- 2017-10-5
「演劇で関西から日本を元気に 」をモットーに、関西随一の集客力を誇る劇団Patchの東京初進出作品、Patch stage vol.11「JOURNEY-浪花忍法帖-」が彼らの本拠地・大阪で9月29日に開幕、連日盛況を博し、10月8日まで上演されます。
今作は同一ストーリーを「霧ver.」と「虹ver.」の2バージョンでお届けする、劇団Patch初の役替わりキャスト公演で臨む渾身の意欲作。
スマートボーイズでは「霧ver.」の初日公演に向け行われたゲネプロの様子を、公式から届いたレポートと写真でお伝えします。
「JOURNEY-浪花忍法帖-」は、陰謀渦巻く戦国戦乱の世、大小様々な国が入り乱れる中、忍者大国・浪花の最初忍者である恵比三が城主の命で、ある一人の僧侶を敵国である安須真へと送り届ける旅に出るという、笑いあり涙ありの、クレイジー忍者旅物語(ニンジャーニーストーリー)。
敵対する二つの国の関係性をテンポよく説明しながらキャスト紹介を行う展開は、これから始まる本編を想像しながら楽しむには十分の満足度を与えてくれるのではないだろうか。
一人一人が剣舞やアクションをしながら巻物でキャスト紹介をしていく中、最後には一段と大きい巻物が登場し、タイトルを豪快に披露。
そこから小気味好い疾走感で進む本編もまた、エンターテインメントに溢れ見所満載である。
何と言っても眼を見張るのは殺陣だ。
最初から最後まで怒涛の展開を見せる殺陣の数々は圧巻の一言。
そして、それらの殺陣が劇団員8人のみで行われている事実にも驚かされる。
それぞれメインで演じるキャストはもちろん、アンサンブルを含め、重要な役どころのキャラクターまでも全て8人が演じ分けて展開しているという。
「一体何人いるんだ?」「何役やるんだ?」「どこまでやるんだ?」という思いにかられるほどに、熱量とがむしゃらさが前面に発揮された舞台だ。
それに加えての役替わりキャストである。
主役の恵比三(えびぞう)と、その恵比三の命を狙いつつ共に旅をすることになる忍者・弁才(べんさい)。
この二つの役を演じる役者が、「霧ver.」と「虹ver.」と入れ替わる形となっている。
命を狙う者と狙われる者、この2人の関係性が役が替わることでどのような見え方の変化をもたらすかを考えるだけでも、是非二つのバージョンを見たくなるものである。
劇団Patch史上最多のステージ数でお送りする新しい挑戦の数々。
千秋楽まで、目が離せない!
<あらすじ>
陰謀渦巻く戦国戦乱の世、大小様々な国が入り乱れる中、浪花と安須真(アズマ)の二大強国が西と東に君臨し、長きに渡り敵対関係を続けていた。
浪花に対し強烈な憎悪を抱く安須真は幾度となく隠密攻撃を浪花に仕掛けるが、それをことごとく撃破する浪花無敵の忍がいた……その名は恵比三(えびぞう)。
自らを最強最悪と謳うその忍に与えられた使命は、ある一人の僧侶の守護と敵国・安須真への文書の送達であった。
「ついに浪花が天下を取る時が来た!」と息巻く恵比三に手渡された一本の巻物〜浪花忍法帖〜。
恵比三は震える手で秘伝の巻物を受け取り、安須真城を目指すのだが、その行く手には安須真最強の忍・毘沙丸(びしゃまる)が立ちはだかるのだった。
迫り来る敵襲、毘沙丸との対決の行方、旅を共にする謎の僧侶……果たして恵比三は困難の数々を退けて遠く離れた安須真城へ辿り着くことが出来るのか!?
そして、この旅に隠された真の目的とは!?
劇団Patch第11回公演は、初の東京公演、初の役替わり公演でお届けする、クレイジー忍者旅物語(ニンジャーニーストーリー)。
大阪公演は、10月8日までin→dependent theatre 2ndにて上演。その後、10月20日から東京公演が控えています。
チケットほか、公演に関する詳細は下記Informationから公式サイトをチェックしてください。
☆Information
Patch stage vol.11「JOURNEY-浪花忍法帖-」
【大阪公演】
日程:9月29日〜10月8日
場所:in→dependent theatre 2nd
【東京公演】
日程:10月20日〜10月22日
場所:新宿シアターモリエール
原案:劇団Patch
脚本・構成/演出:我孫子令(劇団偉人舞台)
出演:松井勇歩、三好大貴、納谷健、尾形大悟、藤戸佑飛、田中亨、吉本考志、星璃
《オフィシャルサイト》
http://www.west-patch.com/
《公式ブログ》
https://ameblo.jp/patch-west/
《公式Twitter》
@west_patch