2018-1-12

スーパー戦隊シリーズ最新作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』キャストお披露目イベントが1月12日、東京ドームホテルにて行われました。

今回で42作目となる今作は、史上初「2つの戦隊」が一つの番組に登場！　快盗戦隊ルパンレンジャーは犯罪者集団＝ギャングラーによって消された大切な人を取り戻すため、盗まれた謎のお宝“ルパンコレクション”をギャングラーから盗り戻す戦いに身を投じ、警察戦隊パトレンジャーは平和を脅かすギャングラーから人々を助けるために結成された国際特別警察機構戦力部隊で、ギャングラーを倒すだけでなくルパンコレクションを押収する任務に就く。「快盗」と「警察」が、時に激突し時に共闘する、毎回がクライマックス、毎週がデラックスなスペシャル仕様の作品になっています。

注目の主要キャストは以下の通り。

伊藤あさひさん（ルパンレッド/夜野魁利役）
濱正悟さん（ルパンブルー/宵町透真役）
工藤遥さん（ルパンイエロー/早見初美花役）
結木滉星さん（パトレン1号/朝加圭一郎役）
横山涼さん（パトレン2号/陽川咲也役）
奥山かずささん（パトレン3号/明神つかさ役）

この日行われたキャストお披露目イベントには以上の6人に加え、謎の執事・コグレ役の温水洋一さんの計7人が登壇しました。

(左より)奥山かずささん、横山涼さん、結木滉星さん、伊藤あさひさん、濱正悟さん、工藤遥さん、温水洋一さん

伊藤さんは、昨年放送のドラマ「先に生まれただけの僕」などに出演した2000年生まれの17歳。「長い戦隊シリーズに出演できてとても光栄です。2000年代生まれのレッドは初めてということで、作品としてもいいスタートを切りたいです」と意気込みを語り、「正直、レッド役になるとは思わなかったんですけど、レッド役を掴もうというのはありました。今回2人のレッドになりますが、今は協力して引っ張っていこうという話をしています」とレッド役としての自覚を誓っていました。

ルパンレッド/夜野魁利役の伊藤あさひさん

濱さんは、映画「人狼ゲームプリズン・ブレイク」やNTV「ZIP!」などの出演経歴がある23歳。「アクションをするとすぐに筋肉痛になって、次の日はロボットみたいな歩き方になって、周りから突っ込まれています」とルパンレンジャー最年長ならではの話を披露。また、「絶対に渡せない自分だけのお宝は？」というフリップで答える質問には、どこの現場でも褒められるという理由で「声」と選んでいましたが、他が続々と模範解答的なコメントが続くと、いてもたってもいられなかったのか「書き直してもいいですか？」とポツリ。

ルパンブルー/宵町透真役の濱正悟さん

工藤さんは、昨年までアイドルグループ「モーニング娘。」のメンバーとして活躍し、今作が女優転向後初作品。「5年前、スーパー戦隊シリーズに出たいことを先輩の真野恵里菜さんに話をしたら、『5年後ぐらいに叶うんじゃない？』って言われて。真野さんは凄い予言者かなと思うくらい驚きと喜びがありました」と仰天エピソードを披露。

ルパンイエロー/早見初美花役の工藤遥さん

結木さんは、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」”進化の夏”や映画「一礼して、キス」などで活躍する23歳。オーディション翌日、事務所に呼ばれた結木さんは「何かやらかしたのかと思って、会議室に入ったら、マネージャーから書類を渡され、真顔で『こういうことだから』と言われて、クビにされるのかと思って書類を見たらパトレンジャー合格の内容で、ホッとしたという気持ちでした」と当時の心境を語りつつ、「これから子供たちのヒーローになるという責任感が増しました」と警察戦隊らしく気を引き締めていました。

パトレン1号/朝加圭一郎役の結木滉星さん

横山さんは、ドラマ『仮面ティーチャー』や映画『風に立つライオン』など主に映像作品に出演する22歳。警察戦隊では先輩に怒られるシーンが多いそうで、「つかさ先輩が僕のことをパンと叩く芝居があったんですが、弱い叩き方だったので、『強く叩いていいですよ』と言ったら、次から本気で叩かれて、真剣に痛い思いをしました」と撮影中のエピソードを語ってくれました。

パトレン2号/陽川咲也役の横山涼さん

奥山さんは「第1回ミス美しい20代コンテスト」で準グランプリを受賞するなど、主にモデルとして活躍。実は父が警察官だそうで、「合格した時は早く父に伝えたいと思いましたし、小さい頃は警察官になりたいと思っていて、大きくなってからの夢でもある女優と2つ同時に夢が叶って本当に幸せです。わからないことは父に聞いてアドバイスをいただこうと思います」と笑顔で答えてくれました。

パトレン3号/明神つかさ役の奥山かずささん

作中ではライバル関係ですが、普段は6人とも仲が良いそうで、「次のシーンについての話もしますが、たわいもない話もしたりして、空き時間には“お絵描き伝言ゲーム”で遊んでいます」と撮影中でのエピソードを結木さんが話すと、伊藤さんが「“お絵描き伝言ゲーム”しているってい言っていますが、彼が一番絵がヘタなんです」と暴露。「僕はふざけていないんですけど」と否定するものの、横山さんから「自覚がないところが面白くて、自信満々で渡してくるんです」と釘を打たれ、追い打ちをかけるように伊藤さんから「相当天然です」と指摘された結木さん。「そうですね……」と返すのが精一杯でした。

「絶対に渡せない自分だけのお宝は？」という質問に答えた6人

質疑応答の場面で、「戦ってでも手に入れたい宝物や能力は？」という質問に、伊藤さんが「まだ学生なので、台本やテスト勉強を覚える時に、瞬間暗記能力みたいなのが欲しい」、濱さんが「見たいテレビや映画の録画たまっているので、眠らない体が欲しい」、結木さんが「朝弱いので、遅刻しないために瞬間移動の能力が欲しい」と楽する能力が欲しいことを口にすると、「みんな楽しようとしすぎじゃない？これお仕事ですよ！」と工藤さんが強烈にダメ出しをする場面も。また奥山さんは「今まで生きてきて、世界の人々が感じたことを自分の中に取り込めれば世界が広がるんじゃないかなという理由で、世界中の人と話せる能力が欲しいです。でも、ここに来ていると一番大事なのは冷静さだなって思いました(笑)」と会場を和ませていました。

ルパンレンジャーの名乗りシーン

パトレンジャーの名乗りシーン

さらに「ルパンレンジャーとしてパトレンジャーに負けないことは？」という質問に伊藤さんはズバリ「若さです」と断言。工藤さんも「私たち筋肉痛はこないので」と自信満々に答える中、ルパンレンジャー唯一の20代の濱さんは「がんばります」と低音ボイスで回答。また「パトレンジャーとしてルパンレンジャーに負けないことは？」に、結木さんは「若さでは負けますが、団結力では絶対にパトレンジャーの方が強いと思います」と対抗意識を口にしました。

そして最後の代表挨拶では、伊藤さんが「僕ら快盗戦隊として、子供たちや視聴者の皆さんのハートをクールに盗むことを予告します」、結木さんが「視聴者のハートを盗むのは許しますが、快盗戦隊を僕らが絶対に捕まえることを誓います」とそれぞれライバル心を燃やしつつ、イベントは終了しました。