2018-12-28

2019年1月18日(金)全国ロードショーとなる『映画刀剣乱舞』より、完成披露試写会が2018年12月27日(木)に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催されました。
映画上映後の舞台挨拶では、三日月宗近役の鈴木拡樹さんら刀剣男士を演じるキャスト8名がタキシード姿でレッドカーペットへ登場！　耶雲哉治監督とともに繰り広げた、撮影秘話も満載のトーク模様をレポートいたします。

『映画刀剣乱舞』より、刀剣男士キャスト8名＆耶雲哉治監督がレッドカーペットへ集結！

今作の原案は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シュミレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」。今までにアニメ、ミュージカル、舞台など数多くのメディアミックスを成功させ、エンタテインメント界を席巻する大人気コンテンツ『刀剣乱舞』が、ついに初の実写映画として2019年1月にスクリーンへと登場します。

注目の刀剣男士キャストには、三日月宗近役に鈴木拡樹さん、山姥切国広役に荒牧慶彦さん、薬研藤四郎役に北村諒さん、へし切長谷部役に和田雅成さん、日本号役に岩永洋昭さん、骨喰藤四郎役に定本楓馬さん、不動行光役に椎名鯛造さん、そして鶯丸役に廣瀬智紀さんら、舞台を中心に活躍する若手実力派俳優たちが勢ぞろい。公開を前に大きな注目を集める中、この刀剣男士キャスト8名と、今作のメガホンを取った耶雲哉治監督が完成披露試写会での上映後舞台挨拶へと登壇しました。

三日月宗近役の鈴木拡樹さん

山姥切国広役の荒牧慶彦さん

薬研藤四郎役の北村諒さん

へし切長谷部役の和田雅成さん

日本号役の岩永洋昭さん

骨喰藤四郎役の定本楓馬さん

不動行光役の椎名鯛造さん

鶯丸役の廣瀬智紀さん

客席の大歓声＆拍手に包まれながら場内を練り歩き、1名ずつ順にステージ上へと登場したキャスト陣は、タキシード姿で揃えた正装＆足元に広がるレッドカーペットにどこか興奮した面持ち。まずは三日月宗近役・鈴木拡樹さんが「本日が、お客様に観ていただく本当の初日となりました。ドキドキしてこの日を迎えたんですが、先ほど迎え入れてくれたその熱量に『あ、楽しんでいただけたのかな』という感触を感じることができました！　トークも最後まで楽しんで下さい」と、笑顔で観客へと挨拶します。

続いて各キャストも自己紹介＆挨拶をしていく中、鶯丸役・廣瀬智紀さんは超ハイテンションで「お父さん、お母さん見てる～！？　レッドカーペット、歩いたよ～！」と、生配信のカメラに大きく手を振りながらコメント(笑)。しかし自ら「今、両親は旅行中でございます」と言い出し、へし切長谷部役・和田雅成さんも「じゃあ、見れねぇじゃねえか！(笑)」とツッコミを飛ばしてしまうほどのマイペースぶりで、早くも場内の笑いをさらいます。

続いてこの日の衣装姿に話題が向けられると、他キャストから一斉に「まっきーの色がスゴイ！」と視線を向けられたのは、白タキシードを着こなしていた山姥切国広役・荒牧慶彦さん。実はこの日のタキシード姿はそれぞれが演じる刀剣男士をイメージしてコーディネートされているとのことで、荒牧さんの真っ白なタキシード姿には、汚れた布を頭から被っている山姥切国広の特徴に合わせて鈴木さんからも「楽屋でも、『汚しを入れた方がいいんじゃないか』って話が出て(笑)」という言葉が飛び出しますが、荒牧さん自身は「僕も思ったんですけど、こんなに真っ白なタキシードを汚すなんてもってのほかじゃないですか！？(笑)」と“汚し加工”の実現には至らなかったことを答えます。

すると映画版で『刀剣乱舞』初参加となる骨喰藤四郎役・定本楓馬さんも、自身のタキシード姿について「実は、藤四郎兄弟でタキシードがお揃いなんです！」と、兄弟刀である薬研藤四郎役・北村諒さんの隣に並んで笑顔でアピール！　この着こなしに客席も沸き立つ中、刀剣男士としての姿では短パンが特徴的な不動行光役・椎名鯛造さんは、この日はタキシードということで長ズボンながらも、色の組み合わせ＆蝶ネクタイから和田さんから「そこの小さい子(椎名さん)は、名探偵感が出ているような(笑)」と某国民的探偵アニメのキャラクターを重ねられてしまいます(笑)。

同じ刀工の兄弟刀らしく、お揃いのタキシードで沸かせた定本さん＆北村さん

続いて撮影での苦労を聞かれると、「やっぱり短パンが大変で……」と答えた北村さん。短刀の刀剣男士である北村さん＆椎名さんは、短パン姿の衣装で足が露出していたため、ブヨに咬まれてしまうこともあったそう！　この話に椎名さんも、「最初はヒルだと思って大騒ぎしたんですが、実際はブヨだったと分かって。それからどんどんブヨのことを調べて、すごく詳しくなりました(笑)」という珍エピソードを明かしてくれます。

対してひと際大柄な槍の刀剣男士・日本号役の岩永洋昭さんは、『刀剣乱舞』作品へ初参加ということもあり、長い槍の扱いに一苦労！　なんとロケ初日には撮影用の槍を折ってしまったそう。そのことを「監督からは『しょうがない』、『遠慮すると動きが小さくなってしまうから、遠慮しないで動いて！』と言われました」と振り返りますが、その場に居合わせたという和田さんからは「(岩永さんが)地獄みたいな顔してましたよ(笑)」とも明かされてしまいます(笑)。

知られざる撮影エピソードで盛り上がる中、こちらも『刀剣乱舞』作品へ初参加となる廣瀬さんは「趣深い話をしてもいいですか？」と自ら切り出すと、「『映画刀剣乱舞』への僕の出演が発表されたのが、今年の3月7日で。そこから昨年のブログを遡っていたら、2017年3月7日に『うぐいす』というタイトルでブログを書いていたんです！」と、運命めいたエピソードを披露！　しかし、「鳥の写真をのせて、『うぐいすだよね？』という内容だったんですが、コメントで『これ、メジロだよ』って書いてあって(笑)」と続け、廣瀬さんらしいオチに場内は大爆笑となりました。

また耶雲監督からは、ビッグネーム同士のコラボが実現した今作の主題歌「UNBROKEN (feat. 布袋寅泰)」を歌い上げる西川貴教さんについて、西川さん自身が「次回作があるなら、僕も刀剣男士になりたい！」と言うほど、『映画刀剣乱舞』の世界観に惚れ込んで楽曲制作に携わってくれたというエピソードも。この力強い主題歌には、鈴木さんも「舞台では和楽器が中心だったので、このロックサウンドを聴いた瞬間に『これが映画なんだ！』と、その違いを実感しました」と話します。

耶雲哉治監督

楽しい裏話が続いた舞台挨拶の終盤には、鈴木さんの掛け声から『映画刀剣乱舞』という客席の声に合わせて、金銀のテープが場内へと発射されるド派手な演出も！　さらに最後の挨拶では、鈴木さんが「この映画の撮影ではドローンをたくさん使っているんですが、本当に最後のシーンでなんと、弓でドローンを射抜いてしまいました！　こうしてドローンが一台失われて……大ヒット、しております！(笑)」と話すと、場内からは大きな拍手が！　「そんな大ヒットの願掛けもありましたし(笑)、失われたドローン分を取り返すためにも頑張りたいなと思います！」と、見事なジョークでトークを締め括ってくれました。