加藤和樹『SPICY BOX』インタビュー①「自身の原点回帰とも言える、ROCKテイストあふれる1枚が完成!」

  • 2017-10-18

10月18日に6曲入りミニアルバム『SPICY BOX』を発売した加藤和樹さん。
「テーマは“大人のROCK”。とにかくカッコイイものを作りたかった」という本作は、激しいギターサウンドが印象的な先行配信の表題曲「Myself」を含む6曲が収録された、刺激的(=SPICY)な1枚となっています。
楽曲制作の裏話やレコーディングエピソード、そして現在公演中のミュージカル『レディ・ベス』再演や2018年1月の主演ミュージカル『マタ・ハリ』に挑む心境など、3回にわたってたっぷりと語っていただきました。

そのPart①は――

10/7に33歳の誕生日を迎えた加藤和樹さん。歌声に大人の色気があふれています!

10/7に33歳の誕生日を迎えた加藤和樹さん。歌声に大人の色気があふれています!

【今回のミニアルバムのテーマは“大人のカッコイイROCKサウンド”】

――最初に、今回のミニアルバムのコンセプトからお話を伺えますか?

加藤 去年の春から今年1月にかけて発売した“恋の処方箋シリーズ”では、シンガーソングライターのCHIHIROさんに書いていただいた女性目線の曲を歌ってきましたが、今回は自分の原点でもある、ギターサウンドを中心とした“大人のROCK”をテーマに、「とにかくカッコイイものを作りたい!」という想いで作り始めました。

『SPICY BOX』初回限定盤ジャケット

『SPICY BOX』初回限定盤ジャケット

『SPICY BOX』通常盤ジャケット

『SPICY BOX』通常盤ジャケット

――ミニアルバムということで収録される曲数が限られる中、曲を絞り込むのは大変な作業だったのでは?

加藤 選曲の段階で“第一印象のインパクト”“メロディーが耳に残る”“自分が歌いたいと思う曲”をピックアップしていったのと、その間を埋める形で自分でも2曲作って……という感じです。

――6月のライブツアーで“新曲”として披露した2曲も収録されていますね。

加藤 曲を作る時は常にライブで歌うことを意識しているので、ミニアルバムの発売前に「Myself」と「I’ll be there」の2曲をライブで披露できたことで、よりお客様の期待値も高められたのではという手ごたえもありました。

――曲の並び順に関して、こだわりなどありますか?

加藤 とりあえず全曲完成したところで「並べて聴いた時に違和感がないか」「この曲の後ろにはこの曲が来た方がいいんじゃないか」というのはスタッフを交えて話し合い、何度も並び替えて聴いて、最終的に「自分はこれがいいと思う」というものを提示して、その意見を反映していただきました。オープニングナンバーはインパクトがあった方がいいということで、最初はリード曲の『Myself』を1曲目の候補にあげていたんですけど、聞かせどころはもうちょっと後にとっておきたいなとちょっともったいぶって(笑)「con・fu・sion ~心の叫び~」を1曲目にしました。今思えば、CDをセットして曲が聴こえて来る光景をイメージした時に「con・fu・sion ~心の叫び~」が一番イメージしやすかったんですよね。

――レコーディングで印象的だったことなど、何かエピソードはありますか?

加藤 今回は「カッコ良く大人の色気も醸し出したい」ということで、自分の一番気持ちがいいところのキーで聴かせられるように、意識して作った部分はあります。

――時として「自分が思う自分のいいところ」と、「人が思ういいところ」は違ったりするものですが、そういった部分でスタッフとの間にズレはなかったのでしょうか?

加藤 ディレクターの方とやり取りはしっかりと出来ていたので、意見がぶつかるような事はなかったですね。

――今回のレコーディングで加藤さん自身がテーマにしていたことは何でしょう?

加藤 スタジオという密閉された空間の中で歌っていると、どうしてもマイクとの距離を気にして「上手く歌おう」としてしまいがちですけど、本当はマイクの向こうにいるファンを想いながら歌わないとダメなんですよね。さっき「曲を作る時は常にライブで歌うことを意識している」と言いましたけど、レコーディングの時も常に「自分は誰に向かって何を伝えたいのか」を考えながら歌うようにしていました。そうじゃないと気持ちは届かないと思うんです。

――話はちょっと脱線しますが、レコーディングの時の必需品ってありますか? もしくは「こういうシチュエーションが歌いやすい」とかは?

加藤 これは結構昔からなんですけど、曲の雰囲気によって部屋の照明をちょっと暗くして歌います。例えば「I’ll be there」のようなちょっとダークな感じの曲を歌う時は少しだけ照明を暗くして、バラードの特は温かい照明にするなど工夫をしています。昔は暗くし過ぎて歌詞が見えないっていう失敗もありましたけどね(笑)。

――タイトルの『SPICY BOX』は、すぐに決まったものですか?

加藤 そうですね。今までもタイトルに意味を持たせて決めてきましたが、今回は“刺激”というところで、収録されている1曲1曲がスパイスのようにピリッと感じたり、聴く人によってはガツンと心に刺さるものなど、いろいろな“刺激”が味わえる曲が揃っているんです。なので比較的早い段階で『SPICY BOX』というタイトルに決まりました。今の自分が出せる最大限の魅力を詰め込めたし、届けたいメッセージもたくさんあるので、じっくり味わって堪能していただけたら嬉しく思います。

現在、ミュージカル出演の合間を縫って各地で発売記念イベントを開催中。
握手会や特典お渡し会のほか、ミニライブでいち早くミニアルバムの曲に触れる機会も。
日程・開催場所・イベント内容などは、下記Informationより公式サイトをチェックしてください。

~Part②に続く~

(取材・文/近藤明子)

☆Information

加藤和樹『SPICY BOX』
10月18日発売
【初回限定盤】TECI-1558 / ¥2,778+税 / CD+DVD
【通常盤】TECI-1559 / 定価:¥1,852+税 / CD
CD 収録内容(初回限定盤・通常盤共通)
「con・fu・sion ~心の叫び~」
「Myself」※TBS系「谷原章介の25時ごはん」10月度エンディングテーマ
「Heart Beat」
「君は Fragile」
「I’ll be there」
「to you」
DVD 収録内容(初回限定盤のみ)
「Myself」Music Video、メイキング映像
《公式サイト》
http://www.katokazuki.com/
《公式ブログ》
https://ameblo.jp/katokazuki-blog/
《公式Twitter》
@kazuki_kato1007
《テイチクエンタテインメント》
http://www.teichiku.co.jp/artist/kato-kazuki/

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