斎藤工「生前葬のような一冊です(笑)」20年間の軌跡を完全網羅した『斎藤工×LESLIE KEE SUPERフォトマガジン「JOURNEY」』発売記念会見レポ

  • 2019-5-4

現在、主演映画「麻雀放浪記2020」が公開、ドラマ「東京独身男子」(テレビ朝日系)にも出演中の俳優・斎藤工さんと、世界的写真家であるレスリー・キー氏の20年間の軌跡を完全網羅した『斎藤工×LESLIE KEE SUPERフォトマガジン「JOURNEY」』が4月11日に発売され、その発売記念トークイベントが、4月19日にバーニーズニューヨーク六本木店において行われました。

お互いが無名時代だった20年前から現在までを一冊にまとめた"奇跡の写真集"が完成!

お互いが無名時代だった20年前から現在までを一冊にまとめた”奇跡の写真集”が完成!

俳優としてはもちろん、モデル、Filmmaker、白黒写真家など、マルチな活躍を見せ、唯一無二の存在感を放つ斎藤さん。そんな彼をデビュー前から撮り続けてきたのが、世界的写真家で知られるレスリー氏。
2人の出会いは1999年にさかのぼり、俳優デビュー前で、モデルとしてもまだ無名だった斎藤さんに注目したのが、シンガポールから来日して間もない、駆け出しの写真家だったレスリー氏だったとのこと。
以来、事あるごとにレスリー氏自身の作品撮りや雑誌での撮影、斎藤さんが出演・監督した映画のオフィシャルスチールを担当するようになり、出会いから20年間にわたりレスリー氏が撮影してきた2人の軌跡が、全て詰め込まれている一冊が完成。さらに今作のために特別に撮り下ろした最新ショットも掲載されているほか、斎藤さんと縁のある方々との対談も実現。上戸彩さん、エリック・クーさん、河瀬直美さん、北川悦吏子さん、ケイタ・マルヤマさん、福山雅治さん(※50音順)といった、各ジャンルにおいて第一線で活躍する面々との対談は、同誌でしか見られない貴重な内容となっています。

写真集にはレスリー氏が表紙・グラビアを撮り下ろした小社(幻冬舎コミックス)刊の斎藤工さん著『ニッポン脱出~1981~』の写真も収録

写真集にはレスリー氏が表紙・グラビアを撮り下ろした小社(幻冬舎コミックス)刊の斎藤工さん著『ニッポン脱出~1981~』の写真も収録

レスリー氏はアートディレクターの井上嗣也氏とタッグを組み生まれたブランド<スーパーグラフス>より、フォトマガジンの撮り下ろしカットを使用したTシャツをリリース

レスリー氏はアートディレクターの井上嗣也氏とタッグを組み生まれたブランド<スーパーグラフス>より、フォトマガジンの撮り下ろしカットを使用したTシャツをリリース

イベント前に行われたマスコミ会見に揃って登壇した2人。斎藤さんはまず「僕自身、年齢を重ねたり、色々な自分の変化に基づいて、被写体として写真集というものとはもう縁がないんだろうなと思っていました。写真集を発売するという響きは、自分にはもう訪れないものだろうなという意識があったんですね」と、37歳にして写真集が発売されたことへの、率直なコメントを披露。
「ただこの一冊に関しては、隣にいるレスリー・キーが、期間で言ったら20年ですが、濃度で言えばその倍くらいをと共に過ごした、僕の変化を撮り続けてくれた一冊なので、意味合いが……フォトブック・写真集というカテゴリーではありますが、僕にとっては生前葬じゃないですけれど(笑)、自分のすべてが詰まったと言っても過言ではない一冊になりました」と、静かに、まるで20年間を噛みしめるように、写真家への思いを語ってくれました。
そうかと思えば、「ただ最後の撮影の頃は、僕の体重がほぼ100kgくらいありまして、役作りで(笑)。流れで見ると、だんだん体重が増えていくオジサンのドラマにもなっています。その辺も見どころだと思います(笑)」と、普段から会見では必ず笑えるコメントを残してくれる斎藤さんらしさもチラリ垣間見えました。

