8/26公開!映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』主演・松村龍之介SP③「心を許せる仲間が増えてきたことが幸せ」

  • 2017-8-26

伝説の剣戟(けんげき)バイオレンスアクションが実写映画化! 映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』が8月26日よりテアトル新宿ほかで公開されます!!

2011年にアニメ化され、“セーラー服の美少女が日本刀で戦う”という斬新な設定で人気を博した『BLOOD-C』シリーズは、2012年にアニメ映画『BLOOD-C The Last Dark』が公開され、2015年にはテレビアニメ版と劇場版の間を埋める作品として舞台『BLOOD-C The LAST MIND』が上演。
松村龍之介さんは舞台版オリジナルキャラクター、剣術の達人「蒼円(そうえん)」として出演し、主人公・小夜(さや)を追い詰める七原文人の腹心として熱い殺陣で観客を魅了しました。

今回の映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』の舞台となるのは、軍事政権下の戦前の日本のとある寒村。
本作で松村さんは閉鎖的な環境の中、外の世界に憧れを抱きつつも病に苦しむ姉の蘭を見捨てることが出来ず村にとどまる心優しい青年・蓮を演じています。

また本作は八神蓮さんはじめ、郷本直也さん、滝川英治さん、南圭介さん、友常勇気さん、石渡真修さん、宮城紘大さん、白柏寿大さんといったみなさんとの共演でも話題です。

映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』出演中の松村龍之介さん

映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』出演中の松村龍之介さん

スマートボーイズでは、本作W主演の松村龍之介さんに直撃インタビュー! 映画『阿修羅少女』の話はもちろん、5月に渡仏して参加したカンヌ映画祭でのレッドカーペット体験、デビューのきっかけや出演作に対する想い、俳優仲間との“ほのぼの”エピソード、そして今後の“役者・松村龍之介”について、たっぷり3回に渡り語っていただきました。

Part③は――

【しのぎを削るライバルばかりの中、心を許せる仲間が増えて来たことが幸せ】

――デビューは2013年。翌年には舞台『戦国BASARA3』-咎狂わし絆-で三代目の真田幸村役に抜擢され、松村龍之介さんの名前を大勢の方が知るところとなりました。周囲の反響はどうでしたか?

松村 反響は……正直、僕は分からなかったです。右も左も分からない状況で、先輩方に囲まれて「ただただやるしかない!」みたいな感じで必死でしたから、反響に耳を傾ける余裕が正直なかったです。

――そんな真田幸村とも長い付き合いになりましたね。現在上演中の斬劇『戦国BASARA』小田原征伐が7作目となりました。

松村 3年前は、まさか真田幸村役とこんなに長い付き合いになるとは思いもしなかったです。今年2月の公演で通算100公演目を迎えたんですけど、『戦国BASARA』に出演するようになって何人の武将(=キャスト)を見送ってきたのか数えたら20人を越えていてビックリしました。

――そんなに!

松村 僕の2.5次元舞台の“原点”であり代表作だと胸を張って言えます。

――とはいえ、自分の身長より長い2本の槍を使った殺陣は、相当苦労したと思います。

松村 そうですね。でも『戦国BASARA』の真田幸村役じゃなかったら槍を2本持って振り回すことはおそらくないと思うので、すごくいい経験になってます。最初の-咎狂わし絆-は吉岡佑さんとのWキャストだったんですけど、伊達政宗役は滝川英治さんひとりだったので、それって単純に考えて幸村役の練習時間が半分ずつになるわけじゃないですか。だから佑さんの殺陣を見ながらずっと稽古場の隅で繰り返し練習をしていました。佑さんが終わって次は僕の番と思ったら、英治さんが「え~、またやるの? もういいよ」って息を切らしながらボヤいてたのが印象に残っています(苦笑)。
ゲネプロには佑さんが出演されたので僕はぶっつけ本番で翌日に初日を迎えたんですけど、円陣を組んだ時に演出の西田大輔さんが「龍之介はゲネプロをやっていないけど、信じてやろうぜ!」って言ってくれたのが何より嬉しかったし、あの時の光景と身が引き締まる感覚は忘れられないですね。

――今でこそ同じ年や同世代のキャストが増えましたけど、-咎狂わし絆-は圧倒的に年上のキャストが多かったじゃないですか。初めての現場、慣れない環境、不安の中でどうやって共演者と打ち解けていったのでしょうか?

松村 確かに最初の頃は「年上の方たちになんて話しかけたらいいんだろう?」ってとまどいましたが、稽古が始まったらそんなこと言ってられませんからね。一瞬でも相手から目を離したらケガをするかもしれないし、逆にケガをさせてしまうかもしれない。そんな緊張感の中で皆さんとの絆が生まれたし、先輩方には本当にお世話になったし可愛がっていただきました。

「見どころは“おかっぱ”頭です」。それでいいのか、のすけ!

「見どころは“おかっぱ”頭です」って、それでいいのか、のすけ!

――出演当時、松村さんは19歳?

松村 オーディションの時が19歳で、舞台出演時は二十歳でした。

――改めてこれまでの俳優活動を振り返ってどうですか?

