松田凌×中村優一SP/後編・2人で「清く正しく生きる」宣言!?舞台『殺してもいい命』6/21開幕直前・稽古場インタビュー特集④(撮り下ろし画像9点)

  • 2019-6-20

いよいよ明日開幕! 舞台『アンフェアな月』第2弾~刑事 雪平夏見シリーズ~ 『殺してもいい命』が、2019年6月21日(金)より、東京・サンシャイン劇場にて上演されます。
スマートボーイズでは、今作キャストの田中稔彦さん×瀬戸啓太さん×齋藤健心さん、そして松田 凌さん×中村優一さんにそれぞれインタビュー。全4回更新の特集をお届け中です。

ついに特集も最終回、松田 凌さん×中村優一さんのインタビュー後編をUP

ついに特集も最終回、松田 凌さん×中村優一さんのインタビュー後編をUP

本日更新の特集④では、【松田 凌さん×中村優一さん】のインタビュー後編をお届け! 今作に描かれたテーマについて、そして刑事役を務める松田さんが掲げたある目標の話題も? 開幕に向けてへのメッセージとともにお楽しみください。

■松田 凌さん×中村優一さん インタビュー後編

――今作の『殺してもいい命』というタイトルも、非常にセンセーショナルだと思います。観客の方々もこの言葉について考えることがあるのではないかと思いますが、お二人はこのタイトルをどう受け止めていらっしゃいますか?

中村優一(以下、中村) 『殺してもいい命』。 ……すごく、重たい言葉ですよね。

松田 凌(以下、松田) 『殺してもいい命』と聞いて、その言葉自体がもつ単純な意味を理解できない人はいないと思うんですよ。だからこそ、この作品を知って劇場に訪れる人は、少なからず『殺してもいい命』について考えたことがあるはず。「そんな命なんてない、それはいけないことだ」という風に考える人も、様々な背景があった上で、「そういう命もある」と思う人もいるのかもしれない。そういう意味では、作品のタイトルとしては、心に引っかかりを作る役割を持っている言葉だと思うんです。

安藤一之役の松田 凌さん

安藤一之役の松田 凌さん


佐藤和夫役の中村優一さん

佐藤和夫役の中村優一さん

中村 僕自身は『殺してもいい命』というものはあってはいけないものだとは思っていますが、やはり現実のニュースを見ていて、考えが揺れることもあります。だけど、こうして単純な「良い」「悪い」では答えが出せないことにも、それぞれの人間が、それぞれに辿り着いた答えを信じるしかない、というのがこのシリーズで描かれている人間の姿なんじゃないかな、と。

松田 原作シリーズの中では、ある事件で雪平夏見が世間から非難を浴びる場面がありますが、その事件も見る人によっては「アンフェア」なことであり、「フェア」なことでもあるのかもしれない。それぐらい世の中は不条理にできていて、でもそれに立ち向かいながら生きている人たちがいる。そんな人々の姿を描いた作品の中に、『殺してもいい命』というタイトルがつけられていることは、原作者の秦さんの覚悟でもあると思うんです。

中村 これは僕の個人的な考えなんですが、まだ原作小説を読んでいない方には、ぜひ読まないまま劇場に来ていただきたいです。

松田 あ~、確かにそうかもしれない!

中村 ぜひ劇場で一緒に推理をしていただいて、その後に原作小説も楽しんでいただきたい。もちろん、原作をすでに楽しまれた方にも、劇場で楽しんでいただける舞台になっているという自負はあるんですけどね。

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――演出面でも見どころを伺いたいのですが、刑事役の松田さんにはアクションシーンもあるのでしょうか?