そんな斎藤さんのコメントに対しレスリー氏は、「自分にとっても、こういったご縁は斎藤工以外には、なかなかいないじゃないですか。デビューした頃、お互いにこれから自分はどうなっていくんだろう? と思っていた中で、私は工の美少年のイメージをちゃんと残したいと思って、工が本当に役者になって、工が監督になって、工が世界のファッションショーに出て、工がプロデューサーにもなって、僕たちにとってはこの20年間のダイアリーのような、奇跡的な写真集です。お互い仕事と思っていないから特別なんだと思います。お互いのひとつの記録、出会いも含めた貴重な一冊です。その部分をぜひ見て欲しい」と、レスリー氏も熱くコメント。

バツグンのスタイルの斎藤さんの全身ショット

バツグンのスタイルの斎藤さんの全身ショット

足元も完璧なキメ具合でした

足元も完璧なキメ具合でした

今後についての質問が飛ぶと、斎藤さんは「僕が撮りたいですね、レスリーを。彼のほとばしるエネルギーを、今皆さんも感じていると思いますが、彼は海を渡って日本に来てくれて、さらに日本から世界に羽ばたいていって、世界のスーパースターを撮って、その合間に日本に帰って来てくれて……本当に何者でもない僕を被写体として撮ってくれたり、そういう彼の背中を見てエネルギーを僕なりに受けて……多大なる影響を受けています。だから、レスリーの持っているパッションを、僕が切り取る側になってみたいって、単純に思います」と、表現者としての思いを吐露。
レスリー氏は「私と工はいつもね、ロケ撮影が少ないので。シンガポールとパリ、東京と含めてまだ3回だから、工がどんどん海外の映画に出る時に私がそこへ行って撮影して、1時間あればすごい作品が僕たちは作れますので。皆さん、その時を期待していてください」と、今後もさらに撮り続けていくと宣言してくれました。

また個別の質問では、レスリー氏は斎藤さんの被写体としての魅力が聞かれ、「この本を見てください。魅力たっぷりでしょ?」と写真家らしい切り返し。斎藤さんは印象に残っているエピソードを聞かれ「どれも突発的な撮影が多かったんですね。この日に集まって写真を撮ろうっていう以上に、レスリーがいま日本にいる、自分も時間があるってタイミングで写真を撮っていました。(この写真集の)最初の方でも金髪の写真があるんですが、事務所のバルコニーで撮っているですけど、その頃から自分の変化をレスリーに撮って欲しいという気持ちを持っていたので、いつか僕とレスリーの時間軸をまとめたらすごく特別なものになると思っていました」と、20年のすべてが印象的だったと語ってくれました。
最後にお気に入りの写真を聞かれ、斎藤さんは「最初は、表紙は別の写真が予定されていたんですが、最後の最後になって僕が思い出したのが、まさにこの表紙の一枚で。最新の写真が表紙にはふさわしいかも知れないのですが、ちょうど10年前になるので、20年ものを作品にした時に、ちょうど折り返しにあたるので、これかなと思って提案させてもらって、レスリーの膨大な資料の中から探して出してもらい、晴れて決まりました」と、たくましい肉体美が象徴的な表紙の写真をチョイス。
そして最後は「ただ、(パンツを)穿いているのか穿いていないのかってみんなに言われるんですけれど、ちょっと”想像にお任せします”と答えるようにしています(笑)」と、やはり笑いを取って締めくくってくれました(笑)。

世界と日本を代表する写真家×俳優にもかかわらず、気さくな雰囲気での会見でした

世界と日本を代表する写真家×俳優にもかかわらず、気さくな雰囲気での会見でした

『斎藤工×LESLIE KEE SUPERフォトマガジン「JOURNEY」』は全国の書店、ネット書店、TOKYO NEWS magazine&mookにて購入できます。Informationよりリンク先をチェックしてください。

☆Information

斎藤工×LESLIE KEE SUPERフォトマガジン「JOURNEY」
●発売日:2019年4月11日(木)
●定価:本体3,000円+税
●撮影:レスリー・キー
※全国の書店、ネット書店、TOKYO NEWS magazine&mook(https://zasshi.tv/)にてご購入いただけます。

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