- 2018-3-9
鹿賀丈史さんと市村正親さんが男性同士の夫婦役を演じる、ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』が東京・日生劇場にて3月9日に開幕を迎えます!
鹿賀さん&市村さんのゴールデンコンビが10周年を迎える今回の上演では、2人が演じる夫婦にとって最愛の息子、ジャン・ミッシェル役に木村達成さんが初登場。開幕前日に行われたゲネプロでの、ステージショットをお届けいたします。
『ラ・カージュ・オ・フォール(La Cage aux Folles)』は、1973年にジャン・ポワレ作のフランスの劇として誕生し、ストレートプレイでは仏演劇史上最長のロングランを記録。映画化に続き、アーサー・ローレンツ演出、スコット・サーモン振付によって1983年にミュージカル化がされると、1,761回の公演を行った初演ではトニー賞6部門、ドラマ・デスク賞3部門を受賞。その後もウエストエンド、ブロードウェイでのリバイバル上演では、トニー賞・オリビエ賞それぞれでの「ベスト・リバイバル・オブ・ミュージカル」を獲得するなど、数々の栄冠に輝く傑作ミュージカルです。
1985年に初演を迎えた日本版では、1993年から市村正親さんがゲイクラブの看板スター・ザザことアルバン役を、そして2008年からはゲイクラブのオーナーにして、アルバンと事実上の夫婦として暮らすジョルジュ役に鹿賀丈史さんが登場。2008年、2012年、2015年公演とも連日のスタンディングオベーションという大成功を収めた2人が、コンビ誕生10周年を迎えた今年、「ラ・カージュ」史上最高のゴールデンコンビとして4度目の夫婦役を演じます。
開幕前日のゲネプロ直前には、ジョルジュ役の鹿賀さんとアルバン役の市村さんが会見へと登場。約3年ぶりの上演に、華やかなドレス姿の市村さんを見つめた鹿賀さんは「相変わらずキレイ。キレイに化けるものだなと(笑)」とコメント。対して市村さんは「お化粧はしんどいし、衣装も重いけど美は我慢よ」と女性の口調でニッコリ、夫役の鹿賀さんについても「本当にいい声で私のために歌ってくれる。昔から変わらない」と語り、長年の夫婦の絆を報道陣へと見せつけます。
劇団四季での出会いから45年という盟友でもある2人。「20代の頃は、こんなに見つめ合って夫婦役を演じる日がくるとは思わなかった。今作では20年連れ添った夫婦を演じますが、実際にお互いの45年間を知っているというのは強みだと思います」と話す市村さんに、鹿賀さんも「芝居をしていても安心感がある。ちょっと違う球を投げてもちゃんと答えが返ってくる、ほかにはなかなかいない関係です」とコメント。さらに鹿賀さんは「この上演中は、本当に夫婦みたいなもの。お互いに思いやり、助け合っていきます」と、市村さんと笑顔を交わしながら語ってくれました。
【ゲネプロショット】
【ストーリー】
南仏サントロペのゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」のオーナーのジョルジュ(鹿賀丈史さん)と、看板スターの“ザザ”ことアルバン(市村正親さん)は20年間同棲し、事実上の夫婦として生活してきた。アルバンはこのところふさぎこんでいて、ショーの出番に遅れることもしばしば。愚痴をこぼすアルバンとそのご機嫌をとるジョルジュ―いわばふたりは倦怠期なのだ。ジョルジュには、24年前の過ち(?)から生まれた最愛の息子 ジャン・ミッシェル(木村達成さん)がいるが、アルバンが母親代わりとなって手塩にかけて育ててきた。そんなある日、ジャン・ミッシェルが突然結婚を宣言。その結婚相手が、よりにもよってゲイクラブを厳しく取り締まるべきだと主張する政治家ダンドン議員夫妻(今井清隆さん&森公美子さん)の娘アンヌ(愛原実花)で、家族揃って挨拶に来ることになったので、さあ一大事!
ジャン・ミッシェルはジョルジュに、一晩だけマトモな家族に見えるよう取り繕ってくれるよう懇願し、そのうえ、ずっと会っていない実の母親を呼んで欲しいと頼みこむ。それを聞いたアルバンは深く傷つくが、ジョルジュの説得によりジャン・ミッシェルの頼みを受け入れ、叔父として同席するために慣れない“男装”の訓練をするハメに。ところが、実の母親が急きょ来られなくなってしまい事態はさらに複雑に!
アルバンはついに、女装して母親としてダンドン一家と対面することを決意、馴染みのジャクリーヌ(香寿たつきさん)の店での食事会はひとまず大成功に終わるはずだったのだが…。
ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』は、東京公演が3月9日~3月31日まで日生劇場にて上演。続いて全国ツアー公演が福岡・静岡・大阪にて上演となっています。
ほか公演詳細は、Informationから公式サイトをご確認ください。
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☆Information
ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』
■東京公演
2018年3月9日(金)~3月31日(土) 日生劇場
■全国ツアー公演
福岡公演:2018年4月7日(土)~4月8日(日) 久留米シティプラザ
静岡公演:2018年4月13日(金)~4月15日(日) 静岡市清水文化会館マリナート
大阪公演:2018年4月20日(金)~4月22日(日) 梅田芸術劇場メインホール
■スタッフ
作詞・作曲:ジェリー・ハーマン
脚本:ハーベイ・ファイアスティン
原作:ジャン・ポワレ
翻訳:丹野郁弓
訳詞:岩谷時子・滝弘太郎・青井陽治
演出:山田和也
オリジナル振付:スコット・サーモン
■キャスト
ジョルジュ 鹿賀丈史
ザザことアルバン 市村正親
ジャン・ミッシェル 木村達成
アンヌ 愛原実花
ハンナ 真島茂樹
シャンタル 新納慎也
ジャクリーヌ 香寿たつき
エドワール・ダンドン 今井清隆
マリー・ダンドン 森公美子
他
≪公式サイト≫
http://www.tohostage.com/lacage/index.html