藤田玲さん主演、佐藤流司さん共演の映画『ダブルドライブ ～狼の掟～』が8月25日に劇場公開を迎え、東京・シネマート新宿にて初日舞台挨拶が開催されました。
今作でバディを組む藤田さん＆佐藤さんとともに、共演の小宮有紗さん、波岡一喜さんが登壇して行われた上映後舞台挨拶でのトーク模様をお届けいたします。

いよいよ公開を迎えた映画『ダブルドライブ ～狼の掟～』、そして9月22日より公開される続編映画『ダブルドライブ ～龍の絆～』は、ヤンキー映画『ガチバン』シリーズで窪田正孝さん、裏社会映画『闇金ドッグス』シリーズで山田裕貴さんを輩出した製作陣が新たに放つ、車が紡ぐ流れ者たちの生き様を描いたクライム・カーアクション。「1999年日産スカイライン GT-R(5代目 BNR34型)」など、マニアが唸る劇中車にも注目の作品です。

『ダブルドライブ ～狼の掟～』の主人公“我妻アベル”役を務めるのは、本シリーズの前日譚作『ボーダーライン』からの続投になり、2.5次元系舞台や本格ミュージカル、音楽活動に情報番組MCまでマルチな才能を披露している藤田玲さん。そして『ダブルドライブ ～狼の掟～』から登場し、続編『ダブルドライブ ～龍の絆～』の主人公となる“五十嵐純也”役には、ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光役で大ブレイク中の佐藤流司さんと、人気俳優の2人がアウトロー役を好演！　さらに今作では『ラブライブ!サンシャイン!!』の「Aqours」黒澤ダイヤ役など、声優としても活躍する小宮有紗さんがヒロイン“中村かなで”役を務め、シリーズ2作ともに登場する闇金業者“塩田丸雄”役の名優・波岡一喜さんが脇を固めます。

藤田さん、佐藤さん、小宮さん、波岡さんが劇中の衣装姿で登壇した舞台挨拶では、まずは藤田さんから「前作『ボーダーライン』に続き、こうして皆さんの前に帰って来られて本当に嬉しく思っています！　(佐藤さんと)このままバディとして続けていけるような、第一歩の映画になれば」とコメント。またカーアクション作品ということで、運転シーンについても「今回は自分で運転するシーンが多く、GT-Rは難しい車でしたが運転できて嬉しかったです。運転シーンは慣れないことが多くて、“このセリフの後でギアを入れたっけ？”とか、カットごとに繋がりを考えてやるのが大変でした」と語ると、佐藤さんも「マジで、覚えられないですよね！(笑)」と激しく同意。2人が挑戦した運転シーンは注目です！

そして佐藤さんが演じる今作での相棒・純也について、藤田さんが「観ていただいたら分かると思うんですけど、今回の佐藤くんはすごく弱い役で。ボッコボコにされています(笑)」と語ると、佐藤さんも「自分でも、過去最弱の役かも(笑)。ミュージカルなどでは強いキャラクターを演じることが多いので……地に足のついていない男で、色んな演じ方があるなと思って演じていて楽しかったです」と答えますが、佐藤さんのハスキーな声を聞いた波岡さんから「その声は何％なん！？　ミュージカル俳優、ガサガサやん！」とのツッコミが。すかさず佐藤さんも「自分、95％っス！　生まれ持っての声です！(笑)」と答えますが、波岡さんは「いや、2％やん！」と一蹴、このテンポのよい掛け合いに場内は笑いに包まれます。

また佐藤さんは、藤田さんとの撮影中の思い出について「撮影後は毎日一緒に玲くんのマネージャーさんの車に乗って、後部座席でお酒を飲みながら帰っていた」と明かすと、藤田さんも「撮影が連日ハードだったので、そこが唯一ホッとできる時間で。でも、流司がその時にスルメを食べるんですよ！　“いや、うちのマネージャーの車だよ？”と思って(笑)」と、佐藤さんが車内にスルメのにおいを充満させていたと告発。さらに「車内に2本ぐらい落としました(笑)」と話す佐藤さんに、藤田さんも「降り際に、『多分、落ちてるかと思うんで良かったら食べてください！』って。食べるかい！」とツッコミを飛ばし、気心の知れた2人ならではのエピソードに会場も大爆笑です。

続いてヒロイン・かなで役を演じた紅一点、小宮さんは大のGT-Rファンだそうで今作の劇中車についてもその魅力を熱弁！　そんな小宮さんは現場でも明るくムードメーカーだったと話す藤田さんですが、アベルとかなでの関係については「台本上では抱きしめるとか、もっとラブ要素もあったんですが……現場でどんどん削られていき、最終的には何もなくなって(笑)。あっ、俺が嫌われている！？と思って……」とこぼした藤田さんに、小宮さんも「違います、監督の演出です！(笑)」と慌てて訂正します。

