2018-7-28

舞台「野球」飛行機雲のホームラン～Homerun Contrail～が、7月28日より東京・サンシャイン劇場にて開幕しました。
プロ野球・元巨人投手の桑田真澄氏が野球監修を手掛けたことでも話題を呼んでいる本作。その舞台は、第二次世界大戦真っただ中の1944年。野球に憧れを抱き、白球を追いかけた少年たちの物語です。

【ストーリー】
1944年夏－戦局が暗い影をもたらす中、少年の甲子園のグラウンドに立つという夢はかき消され、予科練への入隊を決意する。少年たちはぶつかり合いながらも、未来を語りあい、いつしか一つのチームになっていった。甲子園は叶わなくても、野球への情熱は捨てられず、その想いは“忘れられない1日”へ繋がっていく。

(1段目左より)西田大輔さん、小野塚勇人さん、多和田秀弥さん、安西慎太郎さん、内藤大希さん、永瀬匡さん、藤木孝さん(2段目左より)田中良子さん、村田洋二郎さん、永田聖一朗さん、伊崎龍次郎さん、白又敦さん、松本岳さん、小西成弥さん、松井勇歩さん、林田航平さん

ゲネプロ直前に行われた初日挨拶には、主演の安西慎太郎さんをはじめとするキャスト15名と作・演出を務める西田大輔さんが登壇。本作への意気込みを語りました。

穂積均役／安西慎太郎さん

安西「劇場、お客様、舞台上の僕たち、舞台袖と全ての空間を表現してますので、僕たちの全力プレーを見てほしいなという思いがあります。僕はそれだけです！」

唐澤静役／多和田秀弥さん

多和田「この時代背景、そして限られた時の中で少年たちが大好きな野球に打ち込む姿、輝きをこの舞台を通して、お客様と一緒に体感できるように頑張っていきたいと思います。西田さんがおっしゃっていたんですけど、新しい演劇ができてるんじゃないかなと、自分で実感があるので、あとはフルパワーで初日から全力でやっていきたいと思います！」

岡光司役／永瀬匡さん

永瀬「毎日毎日、この日が最後だと、そういうストーリーでもあるので、1球1球、1日1日、1公演1公演、全力で死んでいきたいと思います！」

菱沼力役／小野塚勇人さん

小野塚「初日の幕が上がって、お客様がどういう反応をするかすごく楽しみです。とにかく細かい技術とか技は一切捨て置いて、僕たちの熱量とその1日に青春をかけた男たちのストーリーを存分に感じていただければうれしいです」

田村俊輔役／松本岳さん

松本「素晴らしい舞台です！以上です！」

早崎歩役／白又敦さん

白又「僕はこの公演のために頭を丸めてきました！そのくらい気合が入ってます。ぜひ楽しんでいってください」

浜岡喜千男役／小西成弥さん

小西「1公演1公演、1試合1試合に全てをかけて、全てを出し切って、お客様にいい作品を届けられるよう頑張ります！」

佐々木新役／伊崎龍次郎さん

伊崎「西田さんが（稽古の）初日に、「全員野球で行く」とおっしゃっていて、まさしくスタッフさん含め、そうなったと思います。ぜひ、僕たちの全員野球、楽しんでいってください！」

常上秋之役／松井勇歩さん

松井「1分1秒がかけがえのない作品になっていると思います。皆様の心と記憶に残るような作品を届けます！」

大竹明治役／永田聖一朗さん

永田「僕は伏ヶ丘商業のキャプテンなので、みんなをまとめられるように1公演1公演、頑張っていきます！」

島田治人役／内藤大希さん

内藤「本日より５公演、役を務めさせていただきます。僕はWキャストなので、皆様より早く客席で1幕を見させてもらったんですけど、本当にめちゃめちゃ面白かったです！」

(左)菊地勘三・海軍少尉役／林田航平さん (右)遠山貞明・海軍中佐役／藤木孝さん

林田「今回は野球を知らない教師・菊地勘三役ということなんですけども、誰よりもプレーを楽しんで大切にナインの素晴らしい子達を温かく見守っていけたらと思います」
藤木「この作品は西田さんの大傑作だと思います。そして、劇場でしか味わえない、演劇でしか実現できない演出も見どころだと思います」

