2017-8-13

俳優・植田圭輔さんの写真集『月刊植田圭輔×小林裕和』のリリースイベントが8月11日、東京・虎ノ門の発明会館にて行われました。

写真集『月刊植田圭輔×小林裕和』をリリースした植田圭輔さん

舞台＆ドラマ版『弱虫ペダル』真波山岳役、舞台『K』シリーズ・八田美咲役、ミュージカル『ヘタリア』シリーズ・日本役、舞台『おそ松さん on STAGE ～SIX MEN’S SHOW TIME～』チョロ松役、劇団シャイニング from うたのプリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』に翔ノ助役など数々の人気舞台作品に出演している植田さん。

今回の写真集は、『月刊』シリーズのプロデュースを手掛ける写真家・小林裕和さんによる、新世代の俳優シリーズ第4弾で、ブラックのスーツを身にまとった表紙が印象的な「悲しみ」をテーマにストーリーが展開。水辺での中性的な和装や、ペンキを使ったアートワークなど、現実の世界から心象風景まで、体当たりで表現しているなど、かつて誰も見たことのない植田さんを収めた一冊となっています。

イベントの間に、報道陣向けの囲み会見が行われ、植田さんは撮影時に着用したペンキをあびたつなぎ衣装で登壇。

自ら最高傑作だと思える作品になったという植田さん
「点数をつけるなら“100点”です！！」

オファーが来た時の感想を聞かれた植田さんは、「“月刊”シリーズは、前から知っていました。自分一人の作品づくりをさせていただけるということで、どうせなら写真集じゃできないことをやりたいという思いがありました。新しい自分を見せたいなと思いました。」と語り、テーマが“悲しみ”という点については「今回は笑顔というのもを封印したりとか、今まで見せたことのない表情や仕草など、『これ本当に植田圭輔なの？』と思ってもらえるような作品作りをしました。小林さんとは『写真を撮るのではなく、お芝居を切り取って欲しい』といったテーマで撮影しました」とコンセプトを説明。

撮影中で大変だったことについては、滝での撮影を挙げ、「5月に撮影したんですが、まぁ水温が低くて(笑)。衣装の中にウエットスーツを履いていたんですが、それでも寒くて。でも小林さんは関係なくビショビショになりながら奥まで入ってていって、本気で体を張っていたことが思い出ですね」と裏話を披露。

また、植田さんが最もお気に入りとして選んだペンキアートのショットは、「白壁に一発勝負でペイントしましたが、失敗できない状況で、一発勝負感では舞台の本番よりも緊張しましたね(笑)。自分の表情だけでなく、(ペンキをあびた)衣装にもこのチームが詰め込んだものが現れているんじゃないかと思って。今自分が表現したい瞬間というものを写真からも表情からも衣装からも全て汲み取っていただけるんじゃないかなと」と振り返っていました。

植田さんのお気に入りショット
「タイトルをつけるとしたら“自分自身”ですね」

東京と大阪で行われたリリースイベントには、計6回・合計1,500名の超満員のファンが詰め掛けたとのことで、「こんなに礼儀正しくて、本当に作品のことを思ってくれているのを改めて感じたイベントでした」とファンに感謝していた植田さん。写真集が発表された際は、同じ役者仲間やスタッフさんからの反響も大きかったそうで、「情報解禁された瞬間に和田雅成くんから『すごく綺麗です！』という内容のLINEが来ました」と、和田さんのレスの速さに驚いた様子でした。

現在、TVアニメ『王室教師ハイネ』では主人公ハイネの声を演じ、9月には同作舞台版への主演も決定し、映像・舞台・声優とオールジャンルで活躍している植田さんの俳優として今後やってみたいことを聞かれ、「以前からずっと“続けることに意味がある”と思っていて、自分が持っている最大限の武器が表現できる場所でやり続けることが自分が一番やりたいことなのかなと思っていて、きっと時代は変わっていきますし、その時に求められる中で、自分が旬でありたいなと思っています」とコメント。

さらに「もし次回写真集が出せるとしたらどんな写真集にしたい」という質問には、「今回はお芝居で勝負したい部分があったんですが、僕はモデルさんのような写真の撮られ方はまだ出来ないと思っているので、次はちゃんと写真で勝負したいなと思っています。ロケ地は、世界遺産とかいいですね」と次回作の野望を告白していました。