松田 アクションシーンもありますが、今回は犯人サイドと刑事たちの駆け引きなど、お互いの仕掛け合いや心理戦が見どころになってくると思います。

中村 僕も役柄としては死んでいるんですけど、思っていた以上に出番がたくさんありますので(笑)、どんな風に現れるのかに注目していただけたら。まだ稽古場では場面ごとに稽古をしている段階なので、通した時にどんな作品に仕上がっていくのか、というのは僕たち自身もすごく楽しみにしています。

――稽古期間中、この作品の世界観や、キャラクターの性格が日常生活に影響することはありますか?

松田 僕たちは役者ですから、お芝居でやるべきことを自分自身の本来の姿にしてしまうのはまずいと思うんです。極端な話、犯罪者の役柄を演じるのに、リアリティーはあっていいけど、リアルになってはいけないんです。それはもう、お芝居じゃない。ただ少なからず、演じる人間が持っている側面の方が、役柄へと影響してくることはあると思います。

中村 家に帰ってからも、役柄のことを考える時間はもちろんあります。ただ、今回の僕の役柄は、すでに死んだ人間として舞台上に存在しているので、実際にはあり得ない、誰も経験したことがない姿なんですよね。だからこそ、今回はそういった役柄を楽しみたいなと思っているんです。

松田 今までにも色んな役柄を演じさせていただきましたが、その中でも刑事役というのはすごく責任があるなと。刑事は誰もが知っている職業ですし、皆さんの中にもそれぞれの刑事像があると思うんです。でも安藤という役を作る上で、皆さんの想像そのままの役にはしたくない、だけど刑事という職業上のルールから逸脱した役にもしたくない。普段は使わない、警察ならではの言葉も多く出てきますので、セリフもややこしかったりするんですが……。

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中村 でも凌くん、めっちゃ刑事なんですよ! 今は金髪だけど、外見って関係ないんだなって思いました(笑)。自然な佇まいが、すでに刑事らしいんです。安藤って少し天然っぽい部分もあるキャラクターなので、刑事らしさと両立させるのがすごく難しいと思うんですが……刑事としての芯がありつつも、天然の部分が垣間見える、凌くんのキャラクターの見せ方がすごく上手だなと思っていて。

松田 いや~、やめてください! 照れます(笑)。

――ちなみに公式サイトに掲載されているコメント映像で、松田さんは刑事役に挑むにあたり「清く正しく生きます」と宣言されていました。実際に、清く正しく生活できていらっしゃいますか?(笑)

松田 はい、めちゃくちゃ清く正しいと思います(笑)。

中村 アハハ! すごい自信!!

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松田 この稽古期間、別に意識しているわけではないんですけど、お酒も飲んでいませんし。唯一、今も悔いているのは顔合わせに遅刻したこと(笑)。お仕事の都合なので、僕が寝坊したとかではないんですけど!

中村 普段なら、稽古期間中もお酒は普通に飲むの?

松田 飲みます。元々お酒は好きですし、破天荒とは言わないですけど、僕自身は清く正しい人間でもないので。ただ最近は清く正しく、休みの日にはなぜか図書館に行ったりして(笑)。

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――では千秋楽を迎えるまでは、清く正しいモードは続行ですね。もしかしたら千秋楽後の打ち上げなどで、ものすごくハメを外した松田さんが見られるのかも(笑)。

中村 確かに! それは見たいな(笑)。

松田 いやいや! 単純に年齢も大人になってきたので、落ち着いてきただけかもしれないです。僕、打ち上げでハメを外すようなトガり方はしてないです(笑)。

――では中村さんは、自分のことを清く正しいと思いますか?

中村 僕は清く正しいというよりも、小心者として日々を生きているだけです(笑)。

松田 僕、実は優一くんとは10代の頃にもお会いしているんですけど、その頃からずっっっと優しい!(力説) まだ僕は本格的なデビュー前だったんですけど、そんな僕たちにも優しく話かけてくれて、夢を与えてくれる存在だったんです。

中村 えーっ!? 知らなかった! 凌くんが10代の頃なんて、僕もまだ何も考えずに仕事をしていた気がするけどなぁ(笑)。

松田 優一くんは覚えていないと思うんですけど、本当にものすごく優しかった。でも、今もその時と変わらないままで、本当に素敵な人だなって思う。清く正しいです!

