2013-3-29

3/27（水）東京・新国立劇場小劇場にて、舞台『国家～偽伝、桓武と最澄とその時代～』が公演初日を迎えました。

最澄役の遠藤雄弥さん(左）と桓武天皇役の河合龍之介さん

藤原氏と皇族の権力闘争や仏教勢力の拡大で腐敗した時代に、朝鮮人の血を引く桓武天皇が即位し「腐敗した都を捨て、新しき都を」と改革を断行。旧勢力の反発を招くが、そんな彼に志高き若者・最澄が味方となり、新しい国家にふさわしい「新しい精神」を生み出そうとしていた。男たちの正義と欲望がぶつかりあい無数の血が流れるなか、「国家」とはなにか。「国家」とはいかにあるべきかを問う――。

“この世で最も澄んだ男”の名を持つ僧侶・最澄役に遠藤雄弥さん、平城京から長岡京そして平安京へと遷都を行った桓武天皇を演じるのは河合龍之介さん。最澄と桓武天皇の、魂で結ばれた友情に、思わず胸が熱くなります。なにより最澄として悟りを開いてからの、遠藤さんの表情は圧巻！演技を越えて神々しくさえ感じられました。

さらに歪んだ正義に撮り取り憑かれる若き僧侶の役に山田悠介さん、桓武天皇に仕える征夷大将軍・坂上田村麻呂役に阪口りょうさん、安殿親王役に真山明大さん、南羽翔平さんら若手実力派俳優の熱演も見どころとなっています。

ほかにも、女優の本仮屋ユイカさんの妹で、4月から東海テレビのアナウンサーとなる本仮屋リイナさんや、生田斗真さん主演映画『人間失格』などで有名な映画監督・荒戸源次郎さんが、66歳にして舞台初出演。また“歴ドル”の小日向えりさんが劇中に本人役で登場し解説を担当しています。

公演は3/31(日)まで。

☆Information

『国家-KOKKA-～偽伝、桓武と最澄とその時代～』
日程:3/27(水)～3/31(日)
会場:新国立劇場小劇場(東京・初台)
作･演出:松枝佳紀
出演:遠藤雄弥、河合龍之介、本仮屋リイナ、山田悠介、真山明大、坂口りょう、南羽翔平、縄田智子、神木優、平子哲充、池内ひろ美、藤波心、小日向えり、ナカヤマミチコ、川上史津子、赤星満、市場紗蓮、内田明、江藤修平、神山健太、周本絵梨香、田中結花、中山絵莉香、畠山智行、森野美咲、八木麻衣子、渡部直也、荒戸源次郎
チケット料金:S席\5,250 / A席\4,200 / 学生席\3,150(全席指定･税込)
※A席はサイドシート席となります。
※学生席は、高校生以下の学生のためのお席です。当日学生証をご提示ください。
(チケット取り扱い)
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