馬場良馬×谷健二監督の10周年コンビSP対談!3本の映画でタッグを組んだ2人の絆に迫る

  • 2018-10-2

スーパー戦隊シリーズ「特命戦隊ゴーバスターズ」や数々の映画、ドラマ、舞台で活躍し本格的俳優活動10周年迎えた馬場良馬さんと劇場監督デビュー10年目を迎えた谷健二監督の映画上映イベント「10TH ANNIVERSAR RYOMA BABA×KENJI TANI MOVIE SCREENING」が、9月30日に東京・ユーロライブにて行われました。

このイベントでは、谷監督と馬場さんがタッグを組んだ映画『リュウセイ』(2013)、『U-31』(2016)、『一人の息子』(2018)の3本が上映され、2人によるトークショーも開催。

スマートボーイズでは、イベントを直前に控えた2人を直撃! 2人の関係性やプライベートから、お仕事に関する真剣トークまで、たっぷり語っていただきました。

馬場良馬さん&谷健二監督

馬場良馬さん&谷健二監督

――まずは馬場さん、俳優活動10周年おめでとうございます。この10年はあっという間でしたか?

馬場さん あっという間だったと感じてますけど、昔のことを振り返ると濃かったな~と思います。監督と出会ったのは、5年前でしたっけ?

谷監督 『リュウセイ』の撮影時期だから、13年の2月くらいだね。

――その当時のお互いの印象は?
馬場さん 『リュウセイ』は撮影日数も少なくて、監督の人間性までは全然わからなかったです。まさかこんなにキャラの濃い方とは(笑)。監督、変わってるんです。物事をすごく客観的に見て判断されるので、真剣に話すと勉強になることはたくさんあるんですけど、飲みの席だと8~9割は適当なことを言う人。

谷監督 ハハッ。確か、一番最初に会ったのは、『リュウセイ』の衣装合わせ。それまで僕は自主映画しか撮ってなくて、ここでほぼ初めてプロの役者さんとちゃんとした衣装合わせをして……顔が小さいなっていうところから始まり(笑)。用意したメンズ服が大きすぎて、レディースしか着られなかったんですよね。現場では演技指導をするタイプではないので、伸び伸びと演技してもらいました。キャストさんのほうがキャリアがあったので、僕が勉強させてもらいましたね。

――お互いの共通点やシンパシーを感じる部分はありますか?
谷監督 これまでの僕の映画は、自分に似た要素があるキャラクターが主役になってるので、それを演じる馬場くんにも似た部分があるのかと。だから僕と似て、馬場くん、普段は暗いですよね(笑)。

馬場さん はい、根暗です!

谷監督 インドアだもんね。

馬場さん はい、完全に(笑)。自分からみんなを巻き込んで「バーベキュー行こうぜ!」 とかじゃなくて、「バーベキューするけど来る?」って言われると、「あ、行く~」ってなります。

――ちなみに、お2人はプライベートでの交流はあるんでしょうか?

馬場さん 今公開中の『一人の息子』のプロモーションで各地を回るまで、お酒を飲むこと自体なかったですね。

谷監督 連絡先は交換していますけど、待合せの連絡をするくらい。でも、そう考えると、僕は役者さんの連絡先をあまり知らない(笑)。

――先ほど谷監督は変わってるとおっしゃっていましたが、どういったところで変人ぶりを感じるんでしょう?

馬場さん 9月末に京都シネマで舞台挨拶をさせていただいたのですが、僕たちの出番は映画の上映後で。監督と映画館のビルに入ってる喫茶店にいて、「25分になったら出ようか」と言って25分に出たら、映画本編が終わるのが25分! エンドロールがすでに終わっていて、お客さんが僕たちの到着を待つ変な時間を作ってしまいました。その次の回では「さっきは間に合わなかったから」って、ちゃんと5分前に着いたんですよ。なのに、ギリギリになって監督が「ちょっとトイレ」って。結局2回目も少し遅刻するっていう。

谷監督 流すボタンが見つけられなかったんだよね。複雑で(笑)。劇場には1時間以上前に入ってたんですけど。

馬場さん そういうところがマイペースというか。

谷監督 舞台挨拶の後に人と飲みに行くから……。

馬場さん ちょっと待って、ちょっと待って! 挨拶後のことを考えてトイレに行ったんすか!?

