々な役と衣装と向き合ってきたわけですけど、41歳のっけから顔を隠して2019年のメガネをつけて出ないといけない（笑）。生きてるといろんな仕事に向き合わないといけないっていうことを実感しております！ 作品に関しては、誰も知らない国の誰も知らない名物料理を出すお店を開店する気持ち。みんなで料理を煮込んできたし、作り上げてきましたが、お客様の口に合うかどうかわかりません。ただ、作り上げてきた自信はあります！ あと、誰も言ってくれないんで……僕が見どころです！ 41歳が頑張る姿が一番見どころです（笑）」

「これまで脚本家として主に活動してきまして、久々にこれだけ大きなプロジェクトで、舞台の演出も手掛けるという非常に挑戦的な作品になってきたなと思っています。脚本家としてずっと言葉と向き合い続けてきた人生の中で、どのメディアにも出せない思いを舞台でなら出せるのではないかと、『SLANG』というタイトルで作品を作らせてもらいました。これだけ魅力的な主役級のキャスト陣がそろって。みなさん２役を演じますが、もう1つの役の世界観とどう交差するのか、しないのかも注目していただければと思います。僕も脚本家でありながら、演出家という2役目にチャレンジしてこの作品を世の中にぶつけていきたいという思いでここまできました！」

最後に有澤さんが初主演の心境について、「この話を頂いたとき、涙が出るほど嬉しかったです。今もずっと緊張していて……。でも、みなさん稽古場からずっと優しくて、僕がやりたいことをやって、それにみんながついて行くからという言葉をかけてくれたので、それが助けになりました。なので、稽古場でもがいた痕跡を、舞台の上でぶつけたいです。今回はいい意味で、みんながバチバチしてると思います。そのぶつかり合いを見てほしいです！」と、力強く語りました。

【ゲネプロショット】

【「SLANG（スラング）」】
SLANG（スラング）とは俗語の英訳。
特定の職業・年代・環境・趣味を共通にする集団でのみ通用する隠語・略語・俗語。
進化か。退化か。
言葉は常に変化し続けている。
我々はまるで暗号のように新しい言葉を創造し、特定の集団でのみ共有する。
使い古されたものを嫌い、創造者であろうとする。
彼らも例外ではない。
彼らの言葉を鵜呑みにしてはならない。
彼らの言葉は真実にして虚構。
それは彼らにしか通用しない『スラング』だからだ。
そこは現代か、それとも近未来か。
誰もが個人チャンネルを持ち、睡眠時に見る夢を世界中に配信できる世界。
日夜、ユーザーに様々なジャンルの夢を公開する『夢人(ユメジン)』たちがいた。
睡眠時間すらも有効活用される世の中。
人々は好きな夢人を登録し、同じ夢を共有し、夜の快楽を求める。
夢の中で繰り広げられる物語は、ただの作り話なのか、それとも、現実なのか。
現実と虚構、異なる物語が交錯し、思いがけない真実の世界へと繋がっていく。

TXT vol.1「SLANG」は、6月30日まで上演。また、公演DVDの発売も決定しています。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information

高橋悠也×東映 シアタープロジェクト
TXT vol.1 「SLANG」

日程：2019年6月20日（木）～30日（日）
会場：よみうり大手町ホール

作・演出：高橋悠也

出演：有澤樟太郎 井上小百合（乃木坂46） 和田琢磨／
北村諒 赤澤燈 岩永徹也 谷口賢志

黒川一樹 勝亦利恵 的場祐太

≪公式サイト≫
https://www.txt-theater.jp/

≪公式Twitter≫
@project_txt

■DVD・Blu-ray発売決定
発売日：2019年12月4日(水)
価格：7800円＋税(DVD)、8800円＋税(Blu-ray)
https://www.toei-video.co.jp/special/txt-theater/
公演会場(6/20~6/30)または東映ビデオオンラインショップにて受付期間中(6/20~8/31)、ご予約いただいたお客様への限定特典として、スペシャルDVD1枚付き【DVD・Blu-ray共通】

■ニコニコ生放送にて6月30日16時開演の千穐楽公演のライブ配信が決定
番組情報：高橋悠也×東映　シアタープロジェクトTXT vol.1「SLANG」千穐楽　ニコ生独占生中継（有料）
視聴URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv320531591
放送日時：6月30日（日）16時00分～　舞台本編生中継
※放送スケジュールは変更する可能性もございます。予めご了承ください。
チケット価格：2500円（税込）

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