2017-8-24

8月24日より開幕する舞台「四月は君の嘘」の囲み会見が、8月23日に東京・渋谷のAiiA 2.5 Theater Tokyoにて行われ、主演の安西慎太郎さんをはじめ、共演の松永有紗さん、河内美里さん、和田雅成さん、山下永夏さん、横井翔二郎さんが登壇しました。

(左より)横井翔二郎さん、和田雅成さん、安西慎太郎さん、松永有紗さん、河内美里さん、山下永夏さん

「四月は君の嘘」は、月刊少年マガジンにて連載された新川直司原作のコミックで、累計発行部数500万部を突破。2014年にTVアニメが放送、2015年には広瀬すずさん、山﨑賢人さん、中川大志さん出演で実写映画化されるなどの人気を誇る作品が、このたび待望の実写舞台化。
母の死をきっかけに演奏から遠ざかっていた天才ピアニスト有馬公生が、同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりとの出会いをきっかけに、再び音楽の道に戻っていく青春ストーリー。

会見ではまず、天才ピアニスト・有馬公生を演じる安西さんは、本番を直前に控え、「稽古ではキャストやスタッフが一丸となって死にもの狂いでやってきて、お客様にしっかり届けられる作品ができたんじゃないかなと思っています」と自信たっぷり。
さらに「音楽で傷ついた公生が音楽によってまた報われるということが共感できる部分があって、公生はいろんな人に出会って支えてもらって変化していく役ですが、僕個人としても、いろんな方に出会って、この役が出来ているなと感じています」と自らの演じる役と似ている部分を分析。

有馬公生役の安西慎太郎さん

ヴァイオリニスト・宮園かをりを演じる松永さんは「緊張していますが、ステージを見てさらに身が引き締まって緊張も増しました。かをりは、真爛漫で周りを巻き込むという性格というのはわかっていたんですが、稽古が始まってから、どのぐらい人を巻き込むのが大変かというのを実感しました。今まで練習したことを全力で走りながら頑張ります」とコメント。

公生と幼馴染みでソフトボール部に所属する澤部椿役の河内さんは、「ソフトボール部の強打者という役ですが、バットを振ったことがなかったので、強打者になるために野球経験者の安西さんや和田さんらに教えていただきながら、素振りの練習をしていました」と稽古場エピソードを披露。

公生・椿の幼馴染みで、サッカー部に所属し女子から絶大な人気を誇る渡亮太役の和田さんは、「さっき高校野球の決勝を見ていたんですが、あの熱さに僕たちも負けないようにこの作品作りをやってきたので、それをお届けしたいです。渡は公生に影響を与える人物だと思うので、渡としても和田雅成自身としても、公生そして安西慎太郎という役者に影響を与えられたらと思います」と熱く意気込みを語りました。

渡亮太役の和田雅成さん

今回が初舞台となる山下さんは「稽古が始まる前までは緊張していたんですが、何もできない自分を全部見せられたというか、素直に居られたので、この舞台に出させてもらえることができて、幸せだなって思いました」と心境を告白。

公生を目標にピアノを続けてきた相座武士役の横井さんは、「稽古のかなり早い段階で、これはかなり面白い作品になると確信を得て、みんなもそれを信じて突き進んできたと思っています」と自信にあふれる表情でコメント。

相座武士役の横井翔二郎さん

また今回の公演では、ピアノとヴァイオリンによる迫力の生演奏が見どころの一つとなっており、「役者と奏者が呼吸を合わせるという、出来そうで実は難しいなと感じました」安西さんが語ると、松永さんも「ヴァイオリンを触ったことがなくて、動きまで息を合わせるのが難しかったんですが、時間があればヴァイオリンに触ったりして、だんだんヴァイオリンが好きになりました」とそれぞれ感想を明かしました。