松村 良くも悪くも、すごく“運”が良かったなっていうのは感じますね。共演者との出会い、作品との出会い、何より仕事をいただけるのが一番すごいことだと思っています。2014年は舞台出演が3本だったけど、翌年には5本になり、去年は『残響のテロル』で、今年は『閃の軌跡』で主演を務めさせていただいて……。僕は才能があるわけでもないし、演技もまだまだ。特別スタイルがいいわけでもカッコイイわけでもない。そんな僕に声をかけてくださる方々がいることに甘んじることなく、更なる高みに行くためには自分をちゃんと律して磨き続ける努力をしないと足元をすくわれるなという危機感は常に感じていますし、今のうちに演技の引き出しをたくさん作って、魅力的な役者に近づくための準備をしないとダメだなって思っています。

――具体的に目指す役者像とは?

松村 日本人の俳優で一番好きな俳優さんは真田広之さんなんですよ。あの人のストイックさや戦い抜いて来た感じが顔に出ているのが魅力的で大好きです。

――顔の濃いところは似てるかも(笑)。

松村 あはは! なんか常に自分に対して厳しくいたいし、ずっと上を向いてのぼり続けていたいんです。人としても、芝居としても……。いつか自分も「好きな俳優さんは誰ですか?」っていう質問で名前が出るような人になりたい。人間としては別にどうでもいいんです。役者としてカッコ良ければ。

――人間としてもカッコ良くいましょうよ(笑)。

松村 仕事をしている姿がカッコ良ければ、自然とカッコ良く見えるものですから。「舞台上や作品で見るとカッコイイのに素は……でもそれが逆にカッコ良くない?」みたいに同性から言われるのが理想ですね。

――せっかくなのでプライベートのお話も聞かせてください。最近は斬劇『戦国BASARA』でも共演中の椎名鯛造さんと仲がいいそうですが?

松村 主従関係なので、常に稽古場では隣同士なんです。2人で沖縄旅行にも行きました。先輩と2人で旅行に行ったのは初めてです! 鯛造さんが沖縄に旅行に行くと聞いて、「俺も行きます!」ってノリで言ったんですけど、実際に行ったらめっちゃ楽しかった! 特に何をしたっていうわけでもないけど「こんな気を遣わない先輩がいるのか!」ってビックリしました。もちろんいい意味でですよ(笑)。鯛造さんのほかにも、最近心をさらけ出せる共演者が増えたのがうれしいです。

――限られた枠の中で仕事を取るため、役を取るためにしのぎを削っている世界で、心を許せる友人がいるのはいい事ですね。

松村 そうですね。鯛造さん(椎名鯛造)、アキ(塩野瑛久)、赤楚衛二くん、松井勇歩くん、コウシュウ(平野宏周)……真修(石渡真修)も好き。真修は久しぶり会ってもすぐにいつもの楽しいペースに戻れる安心感があります。あとマリオ(黒羽麻璃央)はライバルで、ワゴちゃん(和合真一)は飲み友達。逆に、なかなか地元に戻れない分、岩手の友達とは疎遠になっちゃってますね。たま~に帰省しても、家族との時間を大事にしたいのでほとんど家から出ないで呑んで寝てゴロゴロしながら愛犬ロクと遊んでいます。

――そんな休日のお父さんのような松村さんですが(苦笑)、年末には24歳の誕生日を迎えますね。

松村 二十歳過ぎたらあっという間でしたね。24歳かぁ……24歳は“無敵”な感じがしますね。

――え~っと……24歳のどこに無敵を感じるのかが伝わって来ません(苦笑)。

松村 24歳って20代前半にも後半にもどっちにもいける感じがしませんか? でも25歳はアラサーに片足突っ込んだ感じがするんですよね。

――男の人は、30歳が大きく意識が変わる節目の年なのかと思っていました。

松村 あ、そうみたいですね。言われてみれば僕も「30歳までに何が出来るだろう?」ってよく考えます。30歳かぁ……きっとあっという間になっちゃうんだろうな。

――最後に、映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』の公開を楽しみにしている皆様、今後の松村龍之介の活躍を楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。

松村 いつも応援してくださる皆様とお会いするのは舞台が多いんですけど、スクリーンで見る僕はいつもとは違って新鮮に感じていただけると思います。
この作品が役者・松村龍之介の新たな一面を知るきっかけになれたらと思うのと同時に、純粋に『BLOOD-C』の世界を楽しんでいただきたく思います。
ちなみにポスターで青野楓さんがセーラー服でポーズをキメていますけど、映像の中でセーラー服は着ていません(笑)。このビジュアルが発表された時に「俺、ずっと看病してたのに姉ちゃん元気じゃん!」って思わずツッコミました。それはさて置き、皆様の応援の積み重ねが、また僕が映画に出る機会につながると思うので、ぜひぜひ応援をよろしくお願いします!

映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』は8月26日より公開!

映画『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』は8月26日より公開!

~了~

(取材・文/近藤明子)

(c)Production I.G/CLAMP・ST/ASURA GIRL PROJECT.

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☆Information

『阿修羅少女~BLOOD-C異聞~』
2017年8月26日テアトル新宿他全国公開

監督:奥秀太郎
原作:Production I.G・CLAMP
脚本:藤咲淳一
出演:
青野楓 松村龍之介 古田新太 宮原華音
手塚とおる 八神蓮 田中要次 銀粉蝶 水野美紀 坂井真紀
郷本直也 滝川英治 南圭介 結城貴史 友常勇気
石渡真修 中山孟 時光陸 古波倉要 宮城紘大 吉川麻美 白柏寿大

《公式サイト》
http://www.asuragirl.com
《公式Twitter》
https://twitter.com/bloodc_stage
《松村龍之介ブログ》
https://ameblo.jp/matsumuraryunosuke/

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