(左より)唐澤ユメ役／田中良子さん、穂積大輔・海軍中尉役／村田洋二郎さん、作・演出／西田大輔さん

田中「稽古場でこんなに泣いたことないなってくらい、彼らの野球を見ていて涙が流れました。それが伝わればいいなと思います」
村田「この作品はカッコいい衣装やカッコいいセリフ等はありません。生身の人間が演じます。そして、ド派手な殺陣や歌はありません。やることは野球だけです！それだけで人の心を打つような作品になっていると思います！」
西田「反戦という言葉をメッセージにするのではなく、僕らなりのメッセージを伝えられたらなと思い、ここまで頑張ってきました。ふだん自分が演出してる作品では冷静であるように心掛けているんですが、それさえも忘れるくらいの俳優の熱と制作陣の熱意がウソのないお芝居を作ってくれたと思います。舞台上で1球落としたら、お芝居が終わってしまうような緊張感と覚悟を持って、たった1日の野球の試合に臨みます！」

舞台「野球」がプレイボール！

初日挨拶の最後に、ステージ上で舞台の開幕を記念した“始球式”が行われ、主演の安西さんが投球！ノーバウンドの素晴らしいピッチングを見せ、大きな拍手が沸き起こる中、ガッツポーズを決めました。

【ゲネプロショット】

野球にかけた少年たちの物語が幕を開ける……！

甲子園有鬚候補の強豪・伏ヶ丘商業VS確実な実力はあると言われる会沢商業学校

会沢商業のピッチャー・穂積(安西さん)

伏ヶ丘商業の天才ピッチャー・唐澤(多和田さん)

一塁手の岡光司(永瀬さん)と、伏ヶ丘商業の教師であり海軍少尉の菊地勘三(林田さん)

在日韓国人の菱沼力(右・小野塚さん)と、視力が非常に弱い佐々木新(左・伊崎さん)

センターの田浦俊輔(松本さん)

海軍に志願した浜岡喜千男(左・小西さん)と、異動命令が下る島田治人(右・内藤さん)

試合中も冗談を言い合う仲良く会沢ナイン！

穂積と唐澤は同郷の幼馴染

野球に詳しくない菊地が、選手たちに作戦を指示!?

唐澤をはじめ、圧倒的な強さを発揮する伏ヶ丘商業

キャスト陣の整ったピッチングやバッティングフォームに驚き！

それぞれ、戦場へ向かうことが決定。さらに甲子園の中止に落胆する

穂積は海軍中尉に野球をさせてほしいと直談判！

１球1球必死に食らいつく球児たち。自分に自信のない早崎歩(白又さん)も、気持ちを奮い立たせる！

翌日には戦争へ向かう少年たちが、「今日だけは」と大好きな野球に打ち込む姿は、見る者の心を打ちます――

たった1日の1試合に全てをかける球児たちが、それぞれ抱える想いを秘めながら、懸命にボールを追いかけます。
野球を愛する少年たちの情熱が、泥だらけのユニフォームと額に滲む汗から伝わり、涙してしまうかも……!? そんな熱く切ない青春物語は、第100回目の甲子園を迎えるこの夏、必見の作品です！

舞台『野球』は2018年8月5日まで東京・サンシャイン劇場にて、2018年8月25日・26日には大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演です。公演詳細は下記のInformationから公式サイトをご確認ください。

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☆Information

舞台「野球」飛行機雲のホームラン～Homerun Contrail～
東京：2018年7月27日(金)～8月5日(日)サンシャイン劇場
大阪：2018年8月25日(土)～8月26日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【出演】安西慎太郎／多和田秀弥永瀬匡小野塚勇人松本岳白又敦小西成弥伊崎龍次郎松井勇歩永田聖一朗林田航平村田洋二郎田中良子／内藤大希(友情出演・Wキャスト)／松田凌(友情出演・Wキャスト)／藤木孝
※内藤大希さんの出演は7月27日(金)～7月31日(火)の東京公演となります。
※松田凌さんの出演は8月1日（水）～5日（日）の東京公演と25（日）・26日（日）大阪公演となります。
【作・演出】西田大輔
【野球監修】桑田真澄
【音楽】笹川美和(cutting edge)
【チケット】全席指定8,900円(税込)
【企画制作】エイベックス・エンタテインメント／Office ENDLESS
【主催】舞台「野球」製作委員会

《公式サイト》
https://www.homerun-contrail.com/
《公式Twitter》
@Contrail_St