- 2019-2-26
2008年にミュージカル『テニスの王子様』でデビューし、その後、映画「君へのメロディー」で主演を務め、舞台「GANTZ:L」、「男水」など注目作品に多数出演している俳優・佐藤永典さん。デビュー10周年となる2019年、自身の29歳の誕生日である2月14日にカレンダーを発売しました!
アニバーサリーイヤーを飾るカレンダーは、黒のタキシードに身を包みキリッとした目力を見せるものや、はんなり着物姿からストリートカジュアルまで、佐藤さんの様々な表情が詰まった1冊となっています。
スマートボーイズでは、2月14日に行われたカレンダーの発売記念イベント前の佐藤さんを直撃。久々に発売するカレンダーの見どころや、これまでの10年間の振り返りトークを、たっぷり前後編の2回に渡りしていただきました。
■Part②大人の”佐藤さん”写真を選ぶ&10年間のターニングポイント作品とは?
――今回のカレンダーの仕上がりは、ご自身で見ていかがですか? 10年経ってもほとんどビジュアルが変わらないと言われませんか?
佐藤 うーん。あんまり変わらないのかな。昔の写真を見たら、今と違うなって思うんだろうけど。僕はなかなかカレンダーを出すことがないので、久々にこういうことができて嬉しいですね! サインも書かせてもらいましたけど、昔はサインを書くことにも必死でした。前はとにかく余裕がなさすぎて、1年間ずっとお腹が痛い時期もありました。うまくいかないなぁ……けど、稽古に行かなきゃっていう。
――それは頑張りましたね。
佐藤 今となっては、ありがたい経験です。今回のカレンダーでも、色んな扮装をさせていただいていますけど。
――それでは、カレンダーの写真を観ながらお話をお聞きしますね。インタビューを読んでいる読者の方が、どんな写真か気になって、思わずカレンダーを買っちゃうようなトークをお願いします!(笑)
まずお気に入りはどの写真でしょう? ズバリこれは“さとちゃん”だな! というような。
佐藤 え~~。それは逆にどれなのか聞きたいです(苦笑)。
――1月の、ドーナツをパクっと食べている写真かなと!
佐藤 これはね、一つ可愛さを入れておきたいなと思って。定番っぽいけど、やったことない気がします。こういうのは、やれるうちにやっておかないと(笑)。
――たしかに、今のうちですね(笑)。
佐藤 40歳ではできないから。あ、羊かんだったらいいのかな。アハハッ(笑)。でも、表紙自体が好きですね。
――大人な雰囲気ですね! では、ドーナツの写真が“さとちゃん”だとしたら、“佐藤さん”な写真はどれでしょう?
佐藤 (2月の写真を指さして)これです! これ! 死ぬほど苦労したんですよ。ネクタイを緩めているところなんですけど、ネクタイが変な角度になっちゃったりして、全然かっこよくならなくて……。首を絞めているように見えてしまったり(笑)。
――さりげない仕草に見えますけど、苦労なさったんですね。
佐藤 これも、あんまりやったことない仕草かもと思って、やってみました。全体的にオーソドックスというか。変に凝ったりせず、わかりやすく僕を見てもらう感じになっています。
――なるほど。あ、3月の写真に写っている東京タワーが、ハートマークに点灯していますね!
佐藤 そうなんですよ。気持ち悪くなっちゃってないかな(笑)。ライトアップされた東京タワーをバックに撮ろうとしたら、ちょうどハートに点灯する時期で。狙っていたわけじゃなくて、たまたまなんです。スタッフさん達と「なんでこれなんだ!?」って、あざとくないか話していました。カメラマンの小林(裕和)さんに色んな角度で撮ってもらったんですけどね。
――これが一番だったんですね。5月はサングラスにカジュアルな衣装で、また他とはテイストの違う雰囲気ですが。
佐藤 これはノリノリで撮影しました♪ スーツ姿のほうは大変だったけど(笑)。
――ワルぶりたいお年頃?(笑)
佐藤 さすがにそれは過ぎました!
