ミュージカル『テニスの王子様』などで人気の桑野晃輔（くわの こうすけ）さんと西島顕人（にしじま けんと）さんが出演する、青春ファンタジー映画『ソラから来た転校生』が、5/18(土)よりシネリーブル池袋ほかにて全国順次公開。“サンデリ”というユニットを結成するほど仲の良い2人に直撃インタビューPart.2。役に対する思いや撮影中のエピソード、映画の見どころなど、たっぷり語っていただきました。

桑野晃輔さん（左）と西島顕人さん

「こんな青春してたなって、親しみ持てる映画です」

――撮影中は、桑野さんと西島さんはいっしょに過ごす事が多かったんですか？

桑野　2人一緒のシーンが少なかったので、そんなには……あ、でも屋上で顕人が演じるミュートを女の子に紹介するシーンがあったんですけど、そのファーストコンタクトのシーンをどう演じるかは2人でこだわって、休憩時間もずっと演技について話してたよね。

西島　あと一緒だったのはラストの橋のシーンぐらいかな？　クランクアップの日の撮影だったので、なんか気持ち的にも「あぁ、これで撮影が終わるんだ」ってグッと胸に来るものがあって……あぁ、思い出しただけで涙が……。

桑野　すいません、今のコメントはスルーしてください(笑)。

西島　えぇ～!?　共演者やスタッフさんとも打ち解けたところでクランクアップだったから、本当に悲しかったんだよ(苦笑)。いいカンパニーで作る作品は、きっといいものができるんだろうなって思えたし、初めての映画撮影で勉強することもたくさんあったし、いろんな意味で一生忘れられない思い出深い映画になりました。

――監督に言われた言葉で、演技のヒントになった言葉とかはありますか？

桑野　監督から「ここは、こうしてくれ」みたいなダメ出しは特になく、僕らがリハーサルの段階でアプローチした事を全て採用してくれるような柔軟な感じだったんですよ。逆に、何も言われなさ過ぎて不安になる時がありましたけどね。

――そういう時は、納得いくまで芝居について話し合うんですか？

桑野　そうですね。でも監督は「全然大丈夫だよ」ってニコニコしながら言ってくださるから、「ホントに大丈夫かな？」って思いながらやっていました。「思った通りやっていい」って言われた言葉を信じるしかないし、逆に「ここは、もうちょっとやってもいいんじゃなかな？」って試しにやってみた部分が使われていたりも……。そういった部分は、近藤監督とお仕事が出来て良かったなって思うところのひとつですね。

――なるほど。西島さんはどうでしたか？

西島　近藤監督は常に笑顔で、そこが映画初挑戦の僕にはとてもありがたかったです。今まで舞台しか経験が無いので、”映画監督＝怖い”っていうイメージだったんですよ。NGを出したら物が飛んで来るんじゃないかとか(苦笑)。僕は褒められて伸びるタイプなので、優しく見守られる感じでノビノビと演じさせていただけたのはうれしかったですね。

――タイトルが『ソラから来た転校生』ですけど、2人は転校の経験はありますか？

桑野　僕はないですね。

西島　僕、1回あります。小学校2年生の時に転校したんですけど、新しく入ったクラスに可愛い子がいるなと思ってドキドキしながら話しかけたら……男の子だったという苦い思い出が。

桑野　何？　そのコメディードラマみたいなエピソード！(爆笑)

――いよいよ5月18日から映画『ソラから来た転校生』が公開されますが、楽しみに待っているファンのみなさんにメッセージをお願いします。

桑野　ファンタジー作品と聞いて、「ちょっと、とっつきにくいかな？」と思う方もいるかもしれませんが、試写会で観て僕自身フッと高校時代を思い出して「こんな青春してたな」みたいな懐かしい気持ちになれたし、きっとどこか親しみが持てる作品だと思います。興味がある方は劇場に足を運んでいただきたいし、面白いと思ったらぜひ周囲の友達にもオススメして何度も観てください！

西島　すごく映像がキレイで、独特の世界観のある作品です。観て気に入っていただけたら、ぜひツイッターやブログで「いい映画だよ」って拡散してください。大勢の人に観ていただきたい映画です！

☆Information

映画『ソラから来た転校生』
シネリーブル池袋にて5/18(土)より公開他、全国順次公開予定
監督･脚本:近藤勇一
出演:星野利華、溝口 恵、桑野晃輔、西島顕人、岩井七世、菅 登未男、山村美智、相楽 樹、鮎川桃果、早乙女晴香、布施エレナ、岬乃じゅな、岬乃かのん、華月綾香、小日向 雪、永瀬晴菜、果夏、ほか。
公式サイト
http://www.itoh-c.com/sora/

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