【Kステ開幕直前SP】吉高志音×佐々木喜英《緑のクラン》インタビュー②悩める吉高に、先輩・佐々木が的確アドバイス&ベタ褒め!

  • 2019-2-28

3月1日(金)から東京・天王洲 銀河劇場、3月15日(金)から大阪メルパルクホールにて上演される舞台『K -RETURN OF KINGS-』(通称「Kステ」)。

大人気舞台シリーズの第5弾となる本作は、テレビアニメーション第2期「K RETURN OF KINGS」を舞台化。原作が持つ緻密かつミステリアスな世界観とスタイリッシュな演出、個性あふれる美麗なキャラクターを忠実に再現し、原作に沿ったストーリーで展開されます。

スマートボーイズでは、本公演でついに勢揃いする《緑のクラン》の中から、前作から御芍神紫(みしゃくじ ゆかり)役を続投する佐々木喜英さん、今回ついに姿を現す《緑の王》比水流(ひすい ながれ)役を演じる吉高志音さんの2人に直撃インタビュー! 全3回に渡って今作への意気込みや演じる役柄、稽古場での様子をうかがい、2人の共通点探しQ&Aまで決行しちゃいました!
Part.2では、ベールに包まれていた《緑の王》比水流を演じるにあたって吉高さんが意識していることや、2.5次元作品の先輩である佐々木さんから吉高さんへのアドバイス、稽古の様子についてお届けします。

【Part.2】

歳の差12才の2人がKステで共演!

歳の差12才の2人がKステで共演!

――(Part.1では御芍神紫のキャラクターについて語っていただいたので)今度は比水流についても詳しく教えてください!

吉高 比水流の第一印象は、何を考えているかわからないミステリアスなキャラでした。最初は悪者のボスだと思っていたんですけど、アニメを見ていくうちに、流の言うことも間違ってないなと思うようになって。自分の夢や理想に誠実というか、まっすぐなんだなって感じました。

佐々木 ついに出てきたボスですけど、最初に(吉高さんの)年齢を知ったときは……(笑)。何歳かな~と思ったら、あれ、干支が同じだ! 同い年じゃないよな。あ、ついに一回り違う年下が現れたって! (※佐々木さんは1987年生まれ、吉高さんは1999年生まれ)

吉高 流は25歳の設定なんですけどね。

佐々木 でも、今回の座組では最年少だよね? それでボスキャラなんだもんね。

吉高 フゥー(深く息を吸って)、……頑張ります!

――ボスとしての貫禄を出すために意識していることはありますか?

吉高 磐舟天鶏役の和泉(宗兵)さんに「ここどうですか? (流らしさを)出せてますか?」って、聞いて勉強しています。さっきも(佐々木さんを見て)相談しましたよね。

佐々木 末満さんが求めるレベルが高いから、それに届かないと指摘されるんですよね。それで、さっき僕にも「自分はどうしたらいいですか?」って聞きに来たね。

――佐々木さんから吉高さんへ何かアドバイスするとしたら?

吉高 お願いします!

佐々木 2.5次元作品は形から入るじゃないですか。見た目はこうで、セリフはこういうトーンで言うって全部決まっていますけど、末満さんが最近気にしているのは、それを全部なぞったときに形だけになってしまうこと。セリフもなんとなく声優さんに合わせていると、マネしているだけで、感情を入れた掛け合いができていないことになるんですよね。似ていたほうがファンの方は受け入れやすいと思いますが、その上で自分なりのキャッチボールをするのはすごく難しい。

吉高 そうなんですよね……。

佐々木 だから、僕の場合はキャラを一回はずして、ふつうにお芝居をするっていう
練習をしていますよ。

――ある意味、ふつうのお芝居より難易度が高いですね。形といえば、比水流のビジュアルは車イスに拘束着となかなか独特ですが……。

吉高 車イスに座っている役は初めてなので、新感覚ですね。ビジュアル撮影では何も身動きが取れなくて、体が痒くなってもかけない!

佐々木 それは大変だったね(笑)。

吉高 でも、これから慣れていくようにします。

――稽古場ではどうしているんでしょう?

吉高 メイクさんにも聞いてみたんですけど、前髪を下ろしてお芝居したほうが、後々慣れてくるからと教わりましたので、実践します! 両目で稽古して、本番で急に片目しか見えなくなったら怖いので。

佐々木 片目は怖い。僕も経験ありますけど、照明が入ると特に見えにくくなります。階段は要注意。客席に降りたりするときに踏み外すことがあるから、慣れておくのは大事だよ。

吉高 はい、心がけていきます!

――比水の場合は視界に加えて、動きもかなり制限されるかと思いますが。

吉高 流は自分で身動きが取れないので、他のキャストに車イスを押してもらって出てきます。途中から自分で動くようになるので、準備運動をしておかないといけないですね。

緑の王・比水流を演じる吉高志音さん

緑の王・比水流を演じる吉高志音さん

――このインタビューを行っている現時点(2月上旬)で、稽古が始まって約1週間。稽古場や座組の雰囲気はどんな感じですか?

佐々木 演出の末満(健一)さんのいつものペースがあって、とにかく最初から最後までバーッと立ち位置をつけていきました。粗々ですけど、軽く通せるくらいまで出来ています。出はけのタイミングと立ち位置さえ決まれば、だいたい通せるので。もうカーテンコールまでついてますよ! 2周目でお芝居をもっと深めたり、殺陣をちゃんとつけたりという作業に入っていきます。とにかく早いですね! だから、最初のうちからセリフを覚えてないと、稽古についていけないです。

吉高 そうなんですよね。

――吉高さんは末満さんの演出は初めてだと思いますが、ハイペースで進む稽古についていけてますでしょうか?

