2018-11-2

舞台「ニル・アドミラリの天秤」が11月1日、東京・新宿の全労済ホール／スペースゼロにて開幕しました。

今作は2016年にオトメイトよりリリースされた女性向け恋愛アクションゲーム「ニル・アドミラリの天秤帝都幻惑綺譚」が原作で、今年4月にはテレビアニメ化されるほどの人気を博しています。

大正25年の帝都トウキョウを舞台に、「帝国図書情報資産管理局」通称「フクロウ」と呼ばれる組織とカラスと呼ばれる組織が、“稀モノ”という読んだ者が自殺するという本を巡って物語が展開。ミュージカル「忍たま乱太郎」や舞台「アンフェアな月」などを手掛ける菅野臣太朗さんが脚本・演出を務めます。

(左より)健人さん、星元裕月さん、杉江大志さん、仲田博喜さん

公演初日直前に囲み会見及び公開ゲネプロ行われ、囲み取材には杉江大志さん(尾崎隼人役)、仲田博喜さん(鴻上滉役)、星元裕月さん(星川翡翠役)、健人さん(汀紫鶴役)が登壇。開幕に向けての意気込みや見どころを語りました。

杉江　原作を見てきた方にどういう風に映るのか、今の気持ちはどちらかと言えば「ドキドキ」の方が強いです。とてもいい稽古が出来たので、積み重ねたものをお客様にしっかりと届けば、きっと満足していただける作品に仕上がっていると思います。各役者が自分を演じる役を愛していますし、生だからこそ伝えられる思いを持って全員が演じていますので、一人一人のお芝居をしっかりと見て欲しいです。

尾崎隼人役の杉江大志さん

仲田　このカンパニーは本当に仲が良いので、その仲の良さも作品に反映させて最高の初日を迎えたいと思います。原作と違うところは、アクションがたくさんあるという点ですので、アクションシーンやオープニングのダンスシーンの方も見どころだと思ってるので、是非楽しみにしていてください。

鴻上滉役の仲田博喜さん

星元　座組一丸となって、今日まで作り上げてきました。一人一人が愛を持って作品に向き合っていきたいと思いますし、開幕してたくさん愛をいただくと思いますが、同時に私たちからも愛を返して、真摯に作品に向き合って、最後まで全力で生き抜きたいです。また翡翠の特殊能力がどのように表現されるかという点にも注目して欲しいと思います。

星川翡翠役の星元裕月さん

健人　やっと初日が迎えたというワクワク感ありながら、いい感じの緊張もしています。この作品は、登場人物のいろいろな角度からいろいろな感情を見ることもできますし、「稀モノ」という人の情念がこもった本の存在も、登場人物一人一人によって存在が変わってきているので、僕は汀紫鶴から見た「稀モノ」と同じ先生の下で一緒に習っていた笹乞藤一郎とのシーンを大切に演じていきたいです。

汀紫鶴役の健人さん

「衣装の注目ポイントは？」という質問に、それぞれ「正統派の軍服(仲田さん)」「マント(星元さん)」「和装(健人さん)」と自ら演じる役の衣装を挙げる中、杉江さんは星元さんの“目”をピックアップ。「ここまで表現できるのは翡翠だけですね。これは是非生で見に来て欲しいです」とPR。また、座組の雰囲気について聞かれた杉江さんは、「いいバランスだなと思います。なかなかの年齢の方もいて、年齢の幅があるのに、これだけギュッとなれたのは、お互いの歩み寄りもありますし、各々自分の意思を持った方が集まったのが上手に掛け合わさって、バランスのとれた座組だと思います」と仲の良さを強調していました。

≪ゲネプロ画像≫

舞台「ニル・アドミラリの天秤」は11月11日まで上演。登壇者以外にも大崎捺希さん、古畑恵介さん、大原海輝さん、吉岡佑さん、末野卓磨さん、湯本健一さん、瀬戸祐介さん、和泉宗兵さんなどが出演しています。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

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☆Information

舞台『ニル・アドミラリの天秤』

日程：2018年11月1日～11月11日
会場：全労済ホール／スペース・ゼロ

原作：『ニル・アドミラリの天秤帝都幻惑綺譚』オトメイト（アイディアファクトリー）
脚本・演出：菅野臣太朗

出演
尾崎隼人役：杉江大志
鴻上滉役：仲田博喜
星川翡翠役：星元裕月
汀紫鶴役：健人
鵜飼昌吾役：大崎捺希
鷺澤累役：古畑恵介
久世ツグミ役：大和田南那
燕野太郎役：大原海輝
朱鷺宮栞役：黒田絢子
柾小瑠璃役：栞菜
隠由鷹役：吉岡佑
百舌山識郎役：末野卓磨
笹乞藤一郎役：湯本健一
葦切拓真役：瀬戸祐介
四木沼喬役：和泉宗兵
他

≪公式サイト≫
http://wup-e.com/nilad-stage/index.html