2017-8-7

映画「天秤をゆらす。」DVD発売記念イベントが7月15日、東京・タワーホール船堀にて行われ、丸井裕之役の廣瀬智紀さん、田宮治役の染谷俊之さん、青島豪志役の赤澤燈さんが登壇しました。

丸井裕之役の廣瀬智紀さん

田宮治役の染谷俊之さん

青島豪志役の赤澤燈さん

「天秤をゆらす。」は、万年モラトリアムなダメ男二人(田宮・青島)の成長を描いた「カニを喰べる。」「羊をかぞえる。」に続くシリーズの第3弾。「羊をかぞえる。」から登場したお人好しの丸井にスポットを当てた作品で、深い森の中にある秘湯を訪れた3人が、森の中を彷徨っているうちに様々な出来事に遭遇する青春物語。

今をときめく3人が勢揃い！

取材した第2部では、本編の映像を振り返りながら、当時のエピソードを語るトークコーナーがメイン。

と、その前のオープニングトークでは、夏にまつわる話を展開。
この夏楽しみにしているイベントでは、3人とも「夏祭り」で一致。廣瀬さんが「浴衣を着てみたい。境内をのぼって行ったりとか、アニメに出てくるようなシチュエーションに憧れます」と願望を口にすると、染谷さんから「じゃ、今年一緒に行きます？」と提案。するとMCのかおるさんは「3人がプライベートで行くなら、内緒にしないでブログとかでUPして！」とファンの気持ちを代弁し、大きな拍手を浴びていました。
さらに祭りの縁日でおなじみの金魚すくいに関連して、金魚を掬う道具名を出題され、廣瀬さんが自信なさげに小声で「ポイ」と答え、見事正解しますが、「ポイだけでよかったっけ？子供の頃の記憶だと、ポイ〇〇だった気がする……」とつぶやくと、赤澤さん「僕が知っているお祭りでは“ポイ”でしたね」と冷静に指摘される場面も。

花火大会の即興劇する廣瀬さん＆染谷さん、赤澤さんも横でお芝居中（？）

トークコーナーでは、本編を早送りしながら、気になるシーンがあったらVTRを止めて、話をするスタイルで進行。

田宮と青島が口論するのを見て、丸井がマジックで和ませるシーンでは、廣瀬さんのマジックが実は収録時間以上にやっていたことや、染谷さん＆赤澤さんの口ゲンカのセリフはほぼアドリブだったことなど、撮影の裏側を告白。

3人が死体を発見するシーンに関連して、「思わぬところで思わぬものを見つけたことがあるか」という質問に、染谷さんは「改札に小さい子供の靴が落ちていて、しばらくしたらTシャツが落ちているのを見ました」、赤澤さんは「自宅近くの路肩に食パンやなすびをよく見かけます」と摩訶不思議な体験を報告。
さらに染谷さんが「智紀ありますか？」と聞くも、「逆に最近見なくなったと思ったのは……」と、問いかけをスルーされた染谷さんはやや苦笑い。そんな廣瀬さんが答えたものとは「犬のフン」。続けて「子供の頃、原っぱとかでよく踏んでたんですよ」とまさかの告白に場内騒然でしたが、「踏んだ靴はきちんと洗っていましたよ」とのこと。

終盤で登場する滝のシーンでは、映し出される映像では想像できないくらい危ない場所での撮影だったそうで、「これマジで下に落ちたら死ぬんですよ」と染谷さんが振り返ると、赤澤さんも「“染ちゃんが滝に落ちたら……”というシミュレーションをしていて、染ちゃんが一瞬足下がグラつく場面があって、その瞬間は『あぁ、終わった…』って思いました」とコメント。命綱なしの撮影で、3人とも死を考えるくらいの場所でしたが、廣瀬さんは「(毛利安孝)監督が自ら実演していただいたから」という覚悟の気持ちで撮影に挑んだそうです。

そして子役2人との別れのシーンでは、3人が心霊体験をしたとのこと。
「子役の2人にバイバイと別れた後、『はい』って声が聞こえたので演技を止めたら、一人だけ智紀がまだ演技していて、少し経って智紀も演技を止めると俺らの裏に下がっていって、そこで監督から『はい！』って声が聞こえたんですよ。僕と燈は2回ともちゃんと聞いていたんですが、でも智紀は『言ってないよ』って言うので、『何で途中で止めて、裏に下がったの？』って聞いたら『虫がこっちに来たので、自然と避けただけだよ』って言うんです」と染谷さんが経緯を説明。赤澤さん曰く「智紀にとっては、心霊とか全く関係なかった」と結論付けましたが、なんとも不思議な体験をされたようです。