そして同スタッフ陣制作のヒットシリーズ『闇金ドッグス』から、作品をまたいで登場する闇金業者・塩田を演じた波岡さんは、「ひとつの役を、作品を超えて演じさせてもらうことは中々ないので嬉しいなと思う反面、前にやった時の塩田は坊主頭だったのに、今回はロン毛だったので大丈夫かなと(笑)」と、時の流れを感じさせるポイントを指摘。その後も軽快な関西弁で場内を盛り上げる波岡さんは、佐藤さんがミュージカル『刀剣乱舞』で演じる役柄での単独公演名にかけて、突然「波岡一喜、単騎出陣！」と名乗りをあげて客席を大いに沸かせる場面も！

そんな先輩のトークに、藤田さんも「よく知っていますね！(笑)」と笑いが止まらない様子ですが、このままでは公開初日のニュースの見出しが“単騎出陣”になってしまうと危惧する司会の言葉に、波岡さんが「ダブルドラゴン、4人出陣！」と新たな見出しを挙げるも、「ちょっと待って、『ダブルドラゴン』って何！？(笑)」と総ツッコミが！　藤田さんから「カンフー映画じゃないですよ、何を撮っていたんですか！」と言われ、うっかり映画タイトルを間違えてしまった波岡さんも大慌て！　佐藤さんもお腹を抱え込んで笑ってしまうほどの、この日一番の爆笑シーンとなりました。

その後は、この日不在だった元木監督から届いたキャスト宛ての質問が読み上げられますが、“借金をしてでも買いたいものは？”と聞かれた佐藤さんから「国を買いたい。国から借金をして、別の国を買います」と、予想以上のスケールな回答が飛び出すなど大盛り上がり。

舞台挨拶の最後には、佐藤さんは「かなりダークな映画ですが、非常に楽しめる作品になっていると思います。よろしくどうぞ！」とバシッと一言。そして藤田さんは、「『ボーダーライン』がシリーズゼロにあたり、今作から(アベルと純也の)2人の物語が始まります。次作も公開が決まっていますが、流司くんの純也がめちゃくちゃイケメンです。どんどんこのシリーズがバディとして実を結び、僕もいつか舞台挨拶では流司くんと手をつなげるように(笑)。今後も続いてほしい作品ですので、何回でも観て、色んなことを発見しながら楽しんでもらえたら」と、締め括ってくれました。

【作品概要】
映画『ダブルドライブ ～狼の掟～』
シネマート新宿・心斎橋で公開中
出演：藤田 玲 小宮有紗 駒木根隆介 野中隆光 小國彰裕 波岡一喜 佐藤流司
監督：元木隆史 脚本：池谷雅夫
企画・配給：AMG エンタテインメント
製作：「ダブルドライブ ～狼の掟＆龍の絆～」製作委員会
2018年/日本/カラー/シネマスコープ /70分

【映画『ダブルドライブ ～狼の掟～』ストーリー】
過去に家族同然の仲間たちを次々と残虐したヤクザの広澤を殺してしまった我妻アベル(藤田玲さん)は、他に頼る当てもなく、少年院時代に世話になった兄貴分の村上大児(駒木根隆介さん)の元を訪れた。大児は「サガミ連合」という名の愚連隊を率いており、そのメンバーの一人、五十嵐純也(佐藤流司さん)と出合ったアベルは、お互い車好きな事もあって意気投合する。ある日、大麻の取引に失敗した純也はペナルティとして多額の借金を背負い闇金に手を染める羽目に。闇金会社社長・塩田(波岡一喜さん)の苛烈な取立てに苦しむ純也、一方で、兄を殺され復讐を誓う広澤の弟・狂介はアベルの行方を追っていて…。

藤田玲さん＆佐藤流司さんが、バディとして見せるコンビネーションに注目！　映画『ダブルドライブ ～狼の掟～』はシネマート新宿・心斎橋で公開中。また次作、『ダブルドライブ ～龍の絆～』は9月22日より公開です。各作品の詳細は、Informationから映画公式サイトをご確認ください。
(C)2018「ダブルドライブ ～狼の掟&龍の絆～」製作委員会

☆Information

■映画『ダブルドライブ ～狼の掟～』
シネマート新宿・心斎橋で公開中
出演：藤田 玲 小宮有紗 駒木根隆介 野中隆光 小國彰裕 波岡一喜 佐藤流司
監督：元木隆史 脚本：池谷雅夫
企画・配給：AMG エンタテインメント
製作：「ダブルドライブ ～狼の掟＆龍の絆～」製作委員会
2018年/日本/カラー/シネマスコープ /70分

■続編 映画『ダブルドライブ～龍の絆～』9月22日(土)より公開

≪公式サイト≫
http://doubledrive-movie.com/

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