山本裕典が宮本亜門演出の「耳なし芳一」に挑む!橋本淳、益岡徹ら人気・実力を兼ね備えたキャストが集結!

  • 2013-3-9

KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督に就任した宮本亜門さんが、“我々はなぜ生きるのか、どのようにして生きるのか”というビジョンを実現する<NIPPON文学シリーズ>。今回第3弾として選んだのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)原作の「耳なし芳一」。

誰もが子どもの頃に「怖い話」「昔話」として触れたことがあるこの物語が、2013年4月13日(土)からKAAT神奈川芸術劇場にて舞台版「耳なし芳一」として上演されます。
台本には、劇団タカハの主宰で注目の若手脚本家・高羽彩さんを宮本亜門さんが大抜擢!初タッグの二人が、今回は舞台という形で皆さんを八雲の世界にいざないます。

注目の出演者には、ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」でブレイクし、近年では「桜蘭高校ホスト部」「GTO」「あぽやん~走る国際空港」などにも出演し、舞台では蜷川幸雄演出「トロイラスとクレシダ」での熱演が記憶に新しい、注目の若手実力派俳優の山本裕典さんが芳一役に挑みます。他には、モーニング娘。OGのメンバーで、卒業後は女優として舞台やドラマに出演している安倍なつみさん。「連続テレビ小説ちりとてちん」や「魔法戦隊マジレンジャー」などに出演し、舞台やドラマで活躍している橋本淳さん。映画や舞台、ドキュメンタリーやCMのナレーションでも幅広く活躍中の益岡徹さんなど、実力派のキャストが勢揃いしました!

宮本亜門(演出)
「耳なし芳一」は、2008年からずっとやりたいと思っていた作品です。
「NIPPON文学シリーズ」では日本が持つ本来の日本の心というものを探りたいと思っています。今回は、八雲が世界を巡った末にたどり着いた、目に見えないものと共存する日本の良さを感じてもらいたいです。八雲の過去や芳一の過去、二人が何に苦悩していたのかなどイメージを膨らまして創っていきたいと思っております。
人間の本質に触れ、人間の闇も素晴しいのだということを感じていただければと思います。稽古場は楽しくがモットーですが、今日、皆さんとお会いして、大丈夫!と確信しました。

山本裕典(芳一役)
皆さんと初めて共演させていただくのですが、ご挨拶させていただいて、何でも言い合えるような関係になっていけると確信しました。宮本亜門さんのことは、周りの俳優仲間から「すごく優しくて面白い人だよ」と伺っていて、ずっと一緒にやりたいと思っていたので、今回ご一緒させていただくことに運命を感じています。
芳一特有の演技や琵琶の演奏、昔の言葉遣いなど、課題はたくさんありますが、キャスト・スタッフの方々と出会えたことを大事にして、自分なりの芳一像ができればいいなと思います。ぜひ劇場にお越しください。

橋本淳(佐吉役)
皆さん初めての共演ですが、和やかな雰囲気で安心しました。
(オーディションを経て、今回の役が決まった橋本さん。その時の様子を亜門さんから「橋本さんは芝居がうまいですね。スポンジのように役に入っていく感じがよかったです。その場で決定しました。」と言われ、)ありがとうございます!頑張ります!
演じる佐吉という人物は、おっとりした静かな人だったのですが、昨日もらった台本では、少し変わっていたので、これから皆で作り上げていい作品にしたいと思います。

・「耳なし芳一のはなし」のあらすじ
阿弥陀寺に芳一という盲目の琵琶法師が住んでいた。芳一は平家物語の弾き語りが得意で、特に壇ノ浦の段は「鬼神も涙を流す」と言われるほどの名手だった。
ある夜、寺の和尚が留守の時、突然一人の武士が現わる。芳一はその武士に請われて「高貴なお方」の屋敷に琵琶を弾きに行く。壇ノ浦の戦いのくだりを演奏すると、皆熱心に聴き入り芸の巧みさを誉めそやす。芳一は七日七晩の演奏を頼まれ、夜ごと出かけるようになる。
和尚は目の悪い芳一が夜出かけていく事を不審に思い、寺男たちに後を付けさせた。すると芳一は一人、平家一門の墓地の中におり、安徳天皇の墓前で無数の鬼火に囲まれて琵琶を弾き語っていたのだった。
事態を案じた和尚は、芳一の全身に般若心経を写し、武士が迎えに来ても返事をするな、と堅く言い含めて夜を待つことになった。
その夜、芳一が一人で座っていると、いつものように武士(平家の怨霊)が芳一を迎えに来たのだが・・・。
経文の書かれた芳一の体は、怨霊である武士には見えない。やがて芳一の耳だけが闇に浮いているのを見つけ、「芳一がいないなら仕方がない。証拠に耳だけでも持って帰ろう」と耳をもぎ取って去っていく。
朝になって帰宅した和尚は、芳一の様子に驚き詫びるのだった。体に写経をした際、小僧が耳だけ書き漏らしてしまったのだ。
その後、怪我は手厚く治療される一方、この不思議な事件が世間に広まり、芳一は「耳なし芳一」と呼ばれるようになった。琵琶の腕前も評判になり、何不自由なく暮らしたという。

☆Information

<公演情報>
NIPPON文学シリーズ
宮本亜門演出『耳なし芳一』

公演期間
2013年4月13日(土)~21日(日)

会場
KAAT神奈川芸術劇場・ホール
http://www.kaat.jp/pf/miminashi2013.html

公演スケジュール
4.13(土) 18:00
4.14(日) 14:00◎
4.15(月) 19:00
4.16(火) 休演
4.17(水) 14:00/19:00★
4.18(木) 14:00
4.19(金) 19:00
4.20(土) 13:00★/18:00
4.21(日) 14:00

※開場は開演の30分前

◎の回は終演後の客席にて「アフタートーク」あり。(出演:宮本亜門)

★の回には託児サービス有。
公演一週間前までに要予約・有料。
マザーズ0120-788-222

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