- 2019-1-30
1月31日より開幕する舞台「夢王国と眠れる100人の王子様 On STAGE」。
今作は、全世界で1,000万DLをこえる女性向けスマホアプリを原作としたアニメ作品「夢王国と眠れる100人の王子様」のストーリーを軸にした舞台作品。
舞台版では初登場となる「騎士の国・アルストリア」の王子アヴィと正体不明の王子キエルをはじめ、「海賊の国・アンキュラ」、「不思議の国・ワンダーメア」、「雪の国・スノウフィリア」から総勢14名の王子様が登場します。
スマートボーイズでは、W主演でアヴィ役の榊原徹士さんとキエル役の竹中凌平さんの2人に直撃インタビュー! 今作の見どころや稽古場での雰囲気などを語ってくれました。
――よろしくお願いします。まずはそれぞれの役の印象と、演じる役と自分と似ている部分があったら教えていただけますか。
榊原 アヴィはアニメ版やゲームアプリの中で、最初に目覚めて物語を進行していく王子様です。大剣を持って戦うこともあって力強く、“守る”ことに関しては、人一倍情に熱いというイメージがあります。似ている部分だと、どうしても突っ込みを入れたくなる瞬間に、突っ込みを入れてしまう点ですね。例えばキエルが、口癖で「たぶんね!」って言うことに対して、何に対しての“たぶんね!”なのかわからない時とか、まだそんなに距離感が詰まっていないタイミングで「兄貴!」って呼ばれた時とかに、突っ込みたくなっちゃう気持ちになるのは、よく似ていますね(笑)。
竹中 キエルは天真爛漫で、いつも明るいんですが、実は、その仮面の下にすごく繊細な部分を持っていて、それを誰にも見せないように隠しているとても人間くさいというか、人間味溢れたキャラなんです。僕と似ている部分は、気になる事があると、それに集中しちゃうことですね。僕も興味があることが出てくると、周りが全く見えなくなって、視野がすごく狭くなっちゃうんです。
――お話を伺っている時点では、稽古の真っ只中ではありますが、稽古場の雰囲気はいかがですか?
榊原 実はかなりハイペースで稽古が進んでいるのですが、皆さんが出来る人たちばかりなので、いい集中力を保っていますね。
竹中 徹くんも言ったように、この速さだからこそ皆さん一斉に同じ方向を向いて、一つの作品を作るんだという意識がとても高まっていると思うので、この空気感、僕は大好きな雰囲気ですね。
――この座組で一番のムードメーカーは誰になりますか?
榊原 マーチア役の上杉輝くんじゃないですか。
竹中 僕も輝くんだと思いますね。
榊原 続投キャストなので、前回のことも分かっているし、年齢としてもこのカンパニー内ではお兄さんなのが輝くんとフロスト役の吉岡佑くんなのですが、輝くんが引っ張ってくれて、佑くんが支えてくれて、ものすごくやりやすいです。受けてもくれるし攻めてもくれる年上って、凄くありがたいですね。
――続投キャストは上杉さんや吉岡さん以外にも鷹松宏一さん、小林竜之さん、高橋里央さんといらっしゃいますが、アドバイスを受けたりとかされましたか。
竹中 前回の公演のことを聞くことはありますね。
榊原 特にないですが、こっちがやりやすい方向に、自然と持っていってくれていると思います。
――前作とはここが違うという点があったら教えてください。
榊原 映像のクオリティがパワーアップしていると思いますし、いろいろな表現方法をかなり使います。お客さんと一緒にライブ感で作っていく部分が前作より増えた気がするので、お力添えいただければと思います。
竹中 前作が「キラキラした王子達」という設定を忠実に再現しているとするならば、演出のTETUHARUさんもよく言っているんですが、今回は人間味というか、王子達の人間臭いところも重視しているので、さらに深みのあるストーリーになっているかと思いますし、そういう部分が出せたらいいなと思います。
榊原 その軸を作っているのがキエルだからね!
竹中 重い……。
(一同笑)
――今回の作品は、シアター1010での上演が「~sideキエル~」、品川プリンスステラボールでの上演が「~sideアヴィ~」と別れていますが、ネタバレにならない程度にどう違うのかを教えていただけますか。
榊原 物語の本筋は一緒だけど、要所要所でそのsideが見えるように作っています。これ以上話すとネタバレになってしまうので、中々掘り下げにくいんですが……!
竹中 全くその通りです!!
――是非、両方見ていただきたいですね。
榊原 はい、見ていただきたいです!!
――それと、ビジュアルも公開されていますが、凄くカッコいいですね。
竹中 クオリティ高いですよね。
榊原 みんなカッコいいよね。全キャストのビジュアルを見ると、アヴィはシンプル目ですよね。この中ではノーマル代表です!(笑)
竹中 でもアヴィって、ものすごい大剣を持ってるんじゃないですか。
――確かにひときわデカい大剣ですが、本番では振り回すんですか?
榊原 デカすぎますが、振り回します。断言します、振り回します!!