――(笑)。まだカレンダーを持っていないファンの皆さんにとっては、どの写真についてのコメントなのか、開いて見てからのお楽しみですね。
佐藤 ですね。このカレンダー、実は1年経って使い終わったら、日付の部分を切って写真集っぽくなるように作ってます。写真の上に日付をプリントしなかったのは、このためなんです。
――なるほど、2020年3月以降の用途もしっかり考えられたカレンダーでしたか! それでは、今度は佐藤さん自身の10年間を振り返ってもらいたいと思います。
佐藤 昔、お芝居は感覚でやっていた気がします。今もそれは大事だと思うんですけど、最近は頭で色んなことを考えるようになりました。「すごく頭でっかちだ」って言われますもん。
――そんな佐藤さんのターニングポイントとなった作品は何でしょう?
佐藤 まずはやっぱり、テニス(テニミュ)の財前(光)ですね。当時は今ほど2.5次元の作品はなくて、2.5次元の草分け的なことに携わらせてもらったので。
――先ほどもガムシャラな時代だったとお話されていましたね。デビュー以降の作品を他に2つ挙げるとしたら、何になりますか?
佐藤 初めてお芝居にのめり込む楽しさを感じるようになったのは、『遠ざかるネバーランド』(2011年上演)。演出の北澤(秀人)さんとはこの作品以来、ご一緒できていないんですが、(舞台が)辛いけど楽しいと感じるようになりました。当時、北澤さんが親身になって僕のことを見てくださったおかげです。その他にも思い入れのある作品はいっぱいあるんですよ。今後、これだっていう代表作みたいなものを作っていきたいです。そういう意味ですごく刺激的だったのは、玉木宏さん主演の『危険な関係』(2017年上演)ですね。
――鈴木京香さんなど、大先輩に囲まれた舞台でしたね。
佐藤 そうですね。皆さんのストイックさやステージに立ったときの凄みを感じました。ずっと一線に居続ける人達の力と言いますか。大きい劇場で、演出家さんも海外の方。新しいことだらけで、この世界で生き残るにはこういうものを得ていかなきゃいかないという刺激になりました。またああいう作品に出たいなと、強く思います! いやぁ、挙げ始めるとキリがないんです(笑)。この演出家さんが好き!とか、本当にいっぱいあります。
――ポイントを3つに絞ってもらいましたからね。携わった作品全てが、佐藤さんの糧になっていると思います。
佐藤 とてもお世話になった人はいっぱいいます。
――それでは最後に、次の10年はどんな日々にしていきたいと考えていますか?
佐藤 どうしましょう!? うーん。劇場の規模に関係なく、好きなものは好きなんですよね。昔は、大きい劇場や、こんな人と共演すると自分は輝きずらいんじゃないかとか、表現の仕方がわからないと思っていましたけど、ここ数年で気持ちが変わりました。客席100人の劇場と1000人の劇場でやれることは変わってくるし、やり方もたくさんあるなって思うので、色んなことに挑戦してみたいと思います。僕なんかのこと、知らない方はたくさんいるので、もっと色んな場に出ていきたいです。もちろん、応援してくださる方々に感謝しながら。さっきもカレンダーに感謝の気持ちを込めてサインを書きましたよ!
――劇場の大きさに関係なく、佐藤永典を見に来てくれという思いと共に……。
佐藤 そうなれるようにしたいなと。あと、頑張ります!
――ひと言で言うと、そうなりますね(笑)。
佐藤 応援したくなる人になりたいです!
――ありがとうございます。また10年後にお話を聞きたいと思います。
佐藤 先が長いな! 3600日後、また取材してください(笑)。
――2029年ですね。
佐藤 正直、その10年は想像つかない! まず30歳がよくわからないです。でも、身近な先輩を見ていると、そんなに変わらないのかなって思います。
【インタビュー 完】
『佐藤永典カレンダー2019.4-2020.3』は、現在好評発売中です。詳細はInformationよりカレンダー特設サイトをチェックしてください。
☆Information
『佐藤永典カレンダー2019.4-2020.3』
現在好評発売中
価格:3,000円+税(税込:3,240円)
サイズ:A5縦卓上ケース入り
ページ数:15ページ
発行:SDP
≪カレンダー特設サイト≫
http://www.stardustpictures.co.jp/book/2019/hisanori_calendar2019.html
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