吉高 ………………っはい!(苦笑)。

佐々木 ハハハハッ!

吉高 空き時間は先輩方に付き合っていただいて、セリフを合わせるようにしています。けっこうセリフ量が多くて、説明ゼリフもあるのでしっかり読み込んでいるところです。

佐々木 さっきも2人で話していたんですけど、末満さんは若い役者さんにたくさんダメ出しをして指導するのに、(吉高さんは)全然言われてないんですよね。

吉高 それが逆に心配で、さっき相談したんです(笑)。

佐々木 でも、それはちゃんと末満さんが求めているものができているからじゃないかな? 比水流はそんなに感情を大きく出すキャラではけど、しゃべり方に特徴があるんで、そこをうまくつかんでるのかも。だから、いい(お芝居をしている)と思いますよ?(笑)

吉高 (ピンと背筋を正して)いや、もっと頑張りますっ! まだまだ心配なので。末満さんにもどんどん質問していきたいなと思います。

――逆に、吉高さんから見て佐々木さんのさすがだな~と思う部分は?

吉高 いや~もう、本読みから、美を極めようとしている紫の雰囲気が出ていて。ザ・紫!

佐々木 アハハハッ!

吉高 隣で一緒に稽古しているときも、「紫がいる~!」って思っていました。なんなら、今日の稽古中も(笑)。殺陣での身のこなしもキレイで、紫の美学ってこういうことなんだろうなと。そういう殺陣を間近で見られて感激です! 僕は今回、初めて殺陣に挑戦するので、これからコツを教えていただきたいです。

佐々木 はい、僕でよければ。

比水流の臣下・御芍神紫を演じる佐々木喜英さん

比水流の臣下・御芍神紫を演じる佐々木喜英さん

――2人は今回が初共演ですが、お互いの印象についても教えてください!

佐々木 どんな人が来るだろうってずっと気になっていたんですよ。なので、じつは稽古初日、気になってけっこう見ていました。

吉高 そうだったんですか!?

佐々木 うん(笑)。その日に、「アニメ見た?」という話をして、「全部見ました」と言っていて。本読みでもちゃんと比水流の空気感が出ていたので、王にふさわしい!と思いました。

吉高 もったいないお言葉! 僕は本読みの段階から紫だっていう印象が強くて。もともと貴公子的なイメージを持っていて、稽古を見ていても、やっぱりそうでした。それに、空き時間も鏡を見ながら殺陣の練習をされているので、すごくストイックな方だなと思いました。

――オフモードの佐々木さんはまだご覧になってはいないですか?

吉高 うーん。どうなんですかね?

佐々木 今日初めての一緒にごはんをしたばっかりだからね。

――それはどちらから誘って実現したんですか?

佐々木 お互い誘うタイプじゃないんですよ(笑)。でも、今日は稽古が早く終わっちゃって、時間が空いたな~と。

――そんな中、吉高さんとは次の取材現場が一緒ということで……?

佐々木 でも、「どこ行く?」っていう会話もなく、とりあえず一緒に稽古場を出て歩いていたら、とあるファミレスに着いて。

吉高 「何か食べます?」「食べましょうか」っていう流れでファミレスに入りましたね(笑)。

――すごくこれから!な感じの2人ですね(笑)。今後の稽古を通して距離が縮まっていくかとは思いますが、せっかくなので、2人が仲を深めていく後押しができるように、2択問題で2人の共通点を探っていきましょう!

※Part.3へ続く

舞台『K -RETURN OF KINGS-』は、3月1日~3月10日まで東京公演、3月15日~3月17日まで大阪公演が上演されます。公演の詳細はInformationより、公式サイトをチェックしてください。

☆Information

舞台『K -RETURN OF KINGS-』
公演日程:
東京・天王洲 銀河劇場 2019年3月1日(金)~3月10日(日)
大阪・大阪メルパルクホール 2019年3月15日(金)~3月17日(日)

原作:GoRA×GoHands
脚本・演出:末満健一
キャスト:
伊佐那社 役:杉山真宏 夜刀神狗朗 役:岸本勇太 ネコ 役:柴小聖
櫛名アンナ 役:桑江咲菜 草薙出雲 役:寿里 八田美咲 役:椎名鯛造 鎌本力夫 役:高田誠
宗像礼司 役:小野健斗 淡島世理 役:茉莉邑薫 伏見猿比古 役:木戸邑弥
比水流 役:吉高志音 御芍神紫 役:佐々木喜英 磐舟天鶏 役:和泉宗兵 五條スクナ 役:とまん 他
※櫛名アンナ の「櫛」の字は旧字が正式です。

チケット価格
プレミアムチケット¥10,800(税込)
※劇場にて公演パンフレット(販売品)とプレミアムチケット限定グッズ(非売品)をセットにしてプレゼント致します。
一般席¥7,800(税込)

ローソンチケットにて発売中!
・一般発売
URL:https://l-tike.com/k-rk-/
・「公演記念スペシャルイベント」ハイタッチ会参加券付き
チケット販売
受付期間:2019年2月25日(月)18:00~
URL:https://l-tike.com/st1/krok-event

チケットに関するお問合せ
ローソンチケット TEL:0570-000-777(10:00~20:00)
公演に関するお問合せ
マーベラス ユーザーサポート TEL:0120-57-7405(土日祝指定日除く11:00~17:00)
※注意事項は公式サイトにてご確認ください。

主催:マーベラス/キングレコード/アルテメイト

≪公式サイト≫
https://www.marv.jp/special/stage-k
≪公式Twitter≫
@stage_k11

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