――大剣を振り回すからこそ、衣装も動きやすくなっていると思いますよ。ちなみにどなたの衣装がカッコいいと思いますか?
榊原 みんなカッコいいですけど、古谷大和くん演じるロッソの衣装はカッコいいですね。小沼将太くん演じるダグラスの衣装を「THE海賊」とすると、ロッソは少しお上品なイメージがあって、いいなって思います。もし海賊と言わなかったら、メチャメチャカッコいい格闘家にも見えます(笑)。
竹中 僕は「不思議の国・ワンダーメア」の王子たちです。みんな個性がありますし、耳も可愛いですよね。さっき徹くんとも話していたんですが、ないものに惹かれるんでしょうね。それと、高橋里央くん演じるグレイシアの制服っぽい衣装も好きなんです。
榊原 なるほどね、確かに。
(※ちょうどここで、高橋里央さんが稽古場入り)
高橋 おはようございます!
――高橋さん、おはようございます! 今ちょうど、高橋さんの話をしていたところでした。
榊原 インタビュー中だから、早く行って!!
高橋 え、うそ!? そこはちゃんと使ってくださいよ!!!
(一同笑)
榊原 カットでお願いします(笑)。
――カットしているかどうかは、掲載されてからのお楽しみということで(苦笑)。さて、W主演のお二方ですが、稽古中はもちろん、稽古以外にもいろいろなことを話したりしていると思いますが、お互いここが尊敬できる点や見習いたい点があったら挙げていただきますか。
竹中 全部尊敬できますよ。インタビューをするにしても、朝からのインタビューだと、俺なんて全然頭が働かないのに、徹くんは的確な発言をするし、言葉もいっぱい知っていますし。
榊原 いやいや慣れますから! 逆に見習うところは、台本が真っ黒になるまで、覚えなきゃいけないことや注意するポイントを書いていることです。出来ないかもしれないということを想定して、どんどん台本に書いているので、その点は学ばなきゃいけないですね。
竹中 俺も書かないで出来るようなタイプに憧れるんですが、それが出来ないから台本に書くんですよね。
――でもそれをちゃんと実行していることが大事なのでしょうね。そしたら台本を見たらどっちの台本かすぐにわかっちゃう感じですか?
榊原 そういうことですよ(笑)。おれなんか最低限のことしか書いてませんから。
――もっといろいろなことをお聞きしたかったんですが、最後にファンの方へのメッセージをお願いします。では竹中さんからお願いします。
竹中 まもなく「夢王国と眠れる100人の王子様 On Stage」が始まります! この作品は体験型の舞台となっていますので、皆さんと素敵な冒険が出来ることを楽しみにしています! 「たぶんね!」。あ、「たぶんね!」は、キエルの口癖なので残してください! いっそのこと、さっきのメッセージを全部カットして、「たぶんね!」だけでもいいです(笑)。
榊原 メッセージが「たぶんね!」だけじゃ、何もわからないでしょ(笑)。えー、僕からのメッセージですが、さっきも凌ちゃんが言っていたように「体験型」の舞台となるので、声を出せる準備を是非していただきたいです。恥ずかしさもありますが、声を出せる勇気と元気を僕らにください!
≪あらすじ≫
夢が人々の生きる力となる夢世界。
夢世界の姫として導かれたあなたは、騎士の国・アルストリアのアヴィ王子と、記憶をなくしたキエル王子という旅の供を得る。
そんな矢先、海賊の国・アンキュラのロッソ王子から船上パーティの招待状が届く。
なぜ自分たちのことを知っているのか怪訝に思いながらも、パーティに参加するため旅立つことに。一方その頃、各国の王子達も続々とアンキュラに向かっていた……。
はたして、あなたと王子様の運命は!?
出会いと波乱に満ちた物語が今、幕を開ける…。
舞台「夢王国と眠れる100人の王子様 On STAGE」は、1月31日から2月3日までシアター1010にて<Sideキエル>、2月7日から2月11日まで品川プリンスステラボールにて<Sideアヴィ>がそれぞれ上演。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。
©GCREST/夢100製作委員会/エイベックス・ピクチャーズ
☆Information
舞台「夢王国と眠れる100人の王子様 On Stage」
【日程・会場】
<Sideキエル>
シアター1010
2019年1月31日(木)〜2月3日(日)7公演
<Sideアヴィ>
品川プリンス ステラボール
2019年2月7日(木)~2月11日(月・祝)8公演
【キャスト】
アヴィ:榊原徹士、キエル:竹中凌平
ダグラス:小沼将太、ロッソ:古谷大和
マッドハッター:吉澤翼、キャピタ:鷹松宏一
ハーツ:小林竜之、チェシャ猫:白石康介、マーチア:上杉輝、クロノ:菊池修司
ドーマウス:佐藤友咲、フロスト:吉岡佑
グレイシア:高橋里央、シュニー:山中健太
(※チェシャ猫役・三浦海里さんが「体調不良」によりやむを得ず降板。代わりに白石康介さんが出演することとなりました)
≪公式サイト≫
https://yume100-theater.com/
≪公式Twitter≫
@yume100_theater
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