谷監督 そうそう。で、その2日後には福岡に行くから、今日は何時くらいに解散して……って3日くらい先を見てる。よく言えば、俯瞰で見てるってことかな。

馬場さん 人より1個2個先の事は考えてるんですけど、目の前の事がおざなりになるのが、監督が変わってるって言われるゆえんなのかもしれないですね!(笑)

映画『リュウセイ』(2013)以来、5年以上の付き合いに!

映画『リュウセイ』(2013)以来、5年以上の付き合いに!

――谷監督から見て、馬場さんの俳優としての魅力はどんなところに感じますか?

谷監督 華があると言いますか、主役っぽい。主役っぽい方って、なかなかいないんですよ。馬場くんが2番手、3番手だとちょっと違和感を感じます。

馬場さん この間、少し話しましたね。「主役っぽいっていうのは辛いぞ。旬が過ぎたときに、2番手3番手をやれる役者は強い」という。

谷監督 年齢と共に役も変わってくると思う。イメージでいうと、堤真一さん。昔、SABU監督作品に、ずっと堤さんが主役で出いてたんですよ。今はどちらかと言うと、主役もですが、トメ(エンドロールの一番後ろに来るベテラン俳優)の印象が強い役者さん。確か、堤さんもSABU監督と短期間でたくさん映画を作っているんですよ。同じ監督で短期間に主演を3本も務めてる俳優さんって、あまりいないと思う。

馬場さん こうして谷組として3本もやらせてもらって、かわいがっていただけることで、縁の大切さを実感してます。なので、恩返しをしていかなきゃと。

谷監督 今後、馬場くんが大物になっていったときに、「あの監督のおかげです」って言ってくれるような、いい関係でいたいですね(笑)。お互いに切磋琢磨して、またいつか一緒に次の仕事をする機会があればいいな。

――もしまた一緒にお仕事をするなら、どんな作品にしたいと思いますか?

谷監督 今回のようなミニシアター系で、人の心の機微を扱うもので主役をやってもらいたいのもありますが、他には、馬場くんが主役じゃなかったり、もっと大きな映画だったり、ジャンルを変えてコメディだったりと、環境を変えた状態でやりたいですね。

馬場くん これまでの3本は、葛藤と戦いつつ、周りの人や環境から影響を受けて、1歩前に出るという役が多かったので、谷監督作品の中で、また違う部分を表現したら、どう映るんだろうっていうのは気になりますね。

「監督とお話する時間はすごく有意義で、自分を豊かにしてくれます!」(馬場さん)

「監督とお話する時間はすごく有意義で、自分を豊かにしてくれます!」(馬場さん)

――それでは最後に、10周年という節目を迎えた馬場さんから、今後の目標や決意表明をしていただければと思います!

馬場さん 僕ももう30歳を過ぎますし、役者としての存在感も見い出していきたいです。『リュウセイ』の四方堂(亘)さん、『U-31』の勝村(政信)さんや大杉(漣)さん、『一人の息子』だと竹下景子さんと、役者として人間としての深さがにじみ出てる方はステキだし、それだけで説得力があると思うので、僕も人間臭い役者になります!

谷監督 馬場くんなら大丈夫だと思いますよ。僕は心配していないです。

馬場さん ありがとうございます。頑張ります!
<対談終了>

『リュウセイ』、『U-31』のDVDは絶賛発売中。Amazonを始めネットショップ他でご購入いただけます。
また馬場さんは、11月16日から開幕する、体内活劇『はたらく細胞』に、肺炎球菌役として出演が決定しております。詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。

■馬場良馬 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

体内活劇「はたらく細胞」

■公演日程:2018年11月16日(金)~11月25日(日)
■劇場:シアター1010

■スタッフ
原作:清水 茜(講談社「月刊少年シリウス」連載)
演出:きだつよし
脚本:川尻恵太(SUGARBOY)
制作:トライフルエンターテイメント

■キャスト
和田雅成 七木奏音/
君沢ユウキ/山田ジェームズ武 戸谷公人 茉莉邑蕉 太田将熙/
平田裕香 甲斐千尋 川隅美慎 正木郁 岸田結光 森田恵 木内彩音/

阿瀬川健太/松本城太郎 菅野慶太 福田圭祐 来夢 髙久健太
高橋凌 綱代将悟 栗本佳那子 松田祐里佳 田中里奈 柿の葉なら/

増田裕生 髙木俊 馬場良馬 富田翔

≪チケット情報≫
一般発売
10月13日(土)10:00~

≪公式サイト≫
https://hataraku-saibou.com/butai/

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