2018-7-8

劇団鹿殺し本公演『俺の骨をあげる』が、8月10日から大阪・ビジネスパーク円形ホール、8月15日から東京・サンシャイン劇場にて上演！

本作は、昭和の大阪・平成の東京を舞台に、主人公のタエと、その骨となって生きた5人の男たちの人生を力強い歌と音楽で描く、劇団鹿殺しの代名詞的音楽劇「BONE SONGS」(2013)の大幅リメイク。新たに強靭な肉体、そして生バンドを迎え、唯一無二のストロングスタイル歌劇として生まれ変わります。

スマートボーイズでは、主人公タエの息子・歩を演じる伊万里有さんを直撃！伊万里さんの意外な過去が明らかになるインタビューを、たっぷり全3回に渡ってお届けします。

心臓の弱いプロレスラー・歩役の伊万里有さん

【Part.3】空手の経験と共演者について

――極真空手の経験者とのことですが、空手はいつ頃やられてたんですか？

伊万里　小1から小6までです。めちゃくちゃ厳しい教室で、先生が九州チャンピオンで、その息子たち3人も九州チャンピオン！そいつらとスパーリングするとボコボコにやられるから、めっちゃ嫌でした(笑)。

――空手はお父さんの勧めだったんですか？

伊万里　2歳上の兄貴がジャッキー・チェンが好きで、いとこと一緒に空手を習ってたから、僕も強制的に……。いっつもテレビで「ドラゴンボール」やってる時間帯に稽古なんすよ。放送が水曜だったんですけど、翌日はみんなその話してるのに、僕だけついていけないっていう(泣)。

――残念でしたね。これまで伊万里さんのお話を聞いていると、小学生時代は家でも学校でも空手教室でもボコボコ……。

伊万里　小学生時代は最悪でしたよ！でも、中学になって体がデカくなった瞬間、僕をイジメてた奴をパシリにしました(笑)。「やられたらやり返す！倍返しだ」を再現しましたね(笑)。

――(笑)。空手の経験は、本作にも活かされそうな気がしますが。

伊万里　パフォーマンスに近い部分は活かせるんじゃないかなと思います。

――稽古はこれから始まるとのことですが、稽古に向けて準備していることはありますか？

伊万里　日頃からジムに行って体を鍛えてるんで、準備っていう意識はないですね。体作りに関しては、もうやってますって感じ！　だって、今の時点で出演者の誰よりもバキバキですから。

――頼もしいですね！

伊万里　そうやってバキバキにしてるから、この話が来たんだろうなって思ってます！

――逆に、幼少期のか弱さのお芝居はどうでしょう？

伊万里　それはもう、小学校時代の思い出の引き出しを開けて。簡単に出せますよ(笑)。喘息持ちだった当時を。

鹿殺しのイメージに合わせ、服装もロックテイスト！

――今回、高嶋政宏さんが出演されることも注目ポイントかと思います。

伊万里　ビックリしましたよ！僕、お茶を飲んでるときにマネージャーさんから「右近役は高嶋さんです」って言われて、吹き出しましたからね！

高橋戦車(同席した劇団スタッフ)　劇団員のオレノグラフィティが『フォレストガンプ』っていう作品で高嶋さんと共演していたり、高嶋さんの奥さんのシルビア・グラブさんがうちの丸尾(丸一郎)と共演させてもらったりとご縁があって、2回に1回は鹿殺しの作品を観に来ていただいていて。今回のお父さん(右近)役は誰かなとなった時に、ダメもとであたってみたら、快くOKしていただきました。「この作品も観たことあるから、あの役はいいですね。鹿殺しから声をかけてもらってうれしいよ」って。

伊万里　ビジュアル撮影の時めっちゃ喜んでて、本当に(鹿殺しのことが)好きなんだなって思いました。「丸尾さんとできることが本当にうれしいです！」って。あと、僕のおじいちゃんに似てるなって思ったんです。おじいちゃんの若い頃って、こんな感じだったなと。それに革ジャンが似合う！撮影を後ろで見てたんですけど、最初の1枚目でもう仕上がってるやん！って(笑)。もうすでに完成してました。(フライヤーを見ながら)僕となんか似てません？

――系統的には近いと思います。

伊万里　身長も同じくらいだし、体型も似てるし、おじいちゃんと孫で成立してる気がします！

――同世代の共演者には相葉裕樹さんがいらっしゃいますね。

伊万里　相葉くんはタメっすよね(※相葉さんは1987年10月、伊万里さんは1988年1月生まれの同学年)。オーディションで何回か一緒になったことあります。これから一緒にお芝居できるのが楽しみですね。にしても、相葉くんのシュッとしたキレイな感じは何なんですかね(笑)。今回のビジュアルを見ても、プロレスとはまた全然違う雰囲気。

――確かに。王子様のような雰囲気が漂ってますね。では、この作品ではどんな伊万里有が見られるんでしょうか？

伊万里　弱さと強さで差があるところを見せたいです。弱い人が意志を持って強くなった時って、本当の強さがあると思うから。ただ強いだけでなく痛みを持っているからこその強さがある。さっき話した経験とか、小学生の頃に抱えていた思いを通して、伊万里有の本質的なものが見えてくるのかなって思います。

――このお話を聞いてから本番を観ると、歩と伊万里さんの重なる部分を感じながら作品を楽しめそうです。それでは最後に、本作を楽しみにしているファン方々へメッセージをお願いします。

伊万里　見た目も役に合ってると思うので、きっと期待されてますよね。なので、その期待を上回るようなパフォーマンスと、歩の気持ちを代弁しながら、ふだん見せない伊万里有の姿を見せられたらいいなと思います！

≪全3回終了≫

劇団鹿殺しストロングスタイル歌劇「俺の骨をあげる」は、8月10日～12日に大阪・ビジネス円形ホール、8月15日～19日に東京・サンシャイン劇場にて上演。チケット情報や公演詳細は、下記Informationより公式サイトをご確認ください。

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☆Information

劇団鹿殺しストロングスタイル歌劇「俺の骨をあげる」
公演日程・会場
大阪公演：2018年8月10日(金)〜12日(日)ビジネスパーク円形ホール
東京公演：2018年8月15日(水)〜19日(日)サンシャイン劇場
チケット
S席：6,300円
A席：5,300円
ヤング券(U-22)：3,900円
※全席指定
※A席の販売は東京公演のみ
受付URL http://shika564.com/2018
一般発売中
≪公式サイト≫
http://shika564.com/2018