中村 若い頃くらい、少しはトガっていたかったですけどね(笑)。

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――そんな清く正しいお二人の共演、楽しみにしています! それでは最後に、作品を楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

松田 タイトルの通りに『殺してもいい命』というものがあるのか、皆さんにも考えていただきたいと思いますし、原作は小説ではありますが、決して現実離れした話ではなく、もしかしたらあなたの身近でも似た事件が起こり得るのかもしれない。そうして現実と重ねながら観ていただいたら、何か一つ、二つと持ち帰っていただけるものがある作品だと思っています。だからと言って「気を張って来てください」というのではなく、ぜひ池袋にお立ち寄りいただいた際には、気軽に劇場にお越しいただければと思います!

中村 雪平&安藤の姿を通して、推理劇として楽しんでいただくことはもちろん、個性豊かなキャストたちが揃っていますので、演劇作品としてもその熱量を楽しんでいただけるのではないかと思います。僕たちも全力で頑張りますので、ぜひ劇場にお越しいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

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4日連続更新でお届けしてきた、インタビュー特集はここまで!
舞台『アンフェアな月』第2弾~刑事 雪平夏見シリーズ~ 『殺してもいい命』は、2019年6月21日(金)~30日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演されます。
公演詳細・チケット情報は、下記のInformationより公演公式サイトをご確認ください。

☆Information

■舞台『アンフェアな月』第2弾~刑事 雪平夏見シリーズ~ 『殺してもいい命』
公演日程:2019年6月21日(金)~6月30日(日) 全13 回公演
会場:サンシャイン劇場

原作:『刑事 雪平夏見 殺してもいい命』秦建日子(河出文庫 刊)
脚本・演出:菅野臣太朗
音楽:野田浩平

出演:
篠田麻里子 松田 凌 西原亜希 水谷あつし 中村優一
加村真美 田中稔彦 瀬戸啓太
野崎弁当(MeseMoa.)・槙尾ユウスケ(かもめんたる)<W キャスト>
齋藤健心 馬庭良介 小島よしお 内田裕也
中村公隆 山谷勝巳 川名浩介 御崎かれん 川口直人 瀬川ももえ 末松杏梨
山田明郷 山口馬木也

新宮乙矢 武田知大 及川崇治 高橋 玲 畑中ハル 池田彰夫 増田匡紀
松田佳子 塩見奈映 神木彩良 長井愛彩 つくし 上沼友紀

■ストーリー
その男の事は知っていた。
左胸にアイスピックを突き立てられたその男の事は。
そしてその男の口には赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。
「殺人ビジネス始めます。」
「新規開業につき、最初の三人までは、特別価格三〇万円でご依頼お受けします」

その男の事は知っていた。
その殺された男は、私が、かつて愛した人だった…

■チケット情報 ※全席指定・税込
S席1階 前売り:9,000円 当日:9,500円
A席2階 前売り:7,800円 当日:8,300円
各プレイガイドにて発売中

・チケットぴあ
0570-02-9999【Pコード:492-929】
チケットぴあ店頭/セブンイレブン店頭/サークルK・サンクス店頭【Pコード:492-929】
http://w.pia.jp/t/unfair-stage/(パソコン・携帯)

・ローソンチケット
0570-084-003【Lコード:34780】
0570-000-407【オペレーター10:00~20:00】
ローソン店頭/ミニストップ店頭【Lコード:34780】
http://l-tike.com/unfair-stage/(パソコン・携帯)

・イ-プラス
https://eplus.jp/unfair-stage/(パソコン・携帯)

■公演に関するお問合せ:
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~18:00)

≪公演公式サイト≫
http://www.unfair-stage.com/
≪公式Twitter≫
https://twitter.com/